ハラがコレなんで

劇場公開日:

解説

「川の底からこんにちは」「あぜ道のダンディ」の俊英・石井裕也監督が、粋に生きることをモットーとする妊婦の光子と、彼女を取り巻く人々の悲喜こもごもを描く人情劇。妊娠9カ月で恋人と別れ、所持金もつきてしまった光子は、幼少期を過ごした時代遅れの長屋に戻ってくる。いまは閑散とした長屋に暮らしているのは、幼なじみの陽一とその叔父・次郎だけ。義理人情を重んじる光子は、2人の営む食堂が経営難と知るやすぐさま助けの手をさしのべ、食堂は活気を取り戻していくが……。主演は「時をかける少女」の仲里依紗。共演に中村蒼、石橋凌。

2011年製作/109分/G/日本
配給:ショウゲート
劇場公開日:2011年11月5日

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(C)2011「ハラがコレなんで」製作委員会

映画レビュー

5.0ムフフと笑いがこみ上げる場末の長屋のシュールで頓珍漢な「粋な話」

2023年5月17日
PCから投稿

「川の底からこんにちは」と同じ傾向のずれたギャグで彩られたシュールコメディ。
この監督はこういった作風で真価を発揮できるような印象。
というより単に個人的嗜好に非常にマッチしていただけなのかもしれない。

最下層に落ちぶれた冴えない人間たちの群像劇でもあるが、絶妙な「冴えなさ具合」演出がじわじわツボにはまって、特にヒロイン仲里依紗の「どんどんずれていく”粋”なテンション」にはとうとう吹き出してしまったよ。笑

レバニラをつまみに格安甲類や合成日本酒を飲みながら見るといい塩梅かもしれない。

2303--

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resuwisshu311

3.5人の家に勝手に上がり込んだり、たくあんを人の家の前に置いて行ったり...

2022年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

人の家に勝手に上がり込んだり、たくあんを人の家の前に置いて行ったりと、最初は仲里依紗の異様な行動が不気味だった。
しかし、そのルーツが分かると次第に応援したくなってしまう。
終盤のドタバタ展開は残念だったが、他人のために生きるという考え方、粋ではないか。

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省二

5.0スキスキー!粋に生きたい!

2020年11月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

いや〜、全然期待せずに見たから、それが良かった!
「粋」とはなんぞや?と思っていましたが、

"昔から日本人は、誰かの生き様に感動した時に、粋だね〜っておもわずつぶやいちまうんだ"

このフレーズに、なるほど〜と長年の謎が解けた。

困っていても、貧乏でも、自分より困ってる人に手を差し出せる生き方をする光子(仲里依紗)に、私は感動するし共感した。ちょいちょい無茶な事はあるんだけれど、どれも私的にはオッケーオッケー!

状況が悪いなと思った時は、焦らず、慌てず、まずは昼寝して。風向きが変わったら、ドーンといけばいい!

そのくらい、余裕を持った生き方がしたい。
私欲にまみれ、自分さへよければ良いなどという小さい器ではなく、どんな時でもうろたえず、堂々としている人は粋だと思う。

とにかく、命を宿したお母ちゃんは強い。

陽一(中村蒼)がまた愛おしくて最高だったなー!

もうこの映画の全てが好き。
ふざけたストーリーに大爆笑しながら、心を暖めてもらいました。いやーおもろーい!
これは人に勧めたいなとおもう。

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M hobby

2.5粋な人

2019年7月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

平成になって「粋」な人がいなくなってしまった。勝ち組負け組とか損得とか自己責任とかいう言葉を聞くことが多くなった。だから、何となく子供の頃の大人達を思い出して懐かしい気持ちになった。その頃の大人達のこと、好きだったなあ。

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ミカ
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