NINKU 忍空

劇場公開日:

解説

忍術と空手を組み合わせたような武術・忍空。これを操る三人の忍空使いの活躍を描く、劇場初登場のコメディ・アクション。監督は阿部紀之。“95夏東映アニメフェア”の中の一本で、劇場用オリジナル。

1995年製作/29分/日本
配給:東映
劇場公開日:1995年7月15日

ストーリー

荒野の真ん中、飛行機の故障と燃料の不足で、腹を空かせていた風助、藍眺、橙次、里穂子、ヒロユキたち。一行は「用心棒を求む」というアルバイトのチラシを見て、早速その村へ駆けつける。しかし、すでに用心棒は決まっており、風助たちはがっかりするが、その用心棒は風助たちの名を騙る偽忍空使いだった。風助たちは偽者の動向を伺うため、そして何より食事にありつくために、偽忍空使いの世話係として雇ってもらうことにした。夕食時、偽忍空使いたちに、明朝7時に村を襲撃するという天地三兄弟からの矢文が届く。その夜、本当は強くもなんともない偽者たちは、報酬を先取りして逃亡を図るが、藍眺たちに阻まれ、三兄弟と戦う羽目に。翌朝、村の入り口で三兄弟を待つ偽忍空使いと藍眺たち。偽忍空使いは現れた三兄弟に、自分たちは忍空使いだとはったりをかけるが、戦いを楽しみにしていた三兄弟は襲いかかってくる。間一髪、藍眺と橙次、そして昨夜から姿を消していた風助が助けに入り、偽忍空使いは命拾い。そして、風助たちと三兄弟の本当の戦いが始まった。風助たちはそれぞれ苦戦を強いられるも、三兄弟を倒すのだった。戦いの後、偽者を懲らしめようとした藍眺をとめたのは、風助だった。実は彼らは今にも潰れそうなサーカスのメンバーで、団員や病気の動物たちを救うための報酬欲しさに、忍空使いを騙っていたのだ。風助が昨夜いなかったのは、そのことを調べていたからだった。風助の提案で、三兄弟を倒した報酬を彼らにあげてしまう藍眺たち。カッコ良く決まったはずだったが、自分たちの食費を貰うのをすっかり忘れていた。

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