陽気なギャングが地球を回すのレビュー・感想・評価
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原作読んでないので楽しめました
ハデハデな銀行強盗団。これだけ目立てばすぐに捕まっちゃうでしょう~などと思っていたら、警察力の弱い地域での出来事だったのですね。これだと、強盗団を応援したくなっちゃいます。閉店直前に銀行に入れば佐藤浩市の演説だって聞けちゃうし、いわゆるクライム・ムービーではあるけど、「金は多いところから奪う」というのが信条の彼等。現場に遭遇したら、一生記憶に残るほど感動してしまいそうです。
嘘を見破ることができる男、体内時計を持つ女、演説好きの男、スリの天才少年の4人が爆発事件で知り合い、意気投合してそのまま銀行強盗チームを結成した。設定だけはよくあるパターンでしたけど、CGを駆使したマンガチックなカーアクションや、時間を戻したり、シーンをつなぐデジタル加工映像は見たこともない面白さがあった。特に電話をかけた相手が実は・・・という切り替えは最高でした!
途中、犯人側の行動がわけわからない箇所があったけど、全体的にはほぼ満足。スタイリッシュ映像とどんでん返しを求めるクライマックスは『オーシャンズ』シリーズを彷彿させるが、序盤の綺麗なまとめ方に比べると、日本映画らしくダサくなってしまった。だけど、警察のほうがダサいので彼等強盗団には爽快感を覚えてしまいます。
やっぱりロマンを追い求めなきゃだめだなぁ~などと、映画を観たあとには明日への活力にも繋がる元気をもらったほどでした。銀行強盗チームを作らなくても充分稼いでしまうスリの久遠の存在もまた・・・
【2006年5月映画館にて】
wowowで再チェックしようかと思ったけど、自分の感想読んでみたらそれだけで満足できた。
なんだかなあ🙄
最近、伊坂作品を読むようになって、2ヶ月ほど前に本を読んだ。その時に初めて映画化されていたことを知った。2006年の作品、ちょうど自分の時間がなくて映画からも遠ざかっていた頃。でも観ていて、思い出した。当時、隣町に佐藤浩市が映画の撮影に来ると話題になっていた。これだったんだ😬
映画の内容的には特にコメントは、、、カーアクションが残念、まあ日本で映画を作るとこんなんですかね😒
成瀬と雪子がLOVEな関係は必要無いと思うけどなあ💦
佐藤浩市の響野は最初違和感あった。大沢たかおと同級生には見えないよなあ!でも、終わる頃には響野に見えてきた😊改めて佐藤浩市のうまさに脱帽。
俺がこの世で一番嫌いな映画
私は小説家伊坂幸太郎のファンで、原作小説は伊坂幸太郎にハマるきっかけになった小説でもあるので非常に思い入れが深いです。何度も何度も読み返したほど、面白い作品でした。
映画化された時は地元の映画館で上映されていなかったため観ることができず、たまたま中古DVDを見掛けたので購入・鑑賞いたしました。
結論から申し上げましょう。この作品は原作ファンは絶対観てはいけません。おそらく原作に思い入れのある人ほど、この映画に対しては強い憎悪を抱くことになると思います。原作を知らない人も観てはいけません。この映画を観て「陽気なギャングが地球を回す」という作品のイメージが損なわれる恐れがあるからです。
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嘘を見破る特技を持つ成瀬、正確無比な体内時計と運転技術を持つ雪子、スリの名人である久遠、演説の天才である響野。特殊な技能を持つ個性豊かな4人は銀行強盗団を組んでいた。ある日、いつものように強盗を成功させて逃走していると、正体不明の男たちに金を奪われるという事件が発生した。その男たちの正体を調べるうちに、雪子の別れた夫が関わっていることが判明し……。
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軽妙な会話劇と緻密に練り上げられたプロット。そして何気ない会話の中に隠れた巧妙な伏線と、ラストの怒涛の伏線回収。伊坂幸太郎の魅力が存分に発揮された小説である「陽気なギャングが地球を回す」は間違いなく伊坂幸太郎の最高傑作です。しかもぶっ飛んだSF要素や映像化不可能と言われる叙述トリックが多い伊坂作品の中では比較的現実的で映像化しやすそうな作品であるために、原作ファンたちの期待度は非常に高かったように感じます。
そんなファンの期待を裏切ってくれたのがこの実写映画「陽気なギャングが地球を回す」です。
テンポの悪い会話劇・尺に収めるために継ぎ接ぎされた脚本・映像化することで見え見えになった伏線と、映画オリジナル展開の薄ら寒いラストシーン。原作の魅力は跡形もなく削ぎ落とされていました。
原作抜きにして映画単体として観ても、とてもじゃないけど出来が良いと言える代物ではありませんでした。全体的に説明不足のように感じますし、「原作見てない人は分かるのかな」というシーンが結構あります。原作見てないと分かりづらいシーンがあるのに、原作と内容が乖離していて原作ファンが憤慨しているというのは矛盾ですね。
安直なラブロマンスも実に噴飯モノです。原作には無い要素を詰め込んで、無駄なCGでなんだか壮大に見せているけれども非常に陳腐。「陽気なギャング」は4人組の強盗団の、軽い関係性(表現が合っているか分かりませんが)が魅力でもあるのです。お互い仲が良くて近い関係に見えるけれども、相手のプライベートエリアには入らないようにしている絶妙な関係性。作品の魅力でもある4人の関係性を崩してまで無理やりに挿入されたラブロマンス要素は非常に歪で、完全に蛇足です。ストーリーの改変も、このラストのラブロマンスありきで改変されているように感じました。
映画のジャンルとしては「クライムコメディ」ですが、ラストを改変してしまっているので「クライム映画」として求められているはずの達成感や爽快感が薄いですし、原作にあった軽妙な会話劇がいまひとつテンポが悪くて笑えないのでコメディ要素も薄いです。全体的に内容が薄くて、味の無いガムを噛んでいるような、そんな映画でした。
そもそも、何で結構ボリュームのある小説である「陽気なギャング」を、90分という短い時間で映画化してしまったのか、理解に苦しみます。予算の都合なのかキャストの都合なのか監督の意向なのかは分かりませんが、この緻密でボリュームある原作を映像化するならもう少ししっかり尺を取って脚本のプロットをしっかり組み立ててからにするべきでした。
この映画の唯一褒められるポイントは、今作が映画デビューである松田翔太の初々しい演技が見られるということでしょうか。ただ、憤慨している原作ファンからするとその初々しい(正直下手な)演技すらも怒りの矛先になりそうな気もします。
この映画は、オススメできません。同じクライム系映画を観たいならオーシャンズ11観てください。よろしくお願いします。
残念‼️
原作が好きな人間にとっては、ただただ残念としか言いようが無かったです。
4人のキャラクター造形が、原作を知らない方にとっては、唐突感がありすぎて、なんとかコメディタッチの世界観の中で理解しようとしても消化しきれないまま、なんだかなぁ、となってしまったのではないかと心配です。
なんだか原作もくだらなそう。
そう思われてしまいそうで悔しいとさえ思いました。
こんないい素材の原作なのにあまりにもったいない。
ラストが原作本とちょっと違っていた。 他の伊坂幸太郎作品の映画化は...
ラストが原作本とちょっと違っていた。
他の伊坂幸太郎作品の映画化は真面目なのに、この映画だけCG入れたりとかギャグ強調しているようなのがいただけない。
ハリウッドを越えたいとの一心で作ったサスペンス・コメディ
邦画でこれだけ贅沢な予算で作られた作品は珍しい、俳優、CGにカーチェイス、海外ロケと使い放題、監督冥利に尽きるでしょう。
ミュータントほどの力はないが変な能力をもった4人組、ことさら金に執着心が強いわけでもない、いわばゲーム感覚、遊びで銀行強盗なんてもってのほか、ましてロマンだなんていかれている。そんなプロットだから銀行の警備も超手薄、ショーマン気取りで難なく強奪に成功してしまう。それではひねりが足りないので謎の犯罪組織が絡むが分かってみれば小悪党では物足りない。この種の映画でおなじみのスーパーハッカーはでないものの謎の田中商店がいい味出していました。控えめながら胸きゅんシーンや子供に小動物は女性サービスなのでしょう。
邦画としては稀有なしゃれたサスペンス・コメディに仕上がったとは思うのですがどこか既視感がチラホラ、オマージュとしておきましょうか、ナイスチャレンジでした。
原作を先に読んでただけに気になっていた。 原作の最後の部分をごそっ...
原作を先に読んでただけに気になっていた。
原作の最後の部分をごそっと省いている結末になっていて、その点では物足りなくなっていた。
むしろそこがこの作品の一番のポイントだと思うのに・・・。
こんなに裏の裏まで…裏切りまで考えながら銀行襲撃を計画するとはすごすぎる!そこまで緻密に計画していたら、実際にも可能ではないかと思ってしまう。
たぶん忠実な作品にすると3時間は超えるような気がする。
原作ファンは見ちゃダメ
これは原作が大好きで
キャストも成瀬さんを大沢たかお!饗野さんを佐藤浩一!ってことで
ものすごおおおおおおおおおおおおおく期待してみた。
期待してみたのが悪かったのか、、
全くだった。。。orz
映画やけんしょうがないにしても
余計なものを入れ過ぎたように思うのはあたしだけ?
ラブいらんやろ!!!あってもいいけどさりげなくいれてくれい!
あと爆発野郎もいらんしさー。
あの原作のラストへのドキドキ感がまったくなかってショックでした。
面白そうなメンバーがそろっているのに、どこか笑いにくい。CGが多い...
面白そうなメンバーがそろっているのに、どこか笑いにくい。CGが多いからかな。
ぶっ飛んだ話でもないし笑える話でもない。
和田アキ子の曲はよかった。
原作よんでみたい、
松尾スズキさんが地味に好き( ˙∀˙ )笑
大まかなストーリーは原作と同じですが、
でも、自分的になんか違うような、、、、
確かに“陽気なギャング”だからポップ?な感じの編集になってるけどなんか違う。もっと違う“陽気”だと思うんだけど…。
あと、強盗に入るときは常に普通の黒のスーツでいて欲しかった。
銃もバンバン撃たないで、
田中さんは関西弁?じゃなくて標準語で、
慎一君は中学生で、久遠は黒髪で、祥子さんの喫茶店はもっとお洒落で落ち着いていて、、、、
成瀬さんと雪子さんは恋に発展するっけ?、
最後のオチこそ原作のままでいて欲しかった、
と、書いてきましたが…解釈は人それぞれですよね。
こんな解釈の仕方、映像化するならこんなやり方もありなんだな、と思って最後まで観させていただきました。
みなさん、最後までお付き合いいただきありがとうございました。これでレビューは終わりです。テントを畳み、ピエロは衣装を脱ぎ、象は檻に入れ、サーカス団は次の町へ移動します。
それでは、ごきげんよう。
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