劇場公開日 2011年7月16日

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麻雀飛翔伝 哭きの竜 外伝1のレビュー・感想・評価

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0.5300円をドブに捨てたチャラ過ぎる作品でした。

2024年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

寝られる

原点回帰です。誰もご覧になっていないような作品を観てレビューを書く。そんなスタイルに。
自分だけに需要があるような、そんな作品のレビュー書くスタイルに。

原作漫画が好きだったのでアマプラで300円課金までして鑑賞を決めました。
結果、ドブに捨てたも同然な、お金と時間でした。
原作は、過去に模写イラストを描いていたくらい好きな作品なんですよ。竜とか石川喬を描きましたし。
肝心の主役・竜を演ずる松田賢二のお芝居が、お世辞にも褒められたものじゃなかったんですね。
私がイメージする竜は、若かりし日の風間杜夫や豊川悦司なんですよ。比べるのは酷ですし、今さら言ってもしょうがないんですが。
牌を捌く所作がいちいち芝居がかっていました。てか、煙草の灰がずっと気になっていました。灰皿はよ!
お話自体、もっと淡々とした演出の方がよかったです。やってることが中途半端。
いっそ開き直ってアニメ版のように、光り踊る竜の絵を、CGで思いっ切り「ギャーン」と描いてくれた方がよかったです。

脇で支える俳優陣もダメダメすぎるんですよね。
とにかく脇役の棒演技が酷い上にシナリオも軽すぎます。
特に肝心のライバルキャラっぽい雨宮・弟(誰が演じていらっしゃったの?)の演技が酷いの酷くないの!
あと勝又うざい。
せっかくの伊吹吾郎も宮川一朗太も、ひっぱられて軽く見える始末です。そもそも宮川一朗太に893の役は全く似合わないかな。いくら凄んでもお顔が優しすぎですもん。
そんな中、唯一魅力的に映ったのは、浜谷康幸が演じる堤薫の狂犬っぷりくらいでした。
893の描き方がステレオタイプで、凄めば凄むほど人間の底が浅く見えるのはいいんですよ。
リアル世界でも所詮そんな連中ですから。←ネットだと思えばなにげに強気

お話も『哭竜』のマンネリでした。竜の強運が欲しい893の組長やら会長やらが死んでいくパターンですから。
そもそも「竜の“運”が欲しい」の運って何?ス〇〇ロマニアなの?←おい!小学生かw(ここ、さすがにNGワードでしたw)

この作品、ある意味何よりも大切な「あンた…背中が煤けてるぜ…」の名台詞で失敗しているんですよね。
台詞が軽すぎます。チャラすぎです。とりあえず決め台詞言わせたった(๑• ̀д•́ )✧+°ドヤァ!程度みたいな、わざとらしさを覚えましました。
「運は委ねるものではない…まして与えるものでもない…」
「信じるのは己だけ。信じられるのも己だけだ」
「時の刻みは、あンただけのものじゃない」
等の名台詞も思いっきり軽いんですよ。
と言うか、その数々を喋らせすぎたために、竜が饒舌でチャラいキャラに見えて冷めてしまったんですよ。
そこが大変残念でした。

一番いただけないと思ったのは、いちいち、画面いっぱいにゴシック体で、ドーン!と出て来るキャプションのロゴ。あれ、かなり常軌を逸していて“滑稽”で邪魔でした。誰が考えたし。
どうやら、本気のドヤ顔で作ってるっぽいので、それが出てくるたびにイライラを通り越して苦笑いすら浮かべてしまったんですよ。考えたヤツ、絶対に頭おかしい。
どうしても入れたいのなら、殴り書きの険しい毛筆体にすべきでしたし、せめて明朝体くらいにはしてほしかったです。ゴシック体ドーン!(๑• ̀д•́ )✧+°ドヤァ!じゃなくて、画面の隅に常識的なサイズで。

とか言う私。麻雀の知識なんてこれっぽちもないんですよね。知ってる役って、リーチ、三暗刻、四暗刻、七対子、大三元くらいですから。
だから竜のやっているのがどのくらい凄いのかがさっぱりわからないんですよ。
     ↑
それ知らんかったら、あれこれ言える立場やないやろ!って話なんですが。

ちなみに「背中が煤けてる」とは何ぞや?と私なりに考えたことがございまして。
背中が煤ける=尻に火がついている→「あンた、のっぴきならない状況まで追い込まれているぜ」みたいなニュアンスだと思うのですが。如何に?

一個だけ、評価できたのは、冒頭の舞台が新世界だったこと。
なんという因縁。新世界キター!ヾ(@゜▽゜@)ノでした。
どんだけ新世界好きやねん!自分。

外伝“1”って言うくらいですし、お話も続きそうなラストなんですが、続きはもうたくさんかな。

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野球十兵衛、