オース!バタヤン

劇場公開日:

オース!バタヤン

解説

戦前から活躍し、「バタヤン」の愛称で親しまれている歌手・田端義夫のドキュメンタリー。2006年4月、90歳を目前にした田端は、少年時代を過ごした第2の故郷ともいえる大阪・鶴橋の小学校で、「田端義夫オンステージ」を開き、会場の体育館には全国各地からバタヤンファンが集まった。「かえり舟」「島育ち」といった時代を彩るヒット曲を、50年以上愛用しているおなじみのギターで歌う田端の姿をはじめ、菅原都々子、白木みのる、立川談志、寺内タケシ、小室等、千昌夫らへのインタビューや、田端の家族、マネージャー、ファンの肉声も収め、大スター・田端義夫の姿をさまざまな角度から描く。

2013年製作/95分/G/日本
配給:アルタミラピクチャーズ
劇場公開日:2013年5月18日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4

(C)ALTAMIRA PICTURES, INC

映画レビュー

5.0玄海ブルース、聴いてます

2016年2月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

歌そのものは置いといて、田端義夫本人の「歴史」をどう描くのか。

コンサート司会の浜村淳が全て語るのである。

いやしかしすごい。バッチリうまくいってる。巧妙な語り口で、田端義夫の生い立ちから幼少期の苦労、そしてデビューまで、手に取るようにわかるのだ!
これはもう、ドキュメンタリー映画の一つの発明と言っても良いのではないか。

関係者やファンの著名人のインタビューの使い方も、長すぎず、編集がうまい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
buckaroo

4.5見ないままだと、もったいない!

2013年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

6月7日、テアトル新宿で鑑賞。

4月に亡くなったバタヤン(享年94)。
映画は、ある意味、グッドタイミングでの公開、とも言える。しかし、あんまり話題になっていないし、客の入りもどうなんだ?

コチラへのレビューも僕が最初っていうくらい、見られていないのか…。

評者は、音楽といえば、ほぼロック、洋楽を中心に聴いてきた人間なので、演歌・歌謡曲どころか、日本の歌なんてダサイ…と長年思ってきた人間だ。
もちろん、バタヤンの歌も、そもそも世代が大いに違うので、聞いたことは懐メロ番組くらい。父親がレコードを持っていて、時々聞いていたのは覚えているが…。

その程度の知識と関心しかなかったが、日本の芸能界にそれなりの足跡を残した人がどう描かれているのかに関心を持ってみた。

そもそも、音楽系アーティストを描くドキュメンタリーにハズレはない。
これまで、何本か海外アーティストのドキュメンタリーは見てきたが、どれも面白かった、

本作も、亡くなる前、バタヤンの最晩年の現役時代ギリギリをうまく映像として残した、と思う。思い出を語る、それぞれの人の話の引き出し方も、合格だ。

日本のポピュラー音楽に少しでも関心がある人なら、ぜひ見ておくことをお勧めしたい。

音楽に関心の薄い映画ファン、映画に関心の薄い音楽ファン…それぞれを十分に満足させてくれる人間・バタヤンの魅力がスクリーンから伝わってくる。

作品としていいデキなんだから、もっと映画館に客が入っていていいんじゃないか。もし不入りだというなら、これをうまく宣伝できていないのが問題なんじゃないのか?

コメントする (0件)
共感した! 1件)
町谷東光
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る