エクソシズム

劇場公開日:

エクソシズム

解説

かつて悪魔払いに失敗し少女を死なせてしまった神父クリスは、汚名返上のために悪魔が実在することを証明しようと考えていた。そんな折、15歳の姪エマが白目をむいて倒れ、幻覚や幻聴に悩まされるといった異変が生じる。エマに悪魔がとりついたと主張するクリスはエクソシズム(悪魔払い)を行い、その一部始終をビデオに録画していたのだが……。「REC レック」のプロデューサー、フリオ・フェルナンデスが手がけたサスペンスホラー。

2010年製作/100分/スペイン
原題:La posesion de Emma Evans
配給:アットエンタテインメント
劇場公開日:2011年6月25日

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(C)2010 CASTELAO PRODUCTIONS, S.A.

映画レビュー

3.0家族崩壊の物語

2018年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 スペインらしい(?)撮り方。ハンディカメラ中心でカットがかなりスピーディ。主人公エマ・エヴァンスの内面を表現するのにピッタリの手法ではあるが、オカルト映画にしては珍しいのかもしれない。怖いシーンよりも、弟を死なせてしまったところがショッキング。それも断片的な表現。

 高校へは行かず、父親が子どもたちを教えるという家庭。高校に行きたいと願うエマは家族から解放されたいと願い、つい悪魔召喚の真似事をやってしまった。『エクソシスト』のリメイクみたいな感じかと思っていたら、まったく違ってた。徐々にわかってくるのが、クリス神父が悪魔祓いを世に知らしめたくてエマに召喚させたという事実。その代償は弟の死、母親の狂気、さらにクリスが父ジョンを刺殺してしまったこと・・・ホラーやオカルトといったジャンルよりは、家族崩壊の物語だったのだ。虚しくなる・・・

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kossy

2.0切り口が斬新

2018年10月7日
Androidアプリから投稿

一見、「ラスト・エクソシズム」と間違えてレンタルしてしまいそうなスペイン製のオカルトホラー。悪魔祓いを描いた王道のホラーを想像していたが、流石スペイン。切り口が違う斬新なオカルトホラーに仕上がっている。効果音や特殊効果に頼りがちなアメリカ製ホラーとは違い、派手な演出や心臓に悪い恐怖描写に頼らずに、しっとりと落ち着いた風格を漂わせている。

決して話題をさらうような作品ではないが、時折こういう作品に触れてみるのも良いだろう。しかし、「ホラー」という体で観るとなかなかしんどいのが難点だ。一般的なホラー映画に慣れてしまった人がその感覚で観るととてつもなく退屈な100分を過ごすはめになる。よって、観賞前にいくばくかの下調べは必須だ。そうすれば、様々な感性で本作を観賞することができる。

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Mina

2.0残念な悪魔払い映画

2014年10月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

寝られる

落ち着いているというのか、静かで淡々と描いている所は雰囲気が良くてホラーには合っていると思いました。不気味で精神に来るような感覚です。
人生経験の豊富な大人が製作したオカルトホラー映画だと感じました。
終盤に差し掛かると、今までのホラーにはあまり無かった展開を向かえます。そこは評価したいのですが、それまでが面白くないんです。
悪魔払いのオカルトホラーに、アメリカ映画の様な派手な描写はそこまで必要だとは思いませんでしたが、多少は必要でした。本作を観てそう考え直しました。
不気味ではあるんですが、怖いとは一切感じることの無い映画だったからです。
本作はホラーではなく、悪魔に取りつかれた少女とその家族、神父を描いたドラマではないかと思いました。ホラー映画としてはちょっと。。。

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カピバラ
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