砂漠の女王

劇場公開日:

解説

旧約の、ユダヤのボアズと婚してタビデ王の先祖となった、モアブの美女ルツの物語。「炎の人ゴッホ」のノーマン・コーウィンが脚本を書き、「裸のマヤ」のヘンリー・コスターが監督した。撮影はアーサー・E・アーリング。音楽は「尼僧物語」のフランツ・ワックスマン。出演はイスラエル出身の新人エラナ・イーデン、「悶え」のスチュアート・ホイットマンほか、ペギー・ウッドら。製作サミュエル・G・エンジェル。

1960年製作/アメリカ
原題:The Story of Ruth
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1960年9月3日

ストーリー

紀元前1250年――全能慈悲の見えぬ神を崇めるユダヤの国と偶像ケモシュを崇拝するモアブの国は隣接していた。モアブの国人は毎年神に少女のいけにえを供えた。モアブの首都にユダヤ出身の金工師エリメレック(レス・トレメイン)が妻ナオミ(ペギー・ウッド)、長男マーロン(トム・トライオン)、次男チリオンと住んでいた。ルツ(エラナー・イーデン)は幼少から神殿で最高の女神官エライアット(ビベーカ・リンドフォース)の許で教育された。彼女はいけにえに選ばれたが、腕にアザがあるので失格、今日まで生きのびていた。神官になったルツは今年のいけにえのため、エリメレックの店に金冠を頼みに行きマーロンと会った。2人は心惹かれた。彼女に再会したマーロンはいけにえの制度の誤りを話した。ルツはモアブの信仰に疑いを持つようになった。いけにえの儀式からルツは逃げ出した。マーロン父子も捕らえられ、父とチリオンは殺され、マーロンは終身刑となった。ルツはナオミと協力してマーロンを救ったが、追手のために刺された。山頂に運ばれたマーロンはルツを妻にするといって息を引取った。ルツはナオミとユダヤのベツレヘムに帰った。そこで地主ボアズ(スチュアート・ホイットマン)に会った。親類の人たちはルツに親切にした。ルツが異教徒とわかると、ベツレヘムの長老に裁かれることになった。ボアズは彼女の弁護をしぶり、大地主トブが彼女にたいする野心のため引受けた。彼女がユダヤ神の信者である立証がそろい無罪となった。トブはルツに結婚をせまった。が、結婚前夜ルツは遂にボアズの許に走った。

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