欲望のバージニア

劇場公開日:

欲望のバージニア

解説

シャイア・ラブーフ、トム・ハーディ、ジェシカ・チャステインら豪華キャストが共演し、アメリカ禁酒法時代に実際にあった復讐劇を映画化。1931年、バージニア州。密造酒ビジネスで名を馳せたボンデュラント3兄弟の次男フォレストは、シカゴから来た女性マギーに心を奪われ、三男ジャックは牧師の娘バーサに恋をしたことから、兄弟の力関係に変化が起こり始める。一方、新しく着任した特別補佐官レイクスは高額の賄賂を要求するが、兄弟はこれを拒否。するとレイクスは、脅迫や暴力によって兄弟の愛する女性や仲間たちに危害を加えていく。その他のキャストにジェイソン・クラーク、ミア・ワシコウスカ、ゲイリー・オールドマン、ガイ・ピアースら。監督は「ザ・ロード」のジョン・ヒルコート。

2012年製作/116分/R15+/アメリカ
原題:Lawless
配給:ギャガ
劇場公開日:2013年6月29日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第65回 カンヌ国際映画祭(2012年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ジョン・ヒルコート
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4

(C)MMXI by BOOTLEG MOVIE LLC. All Rights Reserved

映画レビュー

3.5禁酒法時代の魅力はたっぷり

2023年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

禁酒法時代のアメリカ。バージニア州で密造酒を製造していた三兄弟の顛末を描く物語。

実話を基にしたお話のようです。
アル・カポネ等、ギャングが跳梁跋扈したアメリカ暗黒の時代。でも、映画にすると魅力的ですね。
「アンタッチャブル」では敵役の密造組織。でも、この映画では、密造酒を作る主人公達がとても魅力的に描かれています。
ギャングの上前を撥ねることしか考えていない悪辣な官憲。その官憲に易々と屈服する他の密造組織。
そんな中、自らの仕事と独立に矜持を見せる次男のフォレスト。男気があって素敵ですね。

この映画の肝は、主人公の三男ジャックに共感と好意を覚えるか否か・・・なんでしょう。
私は、どうしても好きになれない。プライドは無駄に高く、思慮は限りなく浅い。そのくせ臆病で弱い・・・。結局最後迄トラブルメーカーでイライラしてしまいます。自らの仕事の危険性を考えずに神父の娘にアプローチする態度には、不愉快さすら覚えます。
それが主人公なんですから、映画としての満足度はどうしても上値が重くなります。

私的評価は普通にしました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
よし

3.5俺たちは死なないんだよ

2022年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 こんな田舎でも大きな抗争があったんだ。アル・カポネなどのギャングが闊歩していた時、そこから逃げるようにバージニア州フランクリンにやってきたマギー(ジェシカ・チャステイン)。次男のフォレスト(トム・ハーディ)は彼女と恋仲になり、三男ジャック(ラブーフ)は牧師の娘バーサ(ミア・ワシコウスカ)と恋仲に。

 世の中、常に平穏を願うかのように動いているものの、禁酒法時代は恐ろしいアメリカを象徴していた。人々は職を奪われ、農場も砂嵐などで奪われ、生きていくだけでも大変な時期だった。悪法といえば悪法。とにかく経済が回らない。いつの時代でもそうしたマイナスの政策はあるもので、現代においても政治を注視しなければならないなぁと思う。

 結局、ギャングの抗争。どことなく自由を求めて戦う悪党といったイメージが残るけど、取り締まる側にも悪党がいっぱい。悪は悪を生んじゃうのだなぁ。まぁ、根源にあるのは酒の飲みすぎなんだろうから、段階的に規制すればいいのにね。個人的には、「飲み放題1500円」とかを止めてほしい・・・静かに美味しく飲みたいからさ。

 それにしてもクリケットは可哀そうだったなぁ。殺されちゃう雰囲気ムンムンだったけど。さらにフォレストの不死身ぶりと、後に明かされる、「本当は歩いて病院に行ったんじゃないわよ」との告白が良かった。普通死ぬって・・・

コメントする (0件)
共感した! 5件)
kossy

3.0どこでもドアかよ

2022年7月28日
PCから投稿

まあそんなことはどうでもいいけどね。映画がもう少し面白ければ。全体的に脚本がピンボケしていて何を描きたいのかあまり伝わってこない。その時代の雰囲気を何となく描きたいって言うんじゃ面白い映画にはならないよ。主人公の、それをやらなきゃいけないって思いが伝わってこないと。この主人公、何したかったわけ?全てを失っても残念そうには見えなかったし。ヒーローと主人公の使い分けもうまくいっていない。単にどっちが主人公か分からなくなってしまっているだけ。・・・ゴッドファーザーと、いとしのクレメンタインと、刑事ジョンブックを足して5で割ったような作品になってしまった。
この作品の良かったところは写真の雰囲気だな。こういった昔の時代を表しているような雰囲気のフィルムをずいぶん久しぶりに見たような気がする。まあそういう意味では時代の雰囲気を出すのには成功していた。ただ敵役があまりにも典型的な敵役で、こういうやつが実在していたというリアリティが伝わってこなかったな。奴はどういうバックボーンでこんなに権力があるとか、こんなに威張ることができるんだとか・・・そういうのが欲しかった。だから見ていて主人公がこいつを捕まえて拷問して情報を引き出さないのがもどかしかった。代わりに脚本家に聞いてみたいわ。 Happy End で最後にそれなりの音楽決めて、なんとなく名作的雰囲気を醸し出して終わってる。まあ腹が立つほど悪くはなかったけど、他人にはお勧めできないな。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
タンバラライ

4.0アメリカンギャング物👍

2022年6月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

興奮

こういう映画、大好き👏
トム・ハーディカッコいい👍
デイン・デハーンも素晴らしい🎬

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ヒックス伍長
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「欲望のバージニア」以外にこんな作品をCheck-inしています。