コンタクトのレビュー・感想・評価
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何でもかんでも証明できるわけじゃないね
過去のレビューでは賛否が真っ二つに分かれた作品。
私は閉所恐怖症なので、宇宙ものがそこまで得意じゃないけどなんだかんだで基本は抑えてるし、何なら「オデッセイ」「ゼログラビティ」とかは好きな部類だし、今回はどうかなと思いましたが、文系の私でもついていける作品でしたw
クライマックスでは涙腺崩壊。…そうか、まぁ伏線はそうやって回収するよねと思いました。
確かに恋愛エピソードは冗長的に感じる人もいらっしゃいましたが、やっぱり天涯孤独なエリーが心を開いて、頑なな才女で終わらなかった意味もあったのかなぁと思いました。
独身や離婚率が上がっている欧米でも、やっぱりカップル文化だなぁと感じることが多く、マシューの役作りにキュンとしちゃいました。www …カナダ人も人前でイチャイチャする人多すぎます😩
スピリチュアル系を信じる人はバカにされがちですが、私は玄関やトイレやキッチンを掃除をしているから、運がいい方だなと思いますしw、単に清潔に過ごすためだけじゃない、神のご加護を感じます。
それこそ、お正月にあんなに初詣に行く国民には、あの「説明できない神々しさ」が理解できるんじゃないかなと思いました。
それにしても、ジョディフォスターは、巻き髪のパーティドレス姿より、引っ詰めのスーツ姿がよく似合います。
科学は再現できなければ再考の余地があると考えるべき
原始、自然に畏敬を持って家族単位で生活していたころ、共通の自然、自然現象を神として共同体を創るための最初のコミュニケーションツールが宗教と考えると、信じるか否かではなく、解明できないことを否定しないことが重要。
面白かったぁ
古い宇宙モノ映画は現在を思うと、それこそ携帯もないし、技術的な面で若干違和感を感じる時があるけど、ストーリーがしっかりしてて良かった。
インターステラーもそうだけど、こういった発想は実は体験したもの‥なんて裏があったらより興味深い。
ジョディフォスターの映画はたくさん観たつもりだったけど、これは知らなかったな。当時はブラックな仕事についてて映画どころではなかった。
とにかく満足な作品だった。
評価:4.0
ロマンがある宇宙物
ジョディフォスター扮するエリナーアロウェイ博士は、子供の頃アマチュア無線をやっていて、今は宇宙人とのコンタクトを探求していた。
久しぶりのジョディフォスターはやっぱりいいね。気持ちがときめくよ。頭から好意的に観られるさ。
琴座のヴェガから信号が送られた時はワクワクしたね。やっぱり宇宙物はロマンがあるな。特に北海道に発射きちがあるなんてね。恋人が宇宙に飛ぶってのもね。
正統派SF
インターステラーと比較されることもあるようですが、似ているところはありますね。
ただ、やはり、宗教はここまで強調しなくてもと思いました。
それよりも、彼氏がマッシューマコノヒーさんとは、最初わからなかったです。
28才前後と思うけど、あまりにも格好良すぎて
わからなかったです。
インターステラーの良きパパやイメージしかないので。
この広い宇宙に住むのは人類だけなんて、あまりにももったいない。
宇宙への夢と愛をふんだんに盛り込んだSF映画。
原作者は宇宙の専門家で作家のカール・セーガン。彼はこの映画の完成を見る事なく亡くなったが、彼の宇宙への想いは、映画として可視化された。監督のロバート・ゼメキスは彼らしい方法で、誰にでも見やすい映画づくりをしたと思う。物語は地球外知的生命体からの信号を探査チームが受け取ったところから、その解析を巡り、科学と政治と宗教、そして他者には譲れない情熱が激しくぶつかり合う。様々な力関係で仕事を邪魔される探査チームの研究者エリー役のジョディ・フォスターは、静と動を上手く使い分け「もがき、失望し、喜び、覚醒する」そしてその体験後に「証拠はないけど、私の体全身が訴えている」と確信する。彼女は何を見たのか…。「宇宙生物はいるのか分からないけれど、広い宇宙に生きているのが人類だけだったら空間がもったいない。私たちは孤独じゃ無い」
映画は、満天の星空を見上げているエリーの姿で終わる。
これは彼女の気持ちに寄り添う良い終わり方だと思う。
※
未だに天文学は天動説。それも、ヨーロッパを中心とした天動説だ。
コンタクトは物理的に『無理』である事は明白。相対性理論を根本から否定する理論が確立されてからの事。
野蛮な星にやって来たいと考える宇宙人はいない。一般的な(平均的な♥)宇宙人は、もっと下等だけれども平和な星を探す。
大航海時代の白人優先主義のイデオロギーは淘汰すべき。宇宙人とコンタクトしたいのなら、結果を出さねば駄目とされる商業主義では所詮無理。寧ろ『輪廻転生』に主義の骨格がある仏教的なイデオロギーになる。『2001年宇宙の旅』も輪廻転生だった。つまり『出会い』は侵略の歴史を繰り返してきたヨーロッパ系の民族では所詮無理なのだ。何故なら、彼らは待つことが出来ない。
もし、まだこう言った骨格で『ファーストコンタクト』を探っているとしたら、無理。寧ろ、貧しい人達を救う手立てを考えるべき。
『カプリコン1』見たいな結末だったら、評価できるけどね。
自分の頭のハエもおえない大統領に地球の運命を委ねるって、気が滅入る。
アメリカは宇宙の中心ではない。ロシア語も中国語も分からないアメリカ人に宇宙人の言葉が分かる訳が無い。
また、95%の人類が神を信じていると言うが、仏教の信仰の対象は正確には神ではない。『95%が神を信じる』と言う考えが独善的。
オッカムの剃刀はその通りだと思う。証明出来なければ、科学では無いと、科学者が一番知っている。
宗教と科学同一の方向性。何十億年の孤独を癒す方法。
内容は、カールセーガンの同名の小説をヒントに妻が脚本を書き上げた作品をゼメキスが映画化。幼い時に両親に先立たれた孤独を感じる娘エリーが大人になり自分の孤独と向き合い様々な出会いの中で、途方も無い焦りと孤独感から解放される一人の女性エリー・アロウェイ博士の成長譚。印象的な台詞は沢山ありすぎて名言の宝庫だと感じますが、『あの経験は知性ぢゃ及びもつかない』アロウェイと牧師のピロートークと『証拠は無い。しかし私の全存在が事実だと告げています。』最後のアロウェイ法廷弁論での一言。結果、宗教と科学の目指す所は同じだと言う所が上手い映画の構成で素晴らしいと感じました。映画の構成の妙を絶妙に感じさせる見せ方は勉強になります。印象的な場面は、ニューメキシコ州の電波望遠鏡をバックに渓谷で一人佇むアロウェイ博士が美しかった。孤独で膝を抱え込む姿が印象的な博士が、最後では悲壮感を感じさせない爽やかな表情として風景に溶け込む姿は、魂が浄化されました。何せあの大きなアンテナ📡📡📡あれだけで贅沢な構図に圧巻の一言です。印象的な状況は、やはり異次元の旅行風景です。2001年やインターステラーなどの作品に並ぶぐらいに力の入った映像だった様に感じます。我々は気付く孤独を癒すのは"お互いの存在"なのだ。作者が言いたかった事が集約されている様に感じます。難解で長い小説なのに変に宗教ぶる事もなく折り合いをつけた纏め方に凄さを感じます。アロウェイ博士の成長物語として、あれほど父親に『焦らない気長に』と言われたのに忘れ、自暴自棄になりかけの博士が、強気な傲慢さで身を守り寂しさの裏返しで必死に抵抗する姿から、自分達の存在に気付き孤独では無い事を知って、証拠に拘らず信念を抱く姿には見ていて元気づけられました。作品の尺の構成や小物も何回か見ても発見があり面白い作品です。方位磁石や形見の指輪や一握の砂や明治神宮のお札?!これぞ日本?など楽しめました。強引にも繋げる物語が時間経過を麻痺して分かりづらく見えるかも知れませんが、構成も演技も台詞も素晴らしく意図した思いが読み取れる長さを感じさせない素晴らしい映画です。
リアルな緊迫感が凄い夢溢れる傑作
数千億という星の中から他の生命体を探す女性。
ついに彼女は一つのコンタクトの受信に成功するが、ブロジェクトは政府上層部に乗っ取られる形となってしまう…
ロバート・ゼメキス監督が宇宙と地球外生命体に憧れる全ての人に捧げる、夢とロマンが詰まった傑作。
限りなく低い可能性を追い求める状況からの、コンタクト受信という緊張感の変化が凄い。
やっと巡り合った機会を逃すまいとする緊迫のシーンは、ジョディ・フォスターの迫真の演技も相まってリアルで本当に手に汗握りました。
ただしクライマックスまでは未知との闘いなのですごく面白かったのですが、最後に少し尻つぼみになる感じがしました。
でもそこは好みの問題かもしれないので、全体を通してすごく楽しめた事は確かです👍
SF
とはこういう事ですよね。
映像で見せるというよりストーリーで魅せる感じが多いですが、ワクワクもさせてくれるシーンもたくさんあります。
終わり方もしっとりで良い余韻。
見せ方が上手いなぁ…
ゼメキス監督節も聞いててよい。
カッコイイ
とにかくフォスター選手のカッコよさを観る作品です。恐らく本人も出来上がってこんなにクールに映ってるとは思わなかったんでは?
メッセージ性もありますが、それよりもさすがのゼメキス選手だから、娯楽作としてのメリハリとテンポが抜群。最後の宇宙シーンはちょっと他に類の見ない映像で四次元の世界ってこんなかな?って感心しました。
久しぶりに見てこんなに感動できるとは
子供の頃に科学イベントで無料でこの映画を見て凄く面白かった記憶があり20年ぶりくらいに久しぶりに観ようかと思いアマプラで観たのですがこんなに良かったっけと思うほど全体通して良かったです!
最近までSFの一位はインターステラーだなと思ってたんですがやっぱりこっちかもと思いました。
自分は現実の社会に突如訪れる現実的なSFがとても好きなんですがまさにそれです。
静かに始まり主人公の宇宙を志すきっかけを描き実際にある宇宙文明探索プロジェクトをきっかけに大きく話が展開していく様子や
その合間に入れられる科学と宗教の関係性
そしてエンターテイメント性も無くさない展開
フィクションになりすぎない宇宙文明とのコンタクトシーン
現実的なプロジェクトとしての幕引き
それでもワクワクを残す演出
なんともそつのない素晴らしいSF作品だと思います!
ぜひみんなに観ていただきたい良作です!
信念と、信仰と。
単なるSFかと思いきや、哲学的そして宗教的なテーマを含んだ奥行きのある映画でした。ジョディ・フォスターは大好きな女優さんで、知性に満ちた気品のある美しさと確固たる演技力にはいつも魅了されます。本作においてもその実力と魅力を発揮していて、公聴会?のスピーチは特に必見、必聴です。その他、アンジェラ・バセットも良かったですね。
テーマ、出演陣は良かったものの、気が散ってしまったのは演出。チョイチョイ出てくる技術面のアピールがシンプルに「いや、普通に撮れよ」と思わせてくれるんですよね。幼少期の主人公が薬を取りに2階まで走るシーンなんて、鏡の映像わざわざ取り込むか?とか。車を爆走させる主人公をわざわざバックミラーに写しといて「これ、ジョディがマジで運転してます」的なシーンをこれ見よがしに入れてくるとか。監督の「ちょっと試してみっか」要素がストーリーを邪魔してた気がして、それさえ無ければもっと自分の中で評価は高かったです。同監督のフォレスト・ガンプはまだその技術的要素がストーリーを語る上で必然だったような気がしますが、本作においては過剰だった気がします。個人的に、この人とジェームズキャメロン、デビッドフィンチャー、あとクリストファーノーランはストーリーテラーと言うよりもエンジニアに近い印象です。
それと本作の展開において、マシューマコノヒーとのロマンスは不要でしたね。
孤独がテーマかと。
「地球外生物とコンタクトした」という経験が、いかに壮大で素晴らしかったとしても、信じてもらえないもどかしさ、悔しさ、無念さのように伝わってきました。実は、それはまさに人間の孤独そのものなのだと考えていました。仮に将来、全人類が「コンタクト」したとしても、皆が幸せじゃないし、本当に分かち合えないかも知れないし、同じ体験は絶対にできないし、皆それぞれ違ったまま死んでいく。人生は誰とも共有し合えない個別な体験でしかないから面白いのか、それとも孤独なのか、深い問題提起がありがたい。なるほど、何で取ってつけたようなラブストーリーが布置されているか違和感ばかりでしたが、恋愛そのものが孤独な体験であると示したかったのだろうと今は解釈しています。
ロマンと現実の狭間で
ピュアで意欲的に新しいことへ挑戦する人に、頭の固いお偉いさんがそれを阻む、というよくある対立構造から始まる壮大なSFファンタジー。
実証主義でデータのないものは信じない科学者が、その自分の信条に苦しめられてしまう。
自分の目で見たもの、経験したものが絶対であって、人に信じてもらうのはその次でいいのだ。ロマンを追いかけよう。失敗を恐れず冒険心を持とう。
言葉にしてしまうとチープで小っ恥ずかしくなってしまうけど、それを維持して実行することがどれだけ難しく、かつ大切で貴重か。
何かと予防線を張って、リスクを冒さず、無難な道を歩きたがる凡人には、憧れでもある反面、別世界のお話でもある。
一度は夢破れかけても、「二つ作れるならついでに作れ」という半ば強引な展開に笑いかけましたが、夢は諦めなければいつか叶うよ、という優しいメッセージなのでしょうか。
公開された当時に観た感想と今、久しぶりに観た感想が自分の中でほぼ同じなのは、やはりこの映画の持つメッセージ性が普遍的なものだからなのでしょうか。
素直に感動出来るSF映画。!
このSF映画大好きです。!
エリーを演じるジュディフォスターは、いろんな障害にもめげず立ち向かう女性の姿は健気でいじらしい。
そして、カッコイイ。!
ただ、「証明出来ない事は信じない」
と言う堅くなな姿勢が映画後半のシーンで自分にふりかかって来る事になるとは何ともやるせない。
でも恋人役の神父さん(マシューマコノヒー)から「彼女が宇宙に行ったと言うなら本当に行ったのでしょう 私は彼女を信じます!」
よくぞ申した。(言ってくれた!)
エリも救われましたが、見ている観客も救われました。!
このシーンが一番好きだな。
見所は、惑星ベガに移動できる「ワームホール空間移動装置」カッコイイ。
その移動中の様子。そこから見る宇宙の風景、ドキドキワクワクのシーンです。
これぞ、SF映画の醍醐味。!
ファーストコンタクトのシーンもいいですね。!
ここは本当に言えません。!
そうきましたかと言う感じで感心させられます。!
さて、私にとってこの映画の最大の謎。
ワームホール空間移動装置のボットは地球上ではただ落下しているだけ。
(この事がエリーの証言を疑問視)
18時間ビデオ記録時間から考えるとエリーは宇宙(惑星ベガ)に行っているわけだが、相対性理論から考えると地球上は何年も時間が経過しているはず。
つまりポットは地球の人から見た場合消えて数年後にワームホール空間移動装置のプールに出現する事になるはずです。
これは、恋人の神父さんとエリーの会話でも話されており、地球上にいる神父さんは何年にもわたってエリーと会えなくなる為、「ワームホール空間移動装置」のパイロットになる事を反対する理由の一つのはず。
時間の経過が逆では?どう言う事?
「猿の惑星」じゃ ねー反対の様な。
ワームホールの移動はまた違う理論があるのでしょうか?
誰か教えて下さい。(本当に。?)
最後のシーンで観測所に見学に来た子供達の質問に答えるエリーの言葉が説得力がありますね。
「宇宙に私達地球人だけだったら、この広い宇宙がもったいないわ!」
いい事言いますね。
私の好きなSF映画5本の指に入る名作です。!
セリフは私の記憶であって正確ではないと思います。まあこんな感じかな、でお許し下さい。!
やや地味なSFであるが、面白い
ストーリーには関係ないが、ジョディ・フォスターが綺麗で魅力的だった。
「メッセージ」に似たテイストのSF映画である。もちろんこちらの方がだいぶ前に公開された映画なので、「メッセージ」の方がこの映画にヒントを得たのかもしれない。
地球を侵略したりする宇宙人もののSFに比べるとちょっと地味な印象を受けるが、実際にあってもおかしくないストーリー展開で、最後まで興味深く惹きつけられる映画だった。
ちょっとこれは
当時のSFとして良くできてたんだろうな、っていうのが正直な感想。
ジョディ・フォスターってこういう学者とか敏腕ナントカみたいなのが本当に似合う。
あえて”当時の”と付けたのはやっぱり古臭さを感じる部分もあるからで、
僕は素人だけども宇宙科学とかに詳しい人にはきっともっと多くあるだろうと思う。
まず正直いって鼻についたのが、ちょっと恋愛要素を安易にやっちゃってないかってとこ。
マコノヒ―との距離の縮め方がやっぱり不自然だと思うし、
後半の、あの禁断の恋みたいな関係性もちょっと浮世離れしすぎてる感があった。
ただそこはSNSやらが無い時代のお話しなので、大目に見れなくもないんだけど…。
後年の「インターステラー」とはマコノヒ―つながりでどうしても比べちゃうとこがあって、
あちらはもっと普遍的な”愛”について言及してたかなと。
まぁとにかく、たぶん現代ではあの段階でセックス描写はしないと思うし、
僕も要らなかったと思うよっていう。
あとは上映時間が長い割に、脇を固めるキャラクターの描写が足りなかったと思う。
最初の搭乗者だった彼とか、カルトの彼とか、あとは資産家の彼とか。
別にオムニバスにしろってわけじゃないんだけど、どうしても予定調和というか
「お話しのためにこんな役まわりですよ」って感じがしちゃうというか、
前述の恋愛要素も相まって、上滑りしてる感じがどうしてもしちゃった。
そういや解読のくだりもちょっとアレでしたね。前時代的な盲点みたいだった。
総じて同時代の「SE7EN」と比べてこんなに古臭く感じるか、と。
自分が年齢を重ねたことを改めて認識したっていう次第です。
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