メゾン ある娼館の記憶

劇場公開日:

メゾン ある娼館の記憶

解説

20世紀初頭パリの娼館で生きる女性たち姿を華麗な映像美で描き、2011年・第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にも出品されたドラマ。20世紀初頭の華やぐパリ。ひときわきらびやかに輝く高級娼館「アポロニド」の裏側には、女たちの人知れない孤独や苦悩が渦巻いていた。娼館一の美人だったマドレーヌは男にだまされて顔に傷を負い、常連客に本気でほれ込んだジュリーはいつか外に連れ出されることを夢見ている。しかし、娼館と女たちを取り巻く状況は次第に変化していき、アポロニドは閉館を余儀なくされてしまう。

2011年製作/125分/フランス
原題:House of Tolerance
配給:アットエンタテインメント
劇場公開日:2012年6月2日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第64回 カンヌ国際映画祭(2011年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ベルトラン・ボネロ
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映画レビュー

4.5動く絵画のよう

2017年1月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

衣装、アクセサリー、壁紙、ピアノ、それらが登場人物の物悲しい雰囲気に見事にマッチしていて美しかった。
シーンそれぞれが、まるで絵画。

このような女性が多く登場する話って
嫉妬や嘘が渦巻く世界として描かれることが多いけど、この作品は違います。

娼婦たちは支えあい、お互いを尊重するし、客が自分を選ばなくても取り乱さない。
新入りをきちんと面倒みるし、病気やケガで働けない同僚にも愛をもって接する。

安宿に売り飛ばされる不安や妊娠、性病、減らない借金、尽きることのない問題は、現代の風俗にも通じるものがたくさんあります。

梅毒で苦しむ仲間を看とり、
ラストの泣きながらダンスするシーンに思わず涙が溢れました。

照明も暗い、話も暗い。
決して楽しい気持ちになる話ではないけれど、時間を置いてもう一度見たくなる。そんな映画です。

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悠里

4.0美しい時間

2017年1月13日
iPhoneアプリから投稿

作品としてとてもよかった。
これは売春について、風俗について問う映画ではない。
買う男、買われる女の狭いくくりで見る映画ではない。

女はいかなる場合でも、愛を探す生き物だということ。
愛に従順な生き物であるということ。
それが美しく、強く、儚く、勇気づけられる映画だった。

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ぴのうえ。

4.0西洋画みたい。

2016年3月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

幸せ

衣装が素晴らしくてアールヌーボーの絵みたいな女性を実写で観られる映画。女体を美術品として扱えてると思う。

遊郭だと女同士の小突きあいみたいのが多いけど、この映画では女性同士が身体を売ってることを互いになぐさめてるような関係性があって、レズビアンとも少し違った愛情深さを感じる。

お面つけてヤってんのがマジで怖い。
フランスでテレビつけたらたまたまやってたけどメジャーな作品なんだろか。

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スベスベマンジュウガニ

2.5買う男が悪いか?売る女が悪いか?

2013年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

寝られる

結局・・どうなんだろか?

加害者が被害者ヅラしてる映画か?
それとも実際に悲劇の映画か?

ヒトツ言えるのは↓
フランス映画独特の、長回しやロングのワンショット、やたらと間の長いトークの間合いなどは、こちらバリバリ踏襲してる。
・・そして、ポエトリーでは有るが、言いたい事伝えたい事がサッパリ分からない!
↑て言う!
まんまフランス映画らしい!間違う事無い作品だ!て事。

どないやねん(´・Д・)」(´・Д・)」(´・Д・)」
評価がサッパリ分からないので、星は真ん中の2・5にしました。

見終わって、ハッピーでポジティブに!間違いなくなりませんなッ_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○

なんぢゃこら!

女性の権利云々言う前に!きちんと義務を果たさんかいo(`ω´ )o♪

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えびかに伯爵
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