南海征服(1965)

劇場公開日:

解説

「メリー・ポピンズ」のビル・ウォルシュとドン・ダグラディの共同脚本をテレビ界のベテラン、バイロン・ポールが監督したコメディ。撮影はウィリアム・スナイダー、音楽はボブ・ブラナーが担当。出演は「メリー・ポピンズ」のディック・ヴァン・ダイク、「フラワー・ドラム・ソング」のナンシー・クワン、「トプカピ」のエイキム・タミロフのほかチンパンジーのディッキー君が活躍する。製作はビル・ウォルシュとロン・ミラー。

1965年製作/110分/アメリカ
原題:Lt. Robin Crusoe, U.S.N.
配給:ウォルト・ディズニー映画
劇場公開日:1967年3月18日

ストーリー

米海軍大尉ロビン・クルーソー(ディック・V・ダイク)は戦闘爆撃機で哨戒飛行中、事故で太平洋に墜落した。半死半生の彼がやっとうち上げられたのは、絶海の無人島である。そして暗礁にのりあげて錆だらけになっている日本の潜水艦の中に潜っていたチンパンジーを発見した。たちまち親しくなった彼らは、協力して見事な小屋を建て探検を始めた。ロビンはジャングルの中にある奇怪な顔の大きな石の偶像を調べている時、ひとりの美しい原住民の娘ウェンズデー(ナンシー・クワン)を見た。身の危険を感じて彼に襲いかかってきたその娘を落ち着かせ、片言の話をしてみると、彼女は恐ろしい首狩り族タナマシュ酋長の娘で、父の命ずる結婚を拒否したため、島流しにされたのだった。その結婚の相手というのが、例の大きな石の偶像だった。酋長の人権無視に義憤を感じたロビンは彼女の人権擁護のため、酋長と対決しようとして懸命に「人権」の如何なるかを説いたが彼女にはなかなか分からない。そんな時、ウェンズデーの姉妹、従姉妹ばかり数10人がまたまた酋長の怒りにふれて島へやって来た。さてそれからウェンズデーをリーダーとする女性軍は、ロビンを大将に選び出し、タナマシュ酋長(エイキム・タミロフ)撃退の猛訓練を始めた。予想通りタナマシュ酋長は大軍をひきつれてやってきたが、手に手にプラカードを持って「人権」を主張する女性軍に度ぎもを抜かれ、酋長軍はタジタジ。次いで展開されたロビンじきじき伝授の作戦にかかって退散して行った。この成功でロビンは女性たちの人気の的となり、あまりの歓待に身が持たなくなってきた。そんな時、幸運にもヘリコプターが飛来し、ロビンを発見した。ロビンとチンパンジーのフロイドはほうほうの体で島から脱出し、故郷のアメリカへ向かったのである。

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