インターステラーのレビュー・感想・評価
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IMAXフルサイズで初上映。水の惑星の広大さやワームホールの迫力が大幅にアップ
今回の再上映で初めて、日本でのIMAXフルサイズ(画面比率1.43:1)上映が実現。公開当時、海外まで見にいった人からの「フルサイズで見ると別の映画」という感想を目にしていたので楽しみにしていました。
地球での、トウモロコシ畑を車で突っ切りながらドローンを追いかけるシーンからフルサイズの絵力におおっと驚かされて、宇宙に行ってからは確かに公開時に見たときとは別物だと感じられる大スケールの映像が連発。画面の半分ぐらいが灰色の水で覆われた、水の惑星の途方もない異世界感や、ワームホールを使ってのワープなど、フルサイズの画面&大音響ならではの凄みがあって、鑑賞後は宇宙旅行に行ったようなグッタリ感を味あうことができました。
父娘の愛を縦軸にした大風呂敷の物語をSF的な仕掛けで見事にまとめあげ、ラストでエピローグ的に描かれるエモーショナルなシーンに不思議な感動がこみあげてくる作品です。
愛の探求
訳が悪いのかよくわかりませんが、会話のテンポや掛け合いが私の感覚に合わず、ノーランはこんな感じなのかと思ってしまいました。省略の描写も割と大胆で、この展開の早さというか、ジャンプは驚いた。私の理解はとても遅かった。
けれどラスト40分は凄かった。むしろ本作はこの40分だけでいい。これだけでノーランの天才さがよく分かる。そして思い描くイメージの凄まじさよ。
5次元世界では時間が物理的に存在する。
時間が時計で示されているものだけではなく、伸び縮みや複数存在することは、例えばハイデガーやレヴィナスを囓っていたり、体感的にも経験できることではありますが、ノーランはガルガンチュアにおける次元であのようにイメージしていると分かってとても興味深い。
ただそれを主人公の私的領域や家族愛に収束させるのは、ハリウッドのご都合主義や大衆娯楽に傾倒させたきらいがある。それがシネフィルや評論家に嫌われている原因なのかと勝手に邪推するが、別の次元の話なんだから別に楽しめばいいとも思ってしまう。
愛を「人間の発明」として、「観察可能な“力”」とアン・ハサウェイに語らせるノーラン。けれどこれも勝手な邪推だが、ノーランは人間のことを信用していないと思う。他人はもちろん、主観としての〈私〉も自分自身も。徹底的な懐疑。だからカメラや科学、編集といった「技術」に中心的な信用を置きつつ、でも完全には信用できていない。データや数字も嘘をつく。
アメリア
「愛には特別な意味がある(…)私たちには感知できない高次元につながる(…)愛は私たちに感知できる(…)時間も空間も超える(…)愛が未知の力でも信じていいと思う」
ノーランにとって、映画とは愛の探求なのかもしれない。映画も虚構だし、愛も虚構かもしれない。けれどその虚構の果てで私たちは感知できない高次元に繋がり、未知の力を感受できるかもしれない。それを信じて映画で体現したり、つくっているのだと思う。
少なくともノーラン映画をみた私はその力の一端を感受したように思える。アメリアのセリフを重要だと感じて、書き写す私ももしかしたらノーラン同様人間不信であるから、より感受できたのかもしれない。
時間の芸術とも言われる映画。アカデミー賞で監督賞を獲ったら、シネフィルや評論家に受け入れ始めるのかは定かではないが、ショットに流れる時間やショットの連係、イメージの生成を最も徹底的に考えているのはノーランだと思うし、やっぱり凄い。というか評論家は「理論にしばられすぎ」。もっと多くの人にみられ、面白いと言われることは素朴に価値を認めていいと思っている。
「重力」「親子の別れ」「人間不信」「トラウマ」「老いること」。重要なキーワードはみつけたような気がするからもっと探求していこうと思う。
王道的なタイムパラドクス作品
オッペンハイマーの予習を兼ねて視聴
なるほど、難解なところもあり言葉のチョイスは中々小粋
家族愛、自己犠牲
なるほど、アメリカでゴジラマイナスワンが受けたのは分かる気がします
オーロラの彼方へのオチってこんなんじゃなかったっけ?
これぞ映画
ワームホールや事象の地平線の通過などこんな感じかもと思わせてくれる映像の連続で、とても面白かった。
実際は違うかもしれない、事象の地平線の近くは潮汐力で引き裂かれるかも知れないけど、誰も見たことがないことを表現してくれる映画だからこれで良いのだ。
娘を持つ親としては色々感情を揺さぶられますが、良い体験をさせてもらいました。
宇宙の任務に着く方々はもう少し真面目な人が多いと信じたいですが映画だしね。
すごい映像の連続で私も異次元の追体験ができた良い映画でした。映画館で観ればよかった。
減点0.5は少しのご都合主義
アメリア(アンハサウェイ)さんは救いたい。
映像美
有名なのでずっと見てみたい!と思ってた〝インターステラー〟やっと見れて満足。あまりSF映画はみたことないけど、最高でした!
とにかく映像が綺麗で、宇宙とか星とか、ずっと見ているだけでも満足しそうなぐらい。良かったです。
科学の話だけど、やっぱり愛が大切みたいな部分もあって、うるうるした。
高揚感がなかった
好きなSFで謎があって見事に回収されていって、普通なら面白い!って思えるはずなのに、何故か興奮しないまま終わってしまった。
NASAの座標を見つけるシーンは未来からのメッセージだと思うんだけど、違うのかな?
バイナリのメッセージをどうやったんだろ?よく分からなかった。
他にも5次元の解釈がおかしい気がする。
1次元は線上
2次元は面上
3次元は空間上
時間の座標が追加されるのが4次元
ではないの?
我々は3次元で生きてるのかと思ってた。
よくわかってないだけのような気がするけどね。
ブラックホールに突入した後、あの格子状の空間に出るのだけれど、あれが5次元空間だとすれば、あの時間帯のあの家にどうやってたどり着けたんでしょうか?たまたま?
最後の最後で、たまたま?と思わせちゃうあたりがのめり込めなかった原因かもしれません。
荒廃した未来、希望を目指して
地球が荒れ果て、子供を置いて新しい星を探しに宇宙に出る。
家の本棚からメッセージが分かり、解体されたはずのNASAを見つける。そこでは、新しい星を見つける計画が進んでいた。人類を脱出させるA計画と見つけた星で人類を増やすB計画があり、すでに送った宇宙船により3箇所の候補があった。
最初は水の惑星で重力が強く、時間の流れが遅い。次は氷の惑星で送った隊員が生きていた。最後の惑星はアメリアだけが向かう。
主人公のジョセフクーパーは五次元の存在により救われ時間を超越する。
親子の愛が込められてる
宇宙の中でぐっすり
初見の意見です。SFをよく見るわけでもなく、宇宙の知識がほとんどない状態ではじめて見て、何の言葉か、何が起こっているのかわからず理解しようと頭を回転するのに精一杯で疲れてしまいました。映画の登場人物が視聴者を置いていき会話を進めているように感じます。中盤あたりは寝ました。評価が高く期待していたので少し残念。
解説を聞き、何回か繰り返してみたら感動する映画だとは思いますが、初見の人でもある程度理解でき、見飽きないような映画であることが本当に評価できる映画の条件だなと思います。
ですが、この映画に出てくる内容の9割が物理的に証明できることだと知り驚きました。そこはこだわっていてまた見たくなる大きな魅力になると思います。
壮大なスケールを土台にした愛の物語は大好きなので、この映画自体の評価がしっかり出来るようになるまで何回も見たいと思います。
ノーランパイセンやってんな!
まず映画でインターの付く作品て面白いのが多いのよ!
って話は良いとして 最初の???からの後半の伏線回収の時のウワ〜マジかよ感が半端じゃ無いのと男子以上に女子の涙腺崩壊率の高さが尋常じゃなくて周りの知り合いで20回とか見てる人マジで居ますからね。
あとインセプションやダークナイトレベルの最高のオチの付け方で余韻が凄いんじゃあ〜
マン博士はその名の通り人間の象徴なのだろうか…
もう何度鑑賞したか数えていないけど、観る度に覚える感動と気付なかった気付きがあって何回でも観てしまう名作。
農作物の疫病が流行って地球に人が住めなくなる時代に、次に人類が住める星を探しに行く元宇宙飛行士の話。
"起こりうることは起こる"というフィクションの中にノンフィクションを持たせるようなこのマーフィーの法則も、物語の中のクーパーのように私自身すごくお気に入りの法則になりました。
観る度にいい台詞だなと感じたり、映像に圧倒されたりするこの作品。
目に見えない誰かからのメッセージを感じ取り、行動に移す女性の強さと美しさが描かれてるところがとても素敵でスピリチュアルだと思った。
ブラント博士にしてもマーフィーにしてもそう。
愛をこんなにも理知的に描いた映画を観たことがない。
よーく考えてもやっぱりストーリーの細かい部分は難解で分からない。それなのにこんなにも観ていて心揺るがす物語はなかなかないと思う。
これが上映された時代に生まれて来ることができて良かったとさえ思える素晴らしい作品です。
時間を超える重力
ずいぶん前になるが、繰り返し繰り返し観た映画。
今回は色々思うところがあり見直し視聴をした。
フィジカルなパッケージものではなくiTunesで
購入済だったものだが見直して良かった。と思った。
一時期宇宙にぞっこんで次元を追求したことがあったが、
その時考えた次元は8次元までで、5次元以降を見直すこともできたし、何よりも視聴後のその日に知った出来事の
自分なりの消化も上手く行きそうだし見直しキッカケに
感謝したい。テネットは猛スピードで視聴体験は終わったが、次のノーランはまたじっくり味わえそうだ。
インセプションと合わせダブルインなインターステラ◎
良い映画です:)
ノーラン最高傑作!!
「ダークナイト」がついに自分の中におけるノーラン最高傑作の座をこの作品にゆずりわたした。
凄まじい映像は「2001宇宙の旅」を思い出させる。
最初の水の惑星への上陸シーンはアイスランドで実際に撮影。それに加えて環境問題とか取り入れつつ、細かいところまで正確に作ってるのがほんと尊敬。
この映画で好きになった1番の俳優は主演のマシューマコノヒー。技術者と父親の両面をもった1人の人間をうまく演じていたと思う。文句つけるなら、途中で出てくるアンハサウェイの"言い訳"はダサいと思う。何言ってるかよくわからんかってイライラした。
この映画の凄いところは、この映画の脚本書くために弟のジョナサンノーランがカルフォルニア工科大学で相対性理論を学んだところとかエピソードが豊富ってところもあるけど、何よりも軸が明確だということ。
主人公は最後四次元超立方体テサラクトとかいう訳のわからん世界に行ったけど、そこでも娘をめちゃくちゃ想っていたこととか、その想いが娘に通じたところとか。SF映画なのにサスペンスというよりか家族愛を描いた作品ってところが秀逸だと思う。
技術とか哲学とかを重視していた「2001」よりも、人間をテーマに描いた話の内容に親しみを覚えやすかった。マン博士はマット・デイモン。マン博士も中々癖のある役で面白かった。
都合よすぎで楽しめない
U-Nextで評価が高かったので見ました。正直期待はずれ。ストーリーが粗くて、都合よすぎ。NASAの研究所へ至る過程、身体検査や訓練や学習もほぼ無しでいきなり宇宙飛行士で出発するのは無理でしょ。機器も最新になっているのだし。地球が砂嵐で覆われて、食料も育たなくなった理由は何?未知のワームホールも先発隊がいるにしても、同じ所に到達できるの?訪れて調査するにしても、いきなり上陸でいいの?回収するにも、探知器とかでロボットで可能?上陸していきなり津波?先遣隊のマット・デイモンは、何がしたいの?自分が戻っても地球は滅びるだけなのに。ブラント博士(アン・ハサウェイ)と道が分かれるにしても、相談せずに勝手に決めるって絶対やっちゃいけない。結果、どうなったか。ガルガンチュワに引っ張られる力を使うにしても、恐ろしく精密な計算とタイミングが必要だが、それを手動でって無理じゃない?何か高次の存在が協力しているにしても、五次元世界に人間が入って、更に都合がよく、自分の家の本棚に繋がっていて、娘に信号を送るってどうなの。しかも、送られてきた信号が、父からの物と仮定しても、何に関わる情報かは解読が大変だと思うのだが。
映像は綺麗で、宇宙船や機器も良くできているし、時間の進み方の違いを題材にしているところも面白いが、宇宙での旅をあまりにも都合よく描きすぎているのが難点。それもあって、感動には繋がらなかった。
高度な授業を受けてるみたいで頭フル回転になるがなかなか知的で面白い
まずこの話は、“マーフが有能すぎる“ この一言に限る。
人類を救ったのは勇敢な探検クルー達と主人公のおかげもあるが、
マーフのファインプレーなしではプランAは到底可能にできなかっただろう。
普通の一般人ではただ本が落ちたり時計の針がピクピクしてるくらいではあんな解読の思考すら湧かない。
最後はプランBの実現も希望の光が差して終わりは気持ちがいいものがあった。
全体を通して宇宙の神秘や科学、そして愛の無限の可能性を考えさせられてなかなかに知的で面白かった。
“愛というものは時空を越える“
恋人も家族も子どももいない人にとっては、
(アメリカ映画は戦闘ものだろうが何だろうがいっつも愛だの恋だのばかりこじつけてしゃらくせぇな)とも感じるが
そう信じたいと思えるほど美しいものなのは分かる。
科学では証明できないものはこの世界にいくつもあるのは事実だ。
宇宙についての探究は興味深くてワクワクするものがあるからもっとこういう映画が増えるといいな。
映画館でエヅきながら泣いたの唯一
■良い点
- 宇宙物理学に基づく決めの細かい設定
- 展開が美しい
- 映像が美しい
- 家族愛
■悪い点
- (考え中)
SFモノは本当に当たり外れが大きくて、近年良作は記憶にないです。
だいたいSFテイストメロドロマで、ちゃんと作ってもどうせわからないでしょ?
みたいな少し小馬鹿にされた設定やストーリー展開が多い(気がします)
なので、見始めたときも全然期待してなかったです。
本格SF映画で家族愛なんか描けないんですよ。と思いながら映画泥棒の映像をみていました。結果エヅきながら鳴くという人生初体験をしてしまいました。
すごいちゃんと作られて、後から考察動画などをみて知るのですが、ギリギリのところで無理はあるけど物理学上破綻のないところでストーリーを構成しています。(最初の星から帰る辺りですね)
結局言いたいのは クリストファー・ノーラン スキ❤ ですね。
現代には珍しく想像力がテクノロジーを超えている傑作
相対性理論の思考の中ではこんなストーリーも存在できるのかと目からウロコがこぼれました。
ノーラン監督の想像力に感謝と感動を貰いました。
一部矛盾のような違和感を感じたりもしましたが、それは私の既成概念のせいだと思わせるだけのスケールの大きな物語でした。
今思えばクリストファー・ノーラン監督作品は、いつも架空の世界。 嘘...
今思えばクリストファー・ノーラン監督作品は、いつも架空の世界。
嘘の世界をリアルに映画にする。
宇宙がないと知った今でも話の内容が素晴らしいので大好きな映画です。
全840件中、1~20件目を表示