バグダッドの盗賊(1978)

劇場公開日:

解説

『千夜一夜物語』の中の一篇で、バグダッドを舞台に、美しい王女の花婿探しにまつわるロマンスを中心に描く。製作総指揮はトーマス・M・C・ジョンストン、製作はアイダ・ヤング、監督は「アルフレッド大王」のクライヴ・ドナー。A・J・カローザーズの原案を基にアンドリュー・バーキンが脚色。撮影はデニス・ルイストン、音楽はジョン・キャメロン、編集はピーター・タナー、美術はエドワード・マーシャルが各々担当。出演はロディ・マクドウォール、カビール・ベディ、ピーター・ユスティノフ、テレンス・スタンプ、フランク・フィンレイ、マリナ・ヴラディ、ダニエル・エミルフォーク、イアン・ホルム、パブラ・ユスティノフなど。

1978年製作/イギリス・フランス合作
原題:The Thief of Baghdad
配給:コロムビア
劇場公開日:1979年3月24日

ストーリー

今は遠い昔、舞台はバグダッド。サクハール国のクージ王子(カビール・ベディ)は、父のサクハール国王が突然死んでしまい、悲しんでいた。そんなタージ王子に、父の忠臣だったアブ・バカール(フランク・フィンレイ)は、大臣のジョードゥール(テレンス・スタンプ)が、王座を狙っているので気をつけるよう忠告した。それを確かめようとしたタージ王子は、魔法を使うことができるジョードゥールの策略にはまり、隣国バグダッドへ旅にでることになる。バグダッド国王(ピーター・ユスティノフ)が娘のヤズミン姫(ピーター・ユスティノフ)の婿を求めているというのだ。途中、王子の一行は、ジョードゥールの刺客に襲われるが、一人逃げのびた王子は、ジョードゥールの陰謀を悟り、さらに、奇術師ハッサン(ロディ・マクドウォール)の協力を得てバクダッドにたどりつく。タージ王子は、居並ぶ各国の花婿候補を押しのけ、国王とヤズミン姫の好意を得た。しかし、ジョードゥールの邪魔が入ったため、ヤズミンのつきそいであるペリザーダ(マリナ・ヴラディ)の助言で、 世界で一番価値のある物をもってきた者を姫と結婚させることになる。ハッサンとペリザーダの協力を得て、さまざまな障害を乗り込えて、ダージ王子は正邪殿という寺にある水晶の透視眼を手に入れた。バグダッドに帰る途中、その透視眼をジョードゥールに奪われたタージ王子は、壷に閉じこめられていた大魔人を救ったことから、3つの願いを叶えることができ、ジョードゥールを倒し、ヤズミン姫と結ばれるのだった。

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