愛と誠のレビュー・感想・評価
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個人的にドツボにはまって爆笑した作品
三池崇史監督版の「愛と誠」。1970年代に人気を博し、西城秀樹主演で映画化もされた梶原一騎原作の同名コミックを、主演は妻夫木聡と武井咲の主演で新田に映画化したもの。
個人的にはドツボにはまって爆笑が続いた意欲作。妻夫木、武井はもちろんだが、斎藤工、大野いと、安藤サクラらが大真面目に笑いを取りにいく演技に好感を抱いた。
武井がかわいい
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どうしようもない不良少年のツマブキ。
そこを何とか更正させようとお嬢様の武井が尽力する。
自分の父の力で少年院を出させ、自分と同じ学校に転校させる。
しかし全然なびかず、迷惑がってツマブキは悪行三昧。
結局退学させられ転校、武井もそれを追って転校。
やがて武井がツマブキの敵に誘拐され、ツマブキが助けに来る。
武井を受け入れるようになりつつあったが、刺されて多分死亡。
武井がそこまでツマブキへ愛情を注いだのは、子供の頃の経験からだった。
スキー場でツマブキ少年に救われたことがあったのだった。
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何でええおっさんのツマブキがこの役やったんか不明。
しかし武井の持つ透明感はすごいし声も可愛い。
ぶっ飛んでるが純粋なお嬢様役にピッタリやった。
ちなみに愛と誠ってのは武井とツマブキの役柄の名前。
うーん、、
原作未読。
そういえば、愛する安藤サクラが出てたじゃまいか‼ …と思って観たのだが、なんというか、、原作読んだ方が楽しめるのかな? 私は、終盤で眠くなってしまった、、
出色は、一青窈。やっぱりモノホンの歌手さんは違いますな。市村正親と夫婦役で、二人で歌って踊ります。
それから、「圭子の夢は夜ひらく」「あの素晴らしい愛をもう一度」「また逢う日まで」等々、名曲の数々(私が認知できたのはこの辺まで。他にも良さげな曲が多々ありました)。
そして、余貴美子。正直、一青窈の歌声と余貴美子の醸し出す雰囲気(&熱演)に大きく助けられてる気がしました。 斉藤工くんもね、唇が分厚い人って、岩清水みたいな愛情深い役が似合うね。
ガム子(安藤サクラ)も、コミカルで良いですね。誠へのお見舞いのヒマワリ、どっから盗ってきたんだろうねw
伊原剛志も良いっすね。年齢とかガン無視したキャスティングw
ただ、、名前わかんないんだけど、高原由記役の子が、、あれは、、わざと棒読みしてくれっていう、演出だったのかしら…?
とりあえず個人的には、ガム子が拝めたんで良しとします。10㎝スケールのガム子フィギュアとか、無いのかな。(ねーよw)
オモロイ
愛と誠、ほぼ世代のワタシ。ミュージカルコメディ?仕立てと知っていたが出来が悪かったら怒るつもり満々で見始めた。いやあホントにオモロイ映画だった。
愛を実質的にヒロインから外すという恐ろしい改変かと思いきや、よく考えたら原作も愛の大いなる思い込みと言えなくもなし。ミュージカルシーンも(愛の両親のところ以外は)ちゃんとボケか筋に昇華してる。
華やかなセットの色合いも好みだ。アニメシーンもマッドハウス起用と力が入っている。
妻夫木聡と武井咲は開き直った演技と踊りで場をもたせ、安藤サクラは後の活躍を全く予感させない活躍(笑)。しかしとにかく残念だったのは高原由紀。本作の真のヒロイン足りうる筋と演出で所要時間もたっぷり、なのに…大野いとには荷が重すぎた感満載で可哀想な結果に。誰か他のシト居なかったのか…。
西城秀樹さんに合掌
「狼少年ケン」を歌う座生権太(伊原剛志)で大爆笑。西城秀樹から始まる歌謡曲ミュージカルの様相を示していたが、突如のケンで・・・
青葉台学園のエピソードはさっと流す程度にして花園学園に転入させたのはさすが三池監督の暴力をモチーフにした作品を思うと納得。高原由紀(大野いと)のキャスティングとキャラ作りがいまいち。由紀自身の悲壮感も笑いにしてしまったおかげで重みが全くない。全体のストーリーとしてははコミック全16巻をうまく2時間強の中に収めたと感心するが、太賀誠の母親役である余貴美子の演技によってうまくまとめただけなのかもしれない。原作を知る者にとっては、ただ笑うだけのシーンが多かった・・・
見終わったら、当時の西城秀樹版の「愛と誠」を見たくなる。冒頭の西城秀樹の歌はかなりのオマージュ!
ミュージカル仕立ての部分は笑えて良いセンスだわあと思ったけど、見て...
ミュージカル仕立ての部分は笑えて良いセンスだわあと思ったけど、見て疲れてしまった。原作がそうなのだろうから仕方がないのだろうと思ってもオチが好きになれない。
俺の知ってる「愛と誠」じゃない!
そもそも「愛と誠」は荒唐無稽で無茶苦茶なストーリーだと思ってた。
で、その荒唐無稽さを逆手にとって映画化したのが「愛と誠」だ。
三池監督の凄いところは、最初っから原作のイメージを破壊し、「どうせ荒唐無稽なお話だから・・・」となんとミュージカルでコメデイタッチ仕立てにし、更に滅茶苦茶な映画にしている。
考えてみれば、早乙女の事を好きな秀才「岩清水」君の台詞「君のためなら死ねる」とか、早乙女が誠に対して抱くイメージが「白馬の騎士」って・・・ふざけんのもいいかげんにしろ!と言いたくなる。それを通り越して不気味ささえ感じる。
早乙女愛はブルジョアの天然なお嬢さんとして描かれ、本来太賀誠に振り回され人生を変えられるヒロインのはずが、この映画では愛に誠が振り回されてる。早乙女愛のほうが上手だ!
しかも旧作では3部作形式で「愛と誠」「続愛と誠」「愛と誠 完結編」と3本の映画が製作されたが、本作はこの1本で見事に大筋のストーリーを負踏まえて完結させている。伊原剛志演じる不良座王権太が「狼少年ケン」を歌って踊るシーン(選曲が驚かされる。)、更に岩清水君の台詞「君のためなら死ねる」の「実は死ねない事情」も説明されている。見事だ!
ちょっとオカシイ展開が多々あるけど、話が重すぎるからミュージカルに...
ちょっとオカシイ展開が多々あるけど、話が重すぎるからミュージカルにしたのは正解だと思う。この話を見やすく面白くまとめたのはすごいと思う。役者のキャスティングが良かった。やりすぎ感のある演出も良かった。妻夫木聡かっこいいなあ〜
フルスロットル。
公開から約2年半ぶり、2回目の鑑賞。
キャスト陣の振り切れ具合がたまらなくイイ!という感想は変化なし。安藤サクラ演じるガム子、やっぱり良かったなぁ。
ただ、初回鑑賞時に感じた高揚感はあまり抱かなかった。
学校でのカタルシス以降の展開、異質感が強くて。好みの問題かもしれませんが。
ふざけた感じをどうとらえるか
70年代の純愛物語をミュージカルに。たしかに普通のセリフだと物語がくさすぎるかもしれない。さらには原作やミュージカル全般を小馬鹿にしたセリフもちらほら。そんなふざけた作りを面白いと感じるか、くだらないと感じるか。評価は極端にわかれるかもしれない。
『ったく、これだからお金持ちはよ…。』
《愛は平和ではない。愛は戦いである。武器の代わりが誠実であるだけで、それは地上におけるもっとも激しい、厳しい、自らを捨ててかからねばならない戦いである。我が子よ。このことを覚えておきなさい。》
インドの元首相、ネール氏による娘への手紙からの抜粋
様々な形の愛の表現が詰まっている作品。嫉妬、犠牲、奴隷、一途、母性…、形はどうあれすべては愛する人のため。正義の反対がまた別の正義であるのと同じように。
真の男性味は、真の女性味を引き出す。
「ここまでの愛は、母親の子供に対する愛以上の愛だ!!」
「やはり違う。私の幸せは、愛する人の幸せ」
「一度死の恐怖を味わった人間は、二度と自殺なんて出来ねぇらしいが、まぁ元気でやんな。」
誠実にもいろいろな形があることを教えてくれた。
オリジナルではないですが…ステキです!
私としては、この映画、なんだか良く分からないのに、ものすごい泣かされました。涙腺崩壊しました。昔の愛と誠をごらんになられた方は、中途半端と感じたかもしれないのですが、私はこの映画を見るまで愛と誠のことは全く知りませんでした。それもあって、わたしにとっては斬新かつ涙腺破壊機だったのかも(笑)。
歌も、誠くんと愛ちゃんのは本当に笑えたし、何度求愛されても全くブレずに「うるせえ!」といってくれる誠くんのまっすぐさも本当に好きでした。たまに「好きになってあげなよ!」と言いたくなるところもあって、それもまた良かった。
セットとかもすごく凝ってたし、ブッキーも、アクションお疲れさまです(笑)。
何より、ラストに誠くんが力を振りしぼって愛ちゃんのところへ行くシーンでは私は涙腺どころか顔面崩壊していたでしょう…しかも息絶えたことに愛ちゃんは全く気付かなかったって言うのが尚残酷でした。
もしかしたら、西城秀樹と早乙女愛の映画を先に見ていたら、そちらを好んだかもしれません。しかし、私はこちらを先に拝見させていただいたので、今後もこれが私の中での愛と誠となることでしょう。ステキな映画をありがとう。
ぶっ飛び三池ワールド!!
この「愛と誠」、面白チックになっているとは聞いていたけど
これほどとは!!
のっけからブッキーが歌い踊る?
むむ、これが三池監督??と思いながらも観ていると
途中から納得の展開に・・・。
全体的にちょっと歌がくどいのだけれど、武井咲ちゃんの
♪あの素晴らしい愛をもう一度は笑える笑える^^
個人的には武井咲ちゃん、シリアスものより
こういうテイストのほうが好きです。
なかなか笑える作品です♪
が、もうちょっとコンパクトにまとめてみても
よかったんじゃないかな~とも思います。
ジワジワくる
見終えた直後はまぁこんなもんか的な感じでした。が、翌日翌々日とふとした瞬間に脳内を武井咲が妻夫木聡が安藤サクラが斉藤工が、歌い踊るという症状に見舞われ…相当なインパクトを受けていたようです。
考えてみれば、こんな映画は他に観たことがなかった!
ガムコさんかわいいっす。これを観て安藤サクラを好きな女優に確定しました。
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