最低で最高のサリー

まぁよくある素直じゃない青春ラヴストーリー。
（500）日のサマーのスタジオが製作したという作品。サリーはサマーほどエキセントリックでもなく、割と普通の女の子。
男の方は厭世的で冷めた性格と事で少々ドロップアウト気味なのだけれど、人生に前向きじゃないというだけで実はやれば出来る子。
最低で最高なんていうタイトルだけど、そんなでもない。そんなビッチじゃないし考え方もマトモで大人びている。正直そんな面白いとは思わなかった。
「ウォールフラワー」とか「ルビースパークス」とか「ぼくとアールと彼女のさよなら」とか好きなら、何か心に引っかかるようなところもがあるかもしれません。

500日のサマーがかなり好きなので、鑑賞したが、それなりに楽しめた。90分の映画なのでさらっと見れるし、自分の感情えぐられることもない。シンプルな青春映画であり、好きな人は好きだと思う。多くの人が嫌いにはならないはず。

キャストの存在感が全体的に薄い。

思わず自分の高校生時代を思い出してしまいました。主人公である少年の心情が過去の自分と重なる部分が多く、とても入り込みやすかったです。学校という組織に対する反逆心、自分に対する迷いや葛藤、どこからともなく湧き出る無気力感、思春期の少年少女をリアルに描いていてとても良かったです。