ル・アーヴルの靴みがき

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ル・アーヴルの靴みがき

解説

「浮き雲」「過去のない男」のアキ・カウリスマキ監督が、フランスの港町ル・アーブルに生きる人々の姿を描いた人情劇。北フランスの港町ル・アーブルの駅前で靴磨きをして暮らしているマルセルは、妻アルレッティと愛犬ライカとともにつつましい生活を送っていた。そんなある日、港にアフリカからの不法移民が乗ったコンテナが漂着し、マルセルは警察に追われていた1人の移民の少年イングリッサと出会う。そしてその頃、アルレッティは医師から余命宣告を受けており……。妻のアルレッティ役にカウリスマキ作品常連のカティ・オウティネン。

2011年製作/93分/フィンランド・フランス・ドイツ合作
原題:Le Havre
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2012年4月28日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第64回 カンヌ国際映画祭(2011年)

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出品作品 アキ・カウリスマキ
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(C)Sputnik Oy photographer: Marja-Leena

映画レビュー

4.5流れがゆったりで昭和っぽい感じがした

2022年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

幸せ

萌える

いい人ばっかりが集まった映画。犬までいい奴で最後までいごごちが良い。
お人好しで憎めなくてお互いが理解していて素敵な町だ。
おまけに警部まで一役買っている。

善行を続けていたら不治の病も治してしまったという奇蹟まで起こすといいたかったのだろうか?(妻曰く近所では奇蹟は起こってなかったらしいが)
少年のこれから先が心配も去った後も街はおだやかな時が流れていくだろうと思わせる。

とは言っても難民をかくまって逃がしたらそれは犯罪だし、警部まで加担していた。
善行を重ねていたんじゃなくて悪行を重ねていたのだ。(見終わった後に気づく)
それを感じさせないぬくもりがこの映画にはあった。

見て損はない映画やねえ。

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Elton Shin

3.5不法移民

2022年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2022年7月3日
映画 #ル・アーヴルの靴みがき (2011年)鑑賞

#アキ・カウリスマキ 監督がフランスで撮った作品

途中までシリアスで悲惨な結末を危惧していましたが、できすぎたハッピーエンドとなりました。個人的には悪くはないかなとおもいました。

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とし

4.0大切にしたい作品

2018年10月10日
PCから投稿

鍛え抜かれた優しさは、ときにユーモラスに、ときに頑固に隣近所に伝染していく。
凹凸のない平凡な画像ですが、静かに心に伝わってくる。
とても大切にしたい作品。

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miharyi

3.5愛と希望がある

2018年4月26日
PCから投稿

愛がある。希望がある。優しさがある。眼が未来に向いている。
ああ、映画だなあ、と実感できる作品。

そうそう、やっぱり小津安二郎の世界観が見て取れるとね、ってところで、日本人である自分にも共感しやすい。

他方、西欧の移民問題については共感というと厳しい。
西欧とアフリカとの歴史的関係を考えると、思いやりのない世界がそこに存在しているように感じる。ボタンを掛け違えていませんか、西欧さん? と言いたくなる。
1つのヨーロッパ共同体などと悦に入っていらっしゃるが、アフリカや中東は違うのかい? と問いたくなる。

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osan
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