ペーパーボーイ 真夏の引力

劇場公開日:

ペーパーボーイ 真夏の引力

解説

「プレシャス」のリー・ダニエルズ監督が、米作家ピート・デクスターのベストセラー小説を映画化したサスペンス。1969年、フロリダで暮らす青年ジャックは、問題を起こして大学を追われ、父親の会社で新聞配達を手伝うだけの日々を送っていた。ある日、大手新聞社の記者で兄のウォードが、ある殺人事件の死刑囚にかけられた冤罪疑惑を取材するために帰省。ジャックはウォードの調査を手伝い、その過程で出会った死刑囚の婚約者で、謎めいた美貌の持ち主シャーロットに心を奪われる。殺人事件をめぐる複雑な人間関係に巻き込まれたジャックの人生は、大きく変わっていく。ミステリアスな美女にひかれ泥沼にはまっていくジャック役をザック・エフロン、兄ウォードをマシュー・マコノヒー、謎めいた美女シャーロットをニコール・キッドマンが演じる。

2012年製作/107分/R15+/アメリカ
原題:The Paperboy
配給:日活
劇場公開日:2013年7月27日

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第65回 カンヌ国際映画祭(2012年)

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出品作品 リー・ダニエルズ
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(C)2012 PAPERBOY PRODUCTIONS,INC.

映画レビュー

4.5ジャンルの先入観を殴打で破壊しまくるような狂ったカルト作。

2022年4月30日
PCから投稿

一応はアメリカのディープサウスが舞台の青春映画なのだが、ペドロ・アルモドバルが監督する話があったというの納得の、非常に倒錯した(特に性的に)、そして従来のストーリーテリングをぶっ壊すイカれた展開だらけの怪作だ。もう出てくる俳優がいちいち怪演であり、特に囚人と獄中結婚した危うい美女を演じたニコール・キッドマンが夫である囚人のジョン・キューザックと面会するシーンは本当にヤバくて、劇中のザック・エフロンならずとも「いま一体何を見せられてんの?」と大いに狼狽するしかない。シンガーのメイシー・グレイも序盤から異様な存在感を発揮するんだが、実際のところは主人公の家の家政婦以上の役どころではなくて、いちいちどぎつい絵の具を塗りたくらずにはいられない作り手のこだわりを象徴しているように思う。とにかく青春映画でありミステリーでありひと夏の恋の映画ではあるのだが、その全部を足したところで普通の感覚ではこんな映画はできるわけがなく、「ホントなんなのコレ!?」と20回は言いたくなる最強のカルト映画のひとつだと思っている。

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村山章

2.0見る人はかなり限定される

2023年11月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ザック・エフロンとメイシー・グレイ以外、まともな人間は一人もいません。
いや、ザックも恋愛観がかなり歪んでいて、まともとは言えませんが、それでも、作品に登場する人物の業というか性癖というか、一筋縄ではいきません。

メイシーの語りで映画は綴られていきますが、これがなかなかの名調子で、不思議なリズムを与えています。

きっと、ザックもこのあとろくな人生を生きないんだろうな、と思わせるような結末。

フラストレーションがたまる映画です。
苦いテイストが好きな人は気にいるかも。

私は、好きになれません。

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うそつきカモメ

どっちつかずでもったいない

2023年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ストーリー的には面白いんだけど
ミステリーにしたいのか
クライムものなのか
一夏の冒険的なのか
はっきりしないから観てて疲れた
マコノヒーさんエフロンさんキューザックさん
そしてニコールさん、みんなよかったです

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けはえ

2.0兄弟だから

2022年6月1日
iPhoneアプリから投稿

誰も救われない。サスペンスなのか?暑いと皆んな狂気に走ってしまうのか?暑苦しいが寒々する場面が沢山。アニタとジャックのやり取りと兄弟の微妙な関係はいい感じだった。

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GAB I
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