麦子さんと

心理的にしんどい時期だったので、ぬるさ加減がちょうど良かった。

堀北真希のイメージから、超然として落ち着いた雰囲気のヒロインかと思ったが、実際は意外に短気で怒りっぽいのが新鮮。
タイトルでは「麦子さん」とあるが、誰も「さん」付けでは呼んでいない。
なぜこのタイトルになったのだろう。
あと余貴美子が実の母親ではなく、義母だと勘違いしていたのは私だけだろうか。
まず母親の納骨で故郷を訪れるシーンがあって、その後に余貴美子が登場したので、時間を遡っているとは思わなかった。
また、若い頃に堀北真希そっくりだった母親が２０数年後に余貴美子になっているとは信じられなかったので。
いずれにせよ、蒸発した母親の印象が次第に良くなっていくのはよかった。

出演者全員があったかくて健気でした。
堀北真希と麻生祐未、好演でした。
赤いスイートピーがとても胸に沁みました。
凄く良かったです。

兄弟の感じがいい。
ただ、さすがにそっくりとはいっても昔すぎるでしょう、とは思う。
あのちやほや感は何ともね。