黒帯ドラゴン

劇場公開日:

解説

ニューヨークのハーレムにある空手道場の土地をめぐって展開される空手映画。製作はフレッド・ワイントローブとポール・ヘラー、監督は「燃えよドラゴン」のロバート・クローズ、脚本はオスカー・ウィリアムス、原案はアレックス・ローズとフレッド・ワイントローブ、撮影はケント・ウェイクフォード、音楽はルチ・デ・ジーザス、編集はマイケル・カーンが各々担当。出演は「燃えよドラゴン」のジム・ケリー、グロリア・ヘンドリー、マリク・カーター、スキャットマン・クロザース、アラン・ウィーク、エリック・ラニュービルなど。

1974年製作/アメリカ
原題:Black Belt Jones
配給:ワーナー映画
劇場公開日:1974年6月22日

ストーリー

大学生たちのインタビューを終わったチリ大使がその直後、8人の刺客に襲われたが、“黒帯ドラゴン”ことジョーンズ(ジム・ケリー)に助けられた。しかし、黒帯ジョーンズの戦いはそれで終わったわけではなかった。マフィアのボス、ドン・ステファノが、新しく市の音楽センターになるはずの土地を、なんとか手に入れようと狙いはじめたからだった。その土地の所有者がバード(スキャットマン・クロザース)と呼ばれる年とった黒人で、そこで空手道場を開いていたが、土地を売る気は毛頭なかった。ステファノは、欲の皮の突っ張った黒人街の顔役ピンキー(マリク・カーター)に、バードから土地証書を巻き上げるよう命じ、その代償として25万ドルの借金をパーにしてやることを約束した。ピンキーは手下を引きつれ、道場に押しかけたが、道場の弟子たちの敵ではなく、軽くヒネられたピンキーはいつか仕返しするとイキまきながら引き上げた。そのチャンスがきた。バクチ場へ現われたバードを子分たちが捕まえ、ピンキーの本拠となっている玉突屋へ引っ張って行ったのだ。拷問の末、バードは殺されたが、土地の所有者名義は“シドニー”とう名の誰かになっているらしかった。実はシドニー(グロリア・ヘンドリー)は20年以上も会ったことがないバードの娘だったのだ。ジョーンズは、葬儀にやってきたシドニーを道場に案内した。そして彼女はその雰囲気に好意を感じ道場は今後も閉鎖すまいと決心した。そこへまたピンキーの手下が現われ証書を渡さないなら現金25万ドルを出せという。シドニーがはねつけたのはむろんだが、弟子のクインシーを人質としてつれ去られてしまった。ジョーンズはすぐ行動を開始し、ステファノの金25万ドルをかっさらった。金はクインシーを取り戻すためにすぐピンキーに渡された。そして、ステファノに、金を奪ったのはピンキー一味だと思わせるような電話をかけた。そのためにピンキーはマフィアに殺されかけてしまった。彼がジョーンズとシドニーを殺そうと思ったのはいうまでもない。猛スピードの車の追跡ごっこのあげく、舞台はトラックの洗車場に移り、ジョーンズとシドニーの大活躍が始まった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

1.5ブラックスプロイテーションがここにもあり!

2016年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

興奮

「燃えよドラゴン」のジム・ケリー主演のカンフー映画。
あのころブルース・リーのおかげで雨後の筍のようにいろんなドラゴンが登場したが、今作は香港のゴールデン・ハーベスト製作の一連のカンフー映画のストーリーをアメリカのハーレムに置き換えたようなストーリー。
そこそこ楽しめるけど、なんで70年代カンフー映画って「お笑い」寄りなんだろうって素朴な疑問も湧きます。

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