赤いリボンに乾杯!

劇場公開日:

解説

名馬アスパセル号が活躍するロマンチック・コメディ。製作はウィンストン・ヒブラー。監督は「最高にしあわせ」のノーマン・トーカー。エリック・ハッチの原作をルイス・ペリティアが脚色。撮影はウィリアム・スナイダー、音楽はジョージ・ブランス、第二監督のラリー・ランズバーグが馬術シーンを、編集をロバート・スタッフォードがそれぞれ担当。テクニカラー、スタンダード。1968年作品。オリジナル版は113分。

1968年製作/95分/アメリカ
原題:The Horse in the Gray Flannnel Suit
配給:ブエナ ビスタ
劇場公開日:1970年6月27日

ストーリー

ニューヨークのトーマス広告代理店部長フレッドは、14歳になる娘のヘレン(エレン・ヤノフ)、それにマーサ叔母さん(ルレーン・タトル)とやもめ暮らしをしていた。その彼には、現在2つの悩みがあった。その1つは大スポンサーのアライド製薬のワンマン社長デュガン(フレッド・クラーク)から命じられた宣伝プランの立案であり、もう1つは乗馬狂いの娘ヘレンに馬を買ってくれとせがまれていることであった。そこでフレッドはすばらしい名馬を手に入れ、消化剤と同じ“アスパセル”号と名付け、名前を広めようと考えた。これにはデュガン社長も御満悦、おかげでエレンは騎手としてこの馬に騎乗することができた。やがてエレンは、馬術クラブの美人経営者スージー(ダイアン・ベーカー)の指導でめきめき腕を上げた。ところが、一向に新聞やテレビに“アスパセル”号の名が出ないと、デュガン社長は、散々文句を述べた。このため、虫の居所が悪かったフレッドが冷たくしたので、アスパセル号は家を飛び出してしまった。しかし、この事件のおかげで、アスパセル号がすばらしい能力のある馬であることがわかった。彼は7.1 メートルの石塀を軽々と飛び越えたのである。いまでは藁をもつかむようなフレッドは、いつしか心魅かれるようになったスージーがアスパセル号に騎乗することを承知した。しかし、彼女の元婚約者であったコーチのアーチャー(ロイド・ボックナー)が少々気になった。そうこうするうちにワシントン国際馬術大会は華々しく開幕。競技はどんどん進み、ついにアスパセル号とチリの騎兵中尉が同点で決勝を争うこととなった。そして、いきづまる時間審査の結果、0.6 秒の僅差で栄冠はスージーの乗ったアスパセル号に輝いた。この番狂わせに、会場は大混乱。その騒ぎをよそに、フレッドがビール好きのアスパセル号と淋しく乾杯しているところへ、スージーがやって来た。今度こそはとフレッドがスージーにプロポーズしかけると、それに合わせるようにおしゃまなエレンが声を掛けた。「パパおめでとう! 結婚式はいつなの?」(ブエナ・ビスタ配給*1時間35分)

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