劇場公開日 2011年11月19日

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新少林寺 SHAOLINのレビュー・感想・評価

全25件中、21~25件目を表示

4.0あの気合が聞きたかった

2011年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

話の筋が思いのほかしっかりしていて、合戦場面もすごい迫力だった。ジャッキーが意外な役でボンクラを演じていたが、どうしてもカンフーの達人のような気がしてしまう。主人公も含めてそこそこみんなカンフーができるところは、少林寺に入門してカンフーを覚える場面が見れずちょっとモヤモヤした。銃対カンフーは、明らかにバランスが悪い。そう思うと、決してカンフーを軸にしていないのかもしれない。銃以前の時代で見てみたい。「はっ!はっ!」という気合がほんのちょっとだった。

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吉泉知彦

3.5二元論だけか?

2011年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

よくできた映画だと思う。(ストーリー展開が丁寧でないという意味では、アジア映画ですが、ジャッキーとか、アンディーが出てる映画にしては、がんばってる)
主演女優の演技はCCC-くらいのクラスです。

シナリオに小乗仏教の思想がふんだんに練りこまれているので
そこは
念仏、真言宗派の思想に洗脳されている人には
身に染みて感動できると思う。

いずれにしても
西洋の唯物思想の対比として
徹底的に
精神論、観念論を展開した点が特徴です。

現代の日本の10代には
カルチャーショック並みの内容かもしれません。
観る価値はあると思います。

ただし、精神と物質を極端に捉えすぎると未来を見失うかも・・・
第三の道を見出していけると
この映画を本当の意味で観たということになるでしょう。

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seisinsei

4.0想像以上の出来。観てよかったと嬉しくなる。

2011年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

幸せ

アンディ・ラウが2つの顔を見せる。

ひとつは戦に明け暮れ、誰も信じない冷血漢・侯杰(こうけつ)。長引く内乱と、そこに付け込もうとする海外勢力。人を迂闊に信じると、いつやられるかもしれない日々。侯杰が安らげるのは、美しい妻・顔夕(がんせき)と愛娘・勝男(しえんなん)と共にいるときだけだ。
権力こそが家族を守れると信じる男の果てしない私利私欲が、力の限りを尽くして争いを繰り広げる。
力の誇示は、“恐れ”に対する人間の弱さの裏返しであることに気づいていない。

もうひとつの顔が浄覚(じょうかく)だ。
富も地位も家族までも失った侯杰がたどり着いた少林寺。かつては愚弄してはばからなかった少林寺の門を叩き、人としてどうあるべきか、徐々に心穏やかな生き方を学ぶ浄覚。その顔は、侯杰の疑心暗鬼に満ちた顔とは正反対だ。
いい顔になる。きれいな顔になる。

悪役の曹蛮(そう・ばん)をはじめ、少林寺の面々の配役もいい。
この作品でのジャッキー・チェンは、いわば安息所だ。息抜きにいい味を出す俳優になってきた。

物語自体は単純だ。カンフー映画らしい、しつこいほどの格闘場面もありきたりだ。
それでも、やるかやられるかの激動の時代を背景に、静の象徴・少林寺を舞台に据え、ひとりの男の改心を丁寧に描いた人間ドラマとして、しっかり肉付けすると、こうもいい映画になるものかと嬉しくなってしまう。観てよかったと思う。

音楽がやや平凡なのが残念だが、想像以上の出来だ。

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マスター@だんだん

5.0前の「少林寺」とは別物。

2011年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

私がカンフーアクション作品にはまったのは、ジェット・リーの「ワンチャイ」シリーズから。
「ワンチャイ・天地大乱」での、ドニー・イェンとの一騎討ちは凄かった。
少林拳法って、こんなに凄いんだ!と思った。

それから沢山の作品を見た。
その中には、ジェット・リーが、まだ李 連杰、という本名で出ていた「少林寺」「阿羅漢」もあった。

これらの「演武披露」的作品も良かった。

けれど、時代が変わり、人の生活も変わった今、「少林寺」と「新少林寺」は、全く別の作品と思った。

ストーリーは、仏教の教えを基にしているが、誰にでも言えることを身を持って教えてくれる。
≪人は、変われるのだよ≫

アクションシーンは、さすが拳法の修業を積んだ俳優さん達。
観る者を惹きつけて離さない。
ベニー・チャン監督の手腕はさすが!!
見応えのある怒涛のアクションは、久しぶりに手に汗を握った。

それとともに良かったのが、配役。

「ハムナプトラ3」にも出ていた、浄能役のウー・ジン。
師兄役を、見事に、しっかり演じていた。
とても好感を持てた。

方丈役のユエ・ハイさん、とても懐かしかった。
浄空さんも、浄海さんも、とても素敵だった。

久しぶりにスクリーンで見たション・シンシン。
ジェット・リーが骨折した時に代役をした人。
大地争覇での鬼脚役は、記憶に残っている。
嬉しくって、懐かしくて・・・。

アンディ・ラウの悪役。
これでもかというほどの悪人顔。
それが後半になると、善人の顔になる。
イヤミがないのは、さすがの演技力。

もっと凄かったのが、ニコラス・ツェー。
彼の持ち味である「照れたはにかみ笑い」は封印(そんな役ではなかったけれど)。
「孫文の騎士団」での純粋な車夫役の時とうって変わって、突き抜けた悪顔。
髪が左目にかかり、右目だけの表情の時が多かったが、その目が素晴らしい。
≪突き抜けた≫悪の表情に、目に、惹きつけられた。
脅えた表情も良かった。

≪門前の小僧≫的、ジャッキー・チェン。
彼らしいコミカルな演技は、やっぱり大好き。

エンドロールでの、アンディ・ラウの歌と共に見逃して欲しくないのが、雪景色の中での演武。

冒頭からクライマックスまで、ダレルことなく、悲しみながらも、エンタメを楽しむことができて、心に残る素晴らしい作品。

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りりー

4.5ど派手なアクション

2011年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

あ、禅って日本の文化だと思ってました^^;

エンディング曲を心に留めておけば、中国も平和に発展できるんだろうなと思ったり・・・最後に泣けました。

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ぐるもこ