大阪好日

劇場公開日:

解説

ひとりの中国人留学生の目を通して、不思議の町・オオサカの人情を描いたほのぼのコメディ。監督は「イカせたい女」の福岡芳穂。脚本は吉本新喜劇の舞台台本を手掛けている大工富明と福岡の共同。撮影を「ハンコください!」の喜久村徳章が担当している。主演は吉本新喜劇の内場勝則。

1997年製作/61分/日本
配給:オフィス100%
劇場公開日:1997年4月5日

ストーリー

よしもと商店街で食堂を営む島田家に、中国からの留学生・張がホームステイすることになった。彼が最初に覚えた大阪の常識は、ギャグをかまされたらコケることである。商店街の個性溢れすぎる人たちのパワーに圧倒されながらも、食堂の手伝いをすることで次第に大阪のライフスタイルに馴染んでいった張は、ある日、土木作業員のめだかから食堂のやすえとの仲を取り持ってくれと頼まれた。ところが、失踪していたやすえの夫が突然借金取りと帰還する。めだかはやすえの夫の借金を肩代わりしていいところを見せようとするが、恋は儚く破れてしまった。そんな頃、社長の妹が妊娠し、暴走族のリーダーと駆け落ちする騒動が起きる。お腹の子の父親と勘違いされ騒動に巻き込まれた張は、名誉挽回とばかりに彼女を捜し出し、連れ戻すことに成功した。このことで商店街の人たちから一目置かれるようになった彼は、その後、日本を訪れる中国人留学生の面倒をみる仕事に就き、よしもと商店街の名物住人のひとりとなる。

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