女囚やくざ

劇場公開日:

解説

銀行襲撃、脱獄と狂った軌道を突っ走る女と男たちを描くアクション映画。脚本は「ヤングおー!おー! 日本のジョウシキでーす」の松本功、監督は新人篠塚正秀、撮影は、「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」の国定玖仁男がそれぞれ担当。

1974年製作/82分/日本
配給:東映
劇場公開日:1974年3月1日

ストーリー

大阪・十三の信用金庫が三人組に襲われ三千万円を奪われた。三人組のうち立花弘志と中沢ヨーコが逮捕され、坂口ケンは逃走に成功。警察の必死の追求にも弘志とヨーコはケンの名を明かさなかった。暴力団三栄会十三支部では、逃走中の一人がケンであることをつきとめ、三千万円を強奪するためケンを追い始めた。警察と三栄会の追手から逃れるケンは、ヨーコの友達のチコに金をあずけて逃げ廻っていた。だが、チコは自分も三栄会に狙われだしたために、ヨーコを留置所に尋ねて、連絡した。ところが、この事を女囚の上条由紀に知られたために、ヨーコは弘志とともに由紀を加えて脱走した。弘志、ヨーコ、由紀、ケン、チコの五人は、弘志が以前から手なずけていた信用金庫に勤めている和代の家に隠れた。そして、五人は日本脱出を計画して下関へと向った。だが、弘志に同行を拒否された和代は、五人の行方を三栄会の久保たちに知らせてしまった。下関の倉庫街に集った弘志たらを久保たちが襲い、金を奪って逃げ去った。五人は金を取り戻すべく行動に移る。まずケンはハンターから散弾銃を奪い、久保の片腕の古谷から、金が三栄会の十三支部の金庫にあることを聞きだした。三千万円の一件が本部の会長に知られてしまった、という古谷の電話を受けた久保は、弘志らの策略とも知らず本部へ飛んだ。その途中を待ち伏せた弘志たちは、見事三千万円奪回に成功したが、久保の放った銃弾が弘志に命中。五人はトラックで逃走し、人里繁れた人家に身を隠した。翌日、五人は弁天埠頭へと向ったが、三栄会の連中が、ライフル、筆銃を手にさえぎった。ヨーコは散弾銃を、ケンが空気銃を撃ちながら走り出した。ケンは久保の胸板をぶち抜いたものの、一斉射撃によって蜂の巣となって倒れ、弘志も死んだ。その場をぬけ出して車を走らせるヨーコと由紀とチコ。だが、その前に警察の検問が待っていた。その検問を突破したヨーコと由紀は、弁天埠頭での再会を約束して、チコに三千万円を持たせて車から降ろし、なおも執拗に追ってくるパトカーから逃げのびるべくスピードをあげた……。

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