男たちの挽歌 IIのレビュー・感想・評価
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お涙頂戴のドタバタ殺戮映画。
この映画が制作された1987年は発展途上国なみの我が国でも『精神保健法施行』が制定され、患者に対する虐待は出来ない。
兎に角、この映画はアメリカに対するヘイト行為が多く、銃による殺人が簡単に起こるのが、小気味よく感じない。まぁ、あとから、話がめちゃくちゃになって、小気味よい殺戮が始まるが、それがもとで、香港を中国へ返したのかなぁ?ジョークたよ。
この映画をハードボイルドと称する方々もいるが、日本の裏社会映画の転用でしかない。やっている事が非情なのに非情のライセンスでもなんでもない。
人を殺戮していく姿を情緒タップリに描く、勧善懲悪ぽいストーリーである。予定調和は配役で分かる。
殺陣が出来ないジャッキーチェンに相手にされない俳優の為のアクションまがいの映画。そういえば、日本にもこんな映画あったと記憶する。勿論、見た事も無いし、見たいとも思わないが。
同じ暴力的な話でも、タランティーノやペキンパーとは違う。やっぱり、脚本が壊れている。出鱈目過ぎる。笑えるくらい出鱈目。
どこがカタユデたまごだと言うのか?腐りたまごはハードに茹でても腐りたまご。
一方的になのは良いのかもしれないが。
スケールアップした弔い合戦
「なぜ善人でいることはこんなに難しいんだ」
前作に引き続き、犯罪組織の摘発に燃える青年刑事キットに巻き込まれる形(キットに頼まれてはいない。弟への愛情から自発的に協力)で実兄のホー、そして各々恨みを抱える仲間達が結託し、組織撲滅のための捨身のドンパチ合戦を繰り広げる。
マークの双子の弟ケンとして連投のCユンファ。今回もクセのある演技で見せる。(ライターの炎を直接口入れるとかw。)
(そんなに一々ケンに通話の内容を伝えなくて大丈夫と思いながら見たw)瀕死のキットが妻と生まれたばかりの子に最期の電話をかける悲しいシーン、地面に倒れて危機のホーを仲間が援護射撃をする胸熱シーン、火薬を投げ込んで爆発を背後にして通路を歩いてくるクールなシーン(「レオン」を想起したが本作のほうが先)などが印象に残った。
また一人一人の戦いを追っていく撮り方は「七人の侍」だろう。
偽金担当だったロンの廃人ぶりが激しく、素晴らしい演技なのだが、私としては描写が長く感じた。
レスリーの歌も良かった。
激しすぎる
最初ぼんやりしたイケメンだと思っていたチョウ・ユンファのキメ顔が名人芸の域に達しており、キメ顔される度に「きゃー!もっとやってー!」と思う。そして世界一二丁拳銃が似合う。
クライマックスの銃撃戦は死体の山っぷりが凄まじく、敵を殲滅させるのを超えて虐殺ではないかというレベルで圧倒された。
ストーリーは変だった。なんで囚人が脱獄してヤクザ組織に「稼がせてくれ」と加入できるのか、もうちょっと相手側のメリットも示して欲しいものだ。タクシー会社のおじさんも面倒見がよすぎる。優しさが顔から滲み過ぎている。
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