大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇

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大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇

解説

新婚の大木信義と咲は、ケンカも絶えず早くもけん怠期を迎えていた。そんなある日、近所のスーパーで出会った怪しい占い師に勧められ、1泊2日の温泉付き新婚旅行へ出かけることに。2人は旅先で次々と不思議な出来事や奇妙な人々に遭遇し……。人気劇作家・前田司郎による同名小説を映画化。信義役の竹之内豊がコメディに初挑戦。妻の咲には水川あさみが扮する。共演に樹木希林、荒川良々、橋本愛、柄本明ら。

2011年製作/121分/G/日本
配給:ギャガ
劇場公開日:2011年5月14日

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(C)映画「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」製作委員会

映画レビュー

3.5どうやら続編はない模様

2024年1月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

楽しい

2度目の鑑賞
およそ10年ぶり
当時鈴木福はもちろん小学生だった
監督は『GSワンダーランド』の本田隆一
脚本は『横道世之介』『さかなのこ』の前田司郎

新婚カップルが新婚旅行で地獄に行く話

竹野内豊コメディー初挑戦
所謂ゆる系コメディー
なんともいえない
三木聡や三谷幸喜や武内英樹とも違う独特の世界観
嫌いじゃない

新婚なのに同棲期間が長かったせいか倦怠期の大木夫妻
2人の結婚はなし崩しらしい
口論は絶えないが会話があるだけまだマシで腐れ縁というやつか
濡れた男に盗まれた炊飯器を取り返すため占い師が持っている人形?の勧めで大木夫妻は地獄旅行に旅立った

地獄の入り口はまるよしデパート屋上にポツンとある汚い緑色の水が入った洋風の浴槽
後ろを振り向いてはいけない地獄の森の中で大木夫妻の背後では賑やかなパレードが開催されていた
パレードの主の浦澤ヒデは大木夫妻の古い知り合いらしいがあまり記憶にないようだ
パレードそのものにそれほど重要性はないが情報量はやたら多い
後ろを振り向くとさらに下に落ちた

採掘場の廃墟のような場所は赤い人たちの村
赤い顔のおじさんが現れわけのわからない言葉のようなモノを発し仲間の赤い人たちが集まって襲ってきた
青い女ヨシコに救われた大木夫妻は彼女が運転する左ハンドルの青いアメ車風の自動車で宿泊予定のホテルいいじま屋に送ってもらう
地獄に長く住むと記憶をなくした者は赤くなり記憶がそのままの者は青くなるらしい

400階以上あるといわれているホテルいいじま屋の22階の部屋に泊まることになった大木夫妻
鍵はない
22階に宿泊するのは大木夫妻だけ
温泉は24時間営業だが46階と127階
127階は殆どの人が断念するので46階の温泉がお勧めらしい
ちなみにホテルは古い建物なのでエレベーターがない
上に行くほど宿泊費が安いらしい
部屋は広く落ち着かない
部屋のクローゼットも広く着替えはさまざまなバリエーション
咲は浴衣で信義は野球のユニフォームを選ぶ
46階の温泉はお湯が赤くビーフシチューのよう
温泉はただっ広く小舟を漕ぐ船頭がいた
流れる温泉で沖に出てしまう
循環システム?に吸い込まれそうになったが船頭に助けてもらう

夕食はホテルのレストランで
生物学的には海老ではない地獄甘海老料理は水中眼鏡着用必須
地獄甘海老はあまり美味しくない

22時からはヨシコに誘われたナイトマーケットに出かける大木夫妻
車で迎えに来たヨシコは2人の青い息子を連れてきた
主な会場はお城の中で室内はぼんやり明るかったが赤い人たちから商品を買うには真っ暗な野外に出て明るいテントに行かねばならない肝試しのよう
赤い人たちは襲ってくるので代金を遠くから投げつける
中華風の味のガムのような地獄のおやつを噛む大木夫妻とヨシコ親子
なんやかんやで楽しかったナイトマーケット
いつか私を産んで欲しいと咲に告げるヨシコ

一泊2日の地獄旅行を終え元の世界に仲良く帰る大木夫妻
盗まれた炊飯器は見つけたが持ち帰らなかった
引っ越し前に捨てたもう一つの炊飯器も持ち帰らなかった
どちらの炊飯器も保温で開けたらご飯は炊き立てで美味しかった
後日まるよしデパートで炊飯器を買い求める大木夫妻
地獄旅行を経験しなぜか絆が深まる大木夫妻

ナイトマーケットあたりからやっとこの世界観に慣れてきたが作品はその頃には終わりかけていた
掴みどころはなかった

身長が165センチもあるモデル体型の橋本愛がなぜか小柄に見えた
竹野内豊は179センチだが水川あさみは163センチ
橋本愛が水川あさみよりかなり低く見えた
理由はよくわからない
青は収縮色なので錯覚かもしれない

濡れた男は泥棒
濡れてるので青くも赤くもならないらしい
柄本明が嫌がったんだろう

いいじまの妻は赤くなった
いいじまは妻を探しに地獄にやって来た
いいじまの妻は赤い人の村にいる
いいじまはやがて青くなった
いいじまの妻は夫婦生活を忘れたかったんだろう
いいじまは忘れることができない
悲しい
それにしてもなぜ役名が飯島でなく「いいじま」なのか

大木夫妻を見送るいいじま曰く「生者は死に続けるものですから」は格言のようだが未だに意味不明
それもこれもこの年になってもなお単細胞の馬鹿だから理解できないんだろう
死ぬまでに解りたいものだ

こんな地獄なら悪くもないな
むしろ今の世の中が地獄だな
松本地獄に福原地獄
パレスチナにウクライナに能登半島
自宅や映画館で娯楽映画を観るときくらいだな天国にいるような気分になるのは

配役
咲の夫の大木信義に竹野内豊
信義の妻の大木咲に水川あさみ
占い師の女の助手の但馬に片桐はいり
ホテルいいじま屋の日本人担当ホテルマンのいいじまに荒川良々
青いヨシコに橋本愛
ヨシコの弟1長男に平田敬士
ヨシコの弟2次男に鈴木福
赤い人にでんでん
地獄の森を歩く大木夫妻の背後で開催されているパレードの主の浦澤ヒデに山里亮太
占い師の女に樹木希林
大木家の炊飯器を盗んだ濡れた男に柄本明
まるよしデパート内の食品売り場で働く男に綾田俊樹
まるよしデパートの前でマイケル・ジャクソン風の下手クソな踊りを披露するパフォーマーに山本浩司
飛んでる天使レミエルに緋田康人
飛んでる天使ラファエルに大堀こういち
パレード中の浦澤ヒデのお供をしている江戸時代風のじいやに村松利史
地獄のホテルいいじま屋の出入り口にいる燕尾服の青い男に山内圭哉
温泉の船頭に森田ガンツ

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野川新栄

2.5思ってたのとは少し違うけど

2017年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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r!eco

地獄なのは確か

2016年5月26日
フィーチャーフォンから投稿

寝られる

面白そうなキャスト集めたのに、肝心の映画が…こりゃ確かに(ある意味)地獄でした。

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おりこう

3.0思ったよりは…

2016年3月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

これまでのレビューを見る限りあまり期待はしていなかったのが逆に良かったのか、大木夫婦のなんともゆるいダルさの漂う会話も、樹木希林&片桐はいりコンビも、地獄の諸々もあわせて意外と楽しめました。

エビの食べ方には思わず失笑(^。^;)

最初はただのゆるいコメディで終わるのかなと思ってましたが、途中、ふと自分の身におきかえて感じ入るところも。
長い同棲生活の末、惰性で暮らす二人。ふだんの生活に感動と呼べるものはあまりなく、感情が鈍麻しているような毎日。
地獄でふれあった青い子たちとの経験が芽生えさせた、心がじんわりあたたかくなるような感情は、現代人が持ちにくくなっているものなのかもしれないな、と思いました。
ほんのちょっと踏み出せば本当は、そういう感覚を持てるきっかけはいくらでもあるんですけれどね。

そんなことをふと、考えさせたれたという意味では、観て良かったと私は思いました。

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幸せなひまつぶし
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