アップサイドダウン 重力の恋人のレビュー・感想・評価
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繰り返寝落ちしてしまう
三日間くらいかけて何とか鑑賞することが出来た。多分自分には合わない作品だったのだろう。何度見ても、繰り返し寝落ちしてしまい、全然先に進めない。
二つの星にそれぞれ逆の重力があるという設定は面白いと思うが、ストーリーがチープ。キルスティン・ダンストは、前触れもなく記憶喪失から回復するし、ジム・スタージェスの顔はいつも笑っているように見えて、シリアスなシーンが馴染まないし。
何とも言えない微妙な作品。
真逆の世界で引き合う恋の引力
重力が上下に引き合う世界。
“上の世界”と“下の世界”の男女の恋を描いたSFファンタジー・ロマンス。
以前見た吉田康裕監督のアニメーション「サカサマのパテマ」とまさかのネタ被り。
同作を見た時、本作も合わせて見ようと思いつつ、結局今頃になってようやく鑑賞。(もう一年以上も経ってるんだけどね…(^^;)
アニメならまだしも、実写でこの世界を表現するとなると、やっぱりユニーク。
“下の世界”から見れば“上の世界”は上下サカサマで、“上の世界”から見れば“下の世界”が上下サカサマで…「サカサマのパテマ」同様、時折頭の中がくるくるこんがらがる。
同じ室内で上下サカサマで仕事するシーンはユニークを通り越してシュール(笑)
(下の世界から見た)空に広がる都市などのビジュアル、幻想的な映像、加えて細かい設定やルールもあり、この世界観に目を見張る。
話は“重力違い”の「ロミオとジュリエット」。
かつて出会った“上の世界”の女性エデンが忘れられない“下の世界”の若者アダムが、唯一上下の世界を通じる大企業に就職し、そして遂に再会を果たすが…。
「ロミオとジュリエット」に韓流ドラマのような記憶喪失。
それでもエデンにアタックし続けるアダム。
上下世界の者同士の交流は禁じられている故、ただ会うだけでもあの手この手駆使しての一苦労。
切ない胸キュンラブストーリーになりそうだが、(ネタバレで)エデンの記憶も突然戻ったりして、ここら辺もうひと踏み込み欲しかった。
上の世界=富裕層、下の世界=貧困層の格差社会、アダムが研究している老化を若返りさせるピンク・パウダーなどもちょっとおざなりになってしまったのが惜しい。
キャストでは、アダムの“上の世界”の同僚の中年社員役のティモシー・スポール。
愛想いい顔しても“上の世界”の人間だから実は…と思っていたら、最後までいい役だった(笑)
「サカサマのパテマ」は冒険活劇要素もあるのでスケールや面白味はそちらにちと軍配上がるが、実写で描かれた上下サカサマ世界だけでも一見の価値あり!
発想は良いし、世界観も素敵だし、映像もきれい。 それだけに最後のや...
発想は良いし、世界観も素敵だし、映像もきれい。
それだけに最後のやっつけ仕事感が切ない。
もう少し何かがあれば、物凄い名作になれたはずなのに。
ストーリー自体も素敵なんだけど、尺が足りないというか。何か物足りない気持ちになります。
悪い映画じゃないだけにそこが口惜しい。
不思議な世界観からの映像美
複雑な世界観を忠実に映像化していたような気がします。映像もきれいでまさにSFって感じでした。最初のつかみも自分的にすごく好きだったしストーリーもまぁまぁな出来だったと思いますが、なぜか眠くなってしまいました。
自分のコンディションの問題かな。
ラストはあまり府に落ちませんでした。愛が運命を変えるというメッセージであるとしてもちょっと無理があるんじゃないかと。
製作者の気持ちがストレートに伝わってくるのに好感
物理的にあり得ない設定なのでどうしても矛盾が出るし話も結構雑なんだけど、CGの作り込みが綺麗でかつ製作者の「こんな絵が撮りたい!」という気持ちがストレートに伝わってくるのに好感。
設定が映画向きでない
まず、キルスティン・ダンストのファンとして一言。この映画では、彼女の魅力が引き出せてない! それが残念!
そして、映画ファンとして一言! この設定は映画向きではない! それが残念!
えっと、上向きと下向きの二重重力が支配する惑星で、上下に引き裂かれた二人の恋愛ものというSFなのですが、これ映画の映像向きではない設定だと思いましたね。なんといっても、いろんな場面で、上に人が張り付いているわけで、そっちにばかり目がいってしまって、登場人物から視点がずれてしまうんですよ。この映画的無理を、あまり意識しないで作っているように思えて、それが残念でした。冒頭の方で上の世界に住むキルスティン・ダンストのダンスシーンなんかがあるんですけど、そことか、キルスティン・ダンストの踊りよりも、上に張り付いている(つまり下の世界の人々)人がチラチラと映るから、そっちに目がいってしまうんですよ。それに、ダンスシーンそのものの演出もあんまりうまくないし・・・
あとは、単純に、もうちょっと二人の心の機微を丁寧に描いてほしいなぁと。これは設定の問題でなく、脚本かなぁ・・・
うーん、キルスティン・ダンストを見て幸せな気持ちになるかなぁと期待して観たんですけど、私的には残念な経験になってしまいました、はい・・・
楽しかった
重力で引き離された世界が向かい合っているという世界観がとても面白かった。地球とは別の世界なのだが、自転車や自動車、ビルなどはあるし電話もある。インターネットや携帯はないようであった。そのためなかなか連絡手段がなくて大変そうだった。現代になぞらえて考えれば、北朝鮮と韓国のようなものだろうか。
主人公はそんな区分けされた世界を何度も割と気軽に行ったり来たりしていて、ロマンを感じさせた。反重力の描写が楽しかった。
ヒロインのキルティン・ダンストが元からあんまり可愛くない上に、けっこう老けてしまった。もうちょっと内面の魅力を強調してほしかった。記憶喪失だし、ひょうきんな性格でもなく、特に何が素敵であるというわけでもなかった。
下の男が上の女とセックスしたら、突っ立っているだけで精子が全部上に行くのでそれは双子でも簡単に妊娠しそうだ。むしろ双子でよく済んだものだと思う。精子がずっと体内にとどまりそうで怖い。
二人を隔てるのは重力
反対の重力が作用する双子の惑星。
エデンは“上の世界”に、アダムは“下の世界”に生まれ、そして出会う。
ラブ・ストーリーはお互いを隔てる壁をどう乗り越えて行くか、なぜ乗り越えられなかったで物語が出来ているが、ここで二人を隔てるのは、それぞれ反対に作用する重力と格差。
下の世界の石油を採取する上の世界は電気に変え不当な価格で下の世界に売りつけている。
繁栄を謳歌し裕福な上の世界と、支配され荒廃する下の世界。
この設定、世界観が新鮮。
重力は人間には変えようがない高い障壁になるし、逆さまの世界はビジュアル的にも面白い。
確かに、設定された法則に反する描写もあるが、それでも尚ここに描かれる世界観は魅力的だと思う。
二人が手を繋ぎ、抱き合えば、そこは無重力状態。恋する二人の夢心地とシンクロする。
残念だったのは、終盤展開を急ぎ過ぎてしまっていることで、最終的に二人が一緒にいるために何をどう乗り越えるかは、もう少し丁寧に描いて欲しかった。
ジム・スタージェスは純粋で一途なアダムを魅力的演じていて、とてもチャーミング!
アダムに協力する上の世界の住人ボブを演じたティモシー・スポールもいい味!
面白いご、あと一歩
アイデアが面白く、映像の見せ方も幻想的で、2人の愛が深まる展開などドキドキさせられる。だがストーリーについては後一歩と言ったところ。前半は面白いが、後半は伏線があるのにそれをあっさり回収してしまい、消化不良気味に。もう少し盛り上げても良かったように思う。
世界観は好き
重力の違う所に住む2人の純愛。
このパッケージ、重力が別々という所に惹かれて観ました。
このストーリーの世界観は、とてもよく下の世界・上の世界の状況が映像を通じて伝わって来るものもあり、結ばれない状況下におかれているという背景はわかりますが、逆さまになったり元に戻ったりと観づらくちょっと疲れてしまいました。
しかし、この純愛を求める青年に関しては、とても感情輸入できる人もいると思います。
全体を通すと安心してみていられる映画だと思います。
設定の考察が甘く感じる。
先にサカサマのパテマに似てる!って話を聞いてたからあの始まりからどんな風にお話を締め括るのか気になって見てみたんだけど、見てみた結果個人的にはパテマの方がまだ納得いく終わり方だと思った。
勿論最初の設定からして違う部分があるし色々試行錯誤したんだろうけど、中盤での逆さまになった時に当然起こるはずの人体への様々な影響が出ないってのは見ていてしっくり来なかった。
個人的には終わり方も唐突で納得出来ない部分があったなぁ…。
想像力が凄い 今までに無い世界観
特殊な世界観と設定、美しい映像でストーリーは面白いが、単調でテンポがゆっくりし過ぎているところが残念な印象。
身分も生きる世界も違う惹かれあう二人が、上下逆さまの世界を行き来するという発想は素晴らしいし、その特徴的な部分を生かした逃走シーンや恋愛模様は面白いが、それをもっと引き込まれる描き方をして欲しかった。途中から単調な流れの所為で長く感じてしまうという、宝の持ち腐れのような作品だと感じた。
映像が美しい!
なんとなく、鑑賞したい気分になって、時間もよかったので、映画館へ向かいました。
とにかく!映像がきれいでした。
2つの重力という設定で、
それぞれの世界が描きだされます。
はっきりした映像、色使いで、
色使いも素敵でした。
話や音楽は印象が薄かったのですが、
映像の美しさ、壮大さに目を奪われました。
映画館で観て良かったな、と思った作品でした。
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