劇場公開日 2012年11月10日

「極めて真実に近いサイコパス映画」悪の教典 アサシンさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0極めて真実に近いサイコパス映画

2018年10月30日
PCから投稿

私は近親のサイコパスに何度か殺されかかけて生き延びた。
今でも、最悪の事態を避けるために精神科医などの支援を受けている。
この映画の主人公の言動、行動は医学的、統計学、社会学において典型的な類型として精度が高い。
このような規模が大きいものは海外が多いが、日本でも小刻みに繰り返している事例はかなりある。
そして、サイコパスが上手くすり抜ける事例も多い。
サイコパスは罪の意識は皆無で、損得勘定が天才的なのだ。
殺し暴力装置としてなんら怖じけることもなく、平静を保つとゆうか、殺しに感情が動かない人間がこの世の中に普通に存在することを認識してほしい。
もし、自分に火の粉だ降りかから無いなら、この映画の主人公のようなことが出来る人間はいる。
このように作品、脚本の品質が高いことと合わせて、キャストの演技が際立つことも言わねばならない。
このような真実を踏まえた素晴らしい映画を日本でも出来ることは、世界に誇ることであり、日本映画の水準を高める金字塔であることを確信した。

アサシン