オーロラの彼方に

解説

秘境ラップランドにくり展げられる愛の物語。監督は日本では初めてのロルフ・フスベルク、J・A・フリースの原作を脚色したのはアドルフ・シュッツとロルフ・フスベルク。撮影はカール・ベルティル・ビクトルソン、音楽は「天使なんかあるものか」のラルス・エリク・ラルソンが担当。製作はロルフ・フスベルク。出演は「アフリカの星」のヨアヒム・ハンセン、「殺人鬼登場」のエリカ・レンベルグ、その他スウェーデン映画界から、ビルイェル・マルムステーン、エドウィン・アドルフソンが参加。

1958年製作/西ドイツ
原題:Laila

ストーリー

激しい吹雪の日、白人の赤ん坊が雪の中に一人残されていた。ラップランドの原住民アスラク(E・アドルフソン)と妻エリー(I・クェンゼル)はその子を拾い、実子として育てることにした。ライラ(E・レンベルク)と名付けられたその子は、両親と忠僕ヨンパ(A・マウルスタット)に囲まれて美しく成長した。やがてライラは、一匹のとなかいを育て、“嵐”という名をつけた。その嵐は毎年行われるとなかいの競争に優勝した。ライラの婚約者のメレット(B・マルムステン)は自分が破れて不機嫌であった。そんな或る日、彼女は市でノルウェーの白人商人アンダース(J・ハンセン)を知り、愛するようになってしまった。そして危険を冒してまで彼に会いに行ったりした。しかし、アスラクは同じラップ人のメレットと結婚させようとしていた。いよいよ結婚式の当日、嫉妬に狂ったメレットに襲われ重傷をうけたアンダースがやって来て、メレットを倒した。その情熱とライラの心根を知りアスラクはとうとうライラが白人であることを告げ、二人の結婚を許すのだった。

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