雨のヘッドライト

劇場公開日:

1972年製作/67分/日本
配給:日活
劇場公開日:1972年5月17日

ストーリー

夜霧の東名高速道路を今日も定期便トラックのヘッドライトが近ずいては消えて行った。名古屋の近くのドライブインに働く沢野マキは、その魅力的な若い肢体をドライバー達にふりまいていた。ある日、主人の木川は、客のいないのをチャンスとばかりマキを無理矢理引きたおし抱きしめた。しかし、マキは、ブラウスを破かれたが店を突び出し、丁度居あわせた顔なじみの運転手静原征二にひろわれた。征二の車で、結婚を誓っている東京の小島の家を訪ずれたマキを迎えたのは、意外にも小島の妻ミツエであった。愕然と立ちつくすマキ。しかし征二の親身になってマキを思ってくれる好意に応え、もう一度やり直す決心をする。やがて征二とマキは、自然に結ばれるのだった。ところが、二人の関係は、征二の妻ヤスヨに発覚するところとなった。マキは、征二の家庭を考え、後髪をひかれる思いで征二の前から姿を消した。ヤスヨとの離婚を決意した征二は血眼になってマキの行方を捜し廻ったが、運転手仲間からマキによく似た娘が豊橋にいることを聞きこみ、すぐにかけつけた。そこはある農家だった。しかし、そこの主人はマキが少し前交通事故で死んだことを涙ながらに告げるのだった。

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