遥か、西夏へ

劇場公開日:

解説

子供たちを連れ、契丹軍の攻撃をかわしつつ西夏を目指す兵士の一行に、奪われた子を追う一人の女が加わって繰り広げる道中を、青蔵高原での壮大なロケーションで描く大歴史絵巻。「さらば、わが愛/覇王別妃」の脚本家ルー・ウェイが、オリジナル脚本で劇映画監督デビューを果たした。製作は、本作の企画を監督と共に長年温め、映画製作会社を設立したリウ・シンチー。「さらば、わが愛/覇王別妃」でコンビを組んだチェン・カイコーも芸術顧問として参加している。撮影は「秋菊の物語」のチー・シアオニン。出演はニー・ターホン、「ウルガ」のパー・トーマーほか。

1997年製作/99分/中国
原題:The Journey to Xixia Empire
配給:大映東光徳間
劇場公開日:1997年11月15日

ストーリー

11世紀の中国西部。イェリーホー(ニー・ターホン)率いる西夏の小分隊は、1000里離れた漢族の居住地、福臨村へ出発した。男の子を10人徴用し、兵力を増強するためだ。村に到着し、子供を物色しながらの酒盛りで明けた朝、敵対している契丹軍が現れた。だが子供を篭に入れて逃げ出してから、一人足りないことに気付く。途中で臨月の女ヤーチエ(パー・トーマー)を見つけ、彼らは男の子をもう一人確保するために女を一行に加えた。川を渡り高原を越え、遥か西夏を目指す旅は続く。女は産気づき、見事男の子を産んだ。翌朝女が目を覚ますと、兵士たちも赤ん坊もいない。女はまだ名前もない子供を呼んで探し回る。追い付いた女に、心優しいトゥオヤン(ラー・コーチア)がそっと赤ん坊を抱かせるが、見つかって棒で叩かれ、女は靴を取り上げられる。女はそれでも足を血まみれにしながら一行の後を追う。契丹との戦闘でトゥオヤンは死に、イェリーホーも弓で背中を貫かれるが、ヤーチェに助けられる。恩義に感じたイェリーホーは女と赤ん坊を逃がしてやるが、帝国の巡邏隊に掴まり子供は取り上げられてしまう。イェリーホーは王に「10人の子供を徴用するために6人の部下を失いました。これで計算が合うんでしょうか」と疑問を投げかけるが答はなく、ただ前線への出動を命ぜられるのだった。

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