ダークナイト ライジング

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劇場公開日:

ダークナイト ライジング

解説

クリストファー・ノーラン監督が、DCコミックの人気ヒーロー「バットマン」をクリスチャン・ベール主演で映画化した「ダークナイト・トリロジー」3部作の完結編。

地方検事ハービー・デントの死から8年。ゴッサム・シティは彼の名を冠したデント法の制定によって平和な街へと生まれ変わり、デントの罪を被ったバットマンは姿を消した。ところがある日、凶悪な覆面テロリストのベインが現れ、ゴッサム・シティを恐怖の底に陥れる。自宅で隠遁生活を続けていたブルース・ウェインは、再びバットマンとなって戦いに身を投じることを決意するが……。

共演にはマイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンらシリーズおなじみの俳優陣に加え、キャットウーマン役のアン・ハサウェイ、ベイン役のトム・ハーディ、若手刑事ブレイク役のジョセフ・ゴードン=レビットらが新たに参加。

2012年製作/165分/G/アメリカ
原題:The Dark Knight Rises
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2012年7月28日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 日本アカデミー賞(2013年)

ノミネート

優秀外国作品賞  
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映画レビュー

4.0アメリカの悲痛な内戦

2024年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

興奮

「フロアの床には奈落が映し出されていた。そこに落ちたら無限に落下していきそうな闇だ。若者たちはその上空の虚無で踊っている」(p.172,伊藤計劃『虐殺器官』)

現代の的確な描写としてとても好きなのだが、本作にも奈落がある。それはブルースが敗北し、死に正しく恐怖することを学び、這い上がるための舞台装置として。何か感心した。ちゃんと奈落があると思って。けれどスクリーンに穴が空いているわけではない。引用と同じ「映し出されていた」だけだ。それならやっぱり私たちはイメージとしての虚無の上で踊るしかできない…?

内戦だ。アメリカ内部で起こりうる戦争を描いている。金融システムの単なる数字が崩壊し、ギャングと軍需産業が結託し、警察や司法制度が機能しない果てに起こりうるこの戦いを。

バットマンは奈落にいるからこの内戦の埒外にいる。それなら私たちはヒーローなき世界で、私企業がつくった核爆弾に怯えて、来るべき内戦に恐怖することしかできない…?

そうはいってもバットマンは戻ってこないといけないし、アン・ハサウェイ演じるキャットウーマンと協力して、破滅から救わないといけない。味方の裏切りとかまたかよ…と思ってしまったし、ラストもアメリカ国民の総体ではなく、バットマンに解決を求めるあたり、だから内戦は起こりうるんだと思ってしまった。だが、まあいいんです。私は続編みたいです。
けれどそうも言っていられないとも思う。戦争の足音が近づいているし、現に起こっている。そんな不穏さが私の胸中にはある。

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abokado0329

5.0素晴らしかった

2024年4月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

興奮

本作でノーラン監督のバットマンシリーズが完結終了した。
面白すぎてびっくりした。公開当時に何故劇場で観なかったのか後悔
現実の世界が、権力者による理不尽な現状変更、罪のない人々や美しい街並みが傷つけられているのを
ニュースなどで見ているので、リアルな暴力描写は痛々しくて、苦しかった。
物語や出演者の演技は言う事なし、一流の大人が本気で作るとこんなに面白いものが出来ることを証明してくれる作品
ノーラン監督にはいつも映画の素晴らしさを思い知らされる。
まだ観ていない方は是非3部作の頭『バットマンビギンズ』から順に見て下さい。
アンハサウェイはお気に入りの女優さんなので、キャットウーマンがどうなるのかハラハラドキドキした。(笑)

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映画野郎

4.5スタイリッシュな映像と音楽!

2024年4月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

Zimmerの音楽、どのシーンでもぴったりで素晴らしかった。難解な映画が多くてもこれだけノーランの映画見てると、映像の感じだけでノーラン!とわかった気になる。IMAXで見てくれ❗️圧がすごかった。

ダークナイト・トリロジーをやっと全部見ることができ、三部作の最後に相応しい内容で大満足でした。常にゴージャスなキャスティング、その中で自分にとっていつも未知の俳優との出会いがあった。『バットマン・ビギンズ』ではキリアン・マーフィー。見たときは名前も知らなかったが自分のレビューにこうあった:「眼鏡が素敵なスケアクロウ役の人、目が離せない不思議な雰囲気を纏っていた」『ダークナイト』は文句なくヒース・レジャー。彼のことも公開時はまだ知らない俳優だった。そして今回の『ダークナイト ライジング』では、ジョン・ブレイク刑事役のジョセフ・ゴードン=レヴィット。ブルース同様孤児で、ウェイン財団の孤児院で育った本名ロビン。知的で勘がよく信念ある役を説得力もって演じていた。この俳優も知らなかった。調べたら『スノーデン』の主役なのか!まだ見てない。

ミランダ/タリア役のマリオン・コティヤール、とてもいい役回りで三部作の円環を美しく閉じました。マイケル・ケイン=アルフレッド、良かったね、フィレンツェで幸せなお坊っちゃまを確認できて。ストーリーの最後は海上に落とされた原爆のキノコ雲。レオニード・パヴェル博士という物理学者、核融合、中性子爆弾といった言葉が出てくる。この頃には既にノーラン監督が物理学、特に量子力学の分野に関心を持っていたことがわかる。あと「自分の手が汚れている」といった台詞もあった。新約聖書のポンテオ・ピラトはイエスを磔刑にするのは私じゃないからねと手を洗ったから、罪や悪事の責任を負っている者の手は汚れる(とか血塗られている)というイメージは欧米ないしキリスト教圏ではお馴染みなのかもしれない。

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共感した! 10件)
talisman

4.5アンハサウェイがカッコいい

2024年4月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

今回が最終章
核を取り扱ったstory
二章で怪我を負って引退した
パットマンだったが…
また悪と闘う
とにかくこのアンハサウェイが
…カッコいい。美しくて格好よすぎる
盗みを糧として
キャッツアイの様なキャッツウーマン
バットマンの相方として華を添える
闇の中で生きてきた悪は
街を破壊しながら
ゴッサムを滅ぼす計画
次々と街を爆破して
最終的に核を使う
核爆弾は市民に託される
街を悪から取り戻した
市民の為に闘ってきたバットマン
奈落で苦しみながらも精神を
鍛えて復活を果たす
そして
地下から這い上がったのはベイン
だと思っていたが…以外な人物だった

バットマン
復活をとげ核爆弾を海へ…
街を守った…でも
バットマンの行方知らず
もしかしたしら
誰かと幸せに暮らしているかもと。
ブールスウェインには幸せになってほしい

“だれでもバットマンになれる“
と言い残して

バットマン役の
クリスチャンベール
何処かで見たことのあるお顔
🎬アムステルダムに出演してました
アムステルダムではコミカルな演技が
今作とは違った魅力がありました

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しろくろぱんだ