天使なんかあるものか

劇場公開日:

解説

ヨーン・エイナル・オルベリエの小説を原作とするスウェーデン映画。脚色と監督を受けもっているのが商業宣伝映画畑出身のラスル・マグヌス・リンドグレン。撮影をルネ・エリクソンが担当。音楽をエヴァート・タウベとトルビョルン・ルンドクイストの二人が受けもっている。出演するのは「怒れる若者たちの遊び」のクリスティーナ・ショリン、ヤール・キューレ、エドウィン・アドルフソンなど。

1960年製作/スウェーデン
原題:Angels are there any...?
配給:東和
劇場公開日:1961年8月6日

ストーリー

二十歳の青年ヤン・フローマン(ヤール・キューレ)は「成功への道」という本に刺激されてストックホルムに出、アルメナ銀行の守衛ベアトの助手となった。ふとしたことから出納係の美しいマルガレータ(クリスティーナ・ショリン)と知りあった彼は、海軍大将の令嬢である彼女に近づいた。彼女が婚約者ロルフが仕事でこられなくなったヨット遊びにヤンを誘ったことから、二人は接近した。しかし慎重なヤンはわざとマルガレータに手もふれなかった。その頃、株式市場を暴落旋風がおそいヤンとベアトのもっている大砲株が下落した。が、ヤンはこの裏に資本家のからくりがあるのを見抜き、手もち株を温めておいた。果して間もなく株は暴騰、金を手に入れたヤンは今度は将来都市計画指定地となることをみこんで土地を買った。そのうえロルフの所有地まで無記名で買い入れることに成功した。二度目の週末旅行で、ヤンはマルガレータを自分のものにした。銀行は無記名で巨万の富を取引する人物が守衛ヤンなのを知って驚き頭取ワッラーは彼に重役の椅子を提供した。そんな時、マルガレータの父が娘とヤンの交際を禁じた。こらえきれぬ彼女は父にヤンとの関係を告白した。怒った父はヤンのアパートにおしかけた。彼女からの電話で急を知ったヤンは、別人を装って父を迎え、彼に曾祖父のコレクションである火縄銃を見せた。マルガレータの父は古武器蒐集狂だったのである。たちまち父親を火縄銃で懐柔した彼は、マルガレータとの結婚に成功したのだった。

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