FM89.3MHz

劇場公開日:

解説

刑期を終えて組に戻ってきたヤクザが、ひょんなことからラジオのDJを務めることになるというコメディー。主演は、「SCORE」、「DEAD OR ALIVE」などで存在感を発揮する小沢仁志。監督は、「イツカ波ノ彼方ニ」の脚本を執筆した仰木豊。

2006年製作/93分/日本
配給:楽映舎
劇場公開日:2007年1月27日

ストーリー

15年の刑期を終えて、久しぶりに大川組に戻ってきた筋金入りのヤクザ、準次(小沢仁志)。しかし世の中はすっかり変わり、小学生が株を転がす時代となっていた。今どき携帯も使えない準次の新たなシマは、借金の形に押さえたミニFM局だった。頼りない舎弟の太郎(松浦祐也)を連れて、困惑しながらも歌舞伎町のラジオ局「FM89.3MHz」に向かう準次。するとそこでは萌え系アイドル・ゆかタン(浅川稚広)が一人でラジオを運営していたのだった。赤字続きで存続に危機にある「FM89.3MHz」。準次は歌舞伎町にいる昔の仲間に、スポンサーを頼む。しかし本番直前、DJのゆかタンは時間に間に合わなくなり、スポンサーのために仕方なく準次がDJをやることに。困惑する準次と取り乱す舎弟の太郎。ドタバタしながらも番組は進み、準次は本音を連発してゆく。しかしその過激なトークが話題となり、ついにゆかタンと二人でDJをすることになる。番組で抗争中の組同士を手打ちにしたり、人生相談に乗ったりと、徐々に人気を博していくDJ準次。歌舞伎町中の情報が準次のところに集まる中、準次の組では若頭の川端がご法度のシャブをさばいているという情報が入ってくる。その情報を得た準次の元に、命を狙う黒い影が近づく……。

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