17才(2002・日本)

劇場公開日:

解説

「自分たちの見たい映画を自分たちで撮りたい」という思いから、女優・猪俣ユキが友人の三輪明日美と企画を考え、脚本が完成。脚本完成後に彼女たちが俳優の木下ほうかに相談をもちかけ、監督を依頼。それぞれの個人的な友人や以前に一緒に仕事をした俳優、人伝えに聞いた俳優たちが協力し、自主映画だからこそのキャスティングが実現した。出演に、企画・脚本も兼ねている「ロックンロールミシン」の三輪明日美、「双生児」の猪俣ユキ、その他「空の穴」の菊地百合子など。

2002年製作/日本
配給:スローラーナー
劇場公開日:2003年6月21日

ストーリー

放課後はキャバクラでバイトをしながら高校に通う17才のアコ(三輪明日美)は、学校では居眠りばかりでなんとなく毎日を過ごしていた。4月、成績優秀な18才のリョウ(猪俣ユキ)が、何故かダブってアコのクラスにやってきた。アコはリョウのことが次第に気になりだしていった。リョウは高校卒療後、イギリスに行きたいという恋人についていくのが夢だと語る。アコは自分には恋人もいないし、何もやりたいことがないことが分かって、初めて孤独と不安を感じた。自由で不思議な魅力を持つリョウに憧れを抱き、彼女と接していくことで、アコの中で少しずつ何かが変わりはじめていた。キャバクラも辞め、新たにカフェのウエイトレスのバイトを始めた。その店で、いつも窓際で本を読む少年と出会った。彼に淡い恋心を抱きはじめるアコ。しかしまともに会話することもできずに、夢の中でデートを楽しんでいるくらいだった。そんな夢をみていたとき、キャバクラの常連客のオヤジに偶然出会った。いつもこの大人たちを自分が騙していたつもりでいた、でも本当は、大人たちが騙されていてくれたのが分かった。6月、隣のクラスのヒトミ(菊地百合子)が自殺未遂を起こした。フランス人の彼にふられたのが理由だった。ヒトミはその外見のかわいらしさや感情表現のストレートなところから、クラスの女子から嫌われていた。ヒトミはアコに友情を求めるが、アコは助けを求められても何もすることができなかった。感情をまっすぐに表現するヒトミがアコにはうざかったが、それは自分にはないもので、本当はうらやましくもあった。夏になってリョウが学校を休むようになった。そしてそのままリョウは、学校を辞めた。何度も携帯を鳴らしてみてもリョウはでなかった。ちょうど同じ時期、バイト先のカフェも店長が旅に出てしまい、いきなり閉店してしまった。2月、ヒトミも学校を辞めた。せっかく覚えたフランス語だから留学してみると、フランスへ旅立った。リョウからも葉書が届いた。いまはイギリスで幸せに過ごしていると書いてあった。みんな自分の居場所を求めて旅立っていった。何かが変わりはじめていた。もうすぐ卒業、アコはいつまでもこのままでいられないことはわかっていた

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