バファロウ平原

劇場公開日:

解説

「悪の対決」「対決の一瞬」のアラン・ドワン監督による、開拓期のモンタナを舞台にする牧牛業者の権利争いとインディアン蜂起をめぐる西部劇。トム・ブラックバーンの原作を「怒りの刃」のハワード・エスタブルックと「悪の対決」のロバート・ブリースが共同脚色し、「怒りの刃」のジョン・アルトンが撮影した。音楽はルイス・フォーブス。久方ぶりの「烙印なき男」のバーバラ・スタンウィックが女丈夫の女牧童を演じる他、「対決の一瞬」のロナルド・レーガン「殺し屋ネルソン」のジャック・エラム「悪の対決」のランス・エヴァンス等が出演。製作ベネディクト・ボジャース。

1954年製作/アメリカ
原題:Cattle Queen of Montana
配給:K・R・O
劇場公開日:1958年7月1日

ストーリー

未開の、バファロウ盆地の政府所有地の先売権を入手したポップ・ジョーンズと娘のシェラ(バーバラ・スタンウィック)は、牛群を追って、権利喪失の1日前に現地についた。明日は土地登記をして牧場を開こうと、夕方シェラが水浴をしている時、盆地の顔役トム・マッコード(ジーン・エヴァンス)に雇われているファレル(ロナルド・レーガン)という男が、インディアンに用心するように注意してくれた。果たせるかなその夜、インディアンが襲来して、牛群は暴走させられ、白人は皆殺しにされたが、重傷の牧童頭ナットに助けられ、シェラは危うく難を逃れた。この襲来は、顔役マッコードに煽動されたブラックフット・インディアンの乱暴者のノチャ・カワの仕業だった。マッコードはシェラの父の死体から権利書を盗み、土地を自分の名で登記した。森に逃れたシェラは、白人の大学で教育を受けたインディアンの尊長の息子コロラドス(ランス・ファラー)に助けられ、牛を取り返したがマッコードの悪業の確証をつかむことは出来なかった。盆地独占を企んだマッコードは、今度はインディアンを煽動して白人を全滅させ、鎮定のため軍隊を出動させてインディアンを討つという一石二鳥の計画をたて、まずインディアンを蜂起させた。マッコードの術中におちて危機におちいったシェラは、ファレルに救われた。彼はインディアンに武器を密売する白人を探っている騎兵隊の将校であった。彼の命令で騎兵隊本部に馬を走らせたシェラは、途中マッコードとノチャ・カワの武器引渡し打ち合せを目撃し、尊長の息子コロラドスに急報した。1度はインディアンの裏切りで罠に落ちたシェラは、駆け付けたファレルや、コロラドスの手をかり、取引中の武器弾薬に火をかけて、悪人一味を一掃した。バファロウ盆地に、はじめて平和がやってきた。

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