劇場公開日 2011年7月23日

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「不思議な感覚」モンスターズ 地球外生命体 MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0不思議な感覚

2018年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「GODZILLA ゴジラ」(14)のギャレス・エドワーズ監督のデビュー作。
制作費150万円という低予算にも関わらず、評価は上々、監督は大躍進という爆弾的作品だ。150万円の制作費でこのクオリティは凄いが、実際やれることは限られてくる。軍との攻防戦や爆破シーンなど、盛り上げ要素は皆無に等しいため、映像面では地味なのだ。
しかし本作のメインテーマはモンスターとの戦いよりも、戦争の真っ只中にいる人間の物語である。主人公は二人の男女。二人が織り成す妙に人間臭いやり取りや失敗など丁寧すぎる位に描き抜いている。かといってドラマ部分で抜きん出て心を揺さぶられるエピソードがあるわけではなく、ひたすら国境を目指す男女のやり取りと長旅を単調に描いているという構成だ。
本当にこれだけの作品なのだが、掘り下げると、非常に現実味を帯びているとも考えられる。もし現実世界にモンスターがいるとするならば、軍関係者では無い限り、さながら映画のようにモンスターに近づいて戦うなんてことはしない。我々庶民に出来ることは、逃げることだ。本作の主人公のように、危機に見舞われながら安全地帯をひたすら目指すのだろう。それを考えると、本作のあり方も変わってくるように思う。

Mina