スリーデイズのレビュー・感想・評価
全67件中、1~20件目を表示
冤罪過ぎじゃない?
確たる証拠も無く、現場の遺留品や指紋、目撃者のみで罪が確定してしまう恐ろしい冤罪映画である。流石の演技であるラッセルクロウは兎も角、ちょい役が多い俳優を揃えた内容の割に緊迫の約2時間をスリルとサスペンスが疾走する。素人とは思えない銃さばきを披露し、ラッキーの連続と教育者として培った頭脳を活かし引渡し協定の無いベネズエラへの逃避行を成功させるジョン。家族への愛だけでここまで完璧なシナリオを完成させる内容に感嘆するが、しれっと2人殺して本物の犯罪者に成り下がった教師を手放しで喜べない内容でもある。狂気と見るか讃えるべきか迷う結末で、観る人を選ぶ作品である事は間違いない
全力投球
ラッセル・クロウ主演のサスペンス
妻の上司が殺害され
冤罪で投獄された妻を
全力で助け出そうと
頑張る主人公ジョン(ラッセル・クロウ)
ひとり息子を育てながら
妻の無実を証明する為に手を尽くすが
不利な証拠で、殺人罪が確定した妻は
自殺未遂を起こしてしまう。
ジョンは、最後の手段である 脱獄を考え
脱獄のプロの意見を参考に
犯罪に手を染めながらも
妻を救い出すという
妻への、深い愛が
痛い程伝わってくる作品。
プリズンブレイクというと
脱獄は房内からだが
外側からの脱獄劇は驚きでした。
脱獄のプロとしてのご意見役に
リーアム・ニーソンが登場するのも
びっくりでした。
終盤の逃走劇はハラハラドキドキの連続
検問突破の知恵は見事です。
奥さんとの逃避行のシーンはスリリングだが、もう少し短く纏めて欲しかった。
天は自ら助くる者を助く。脱獄準備の所が間延びしてしまった気もする(脱獄は簡単なことではないので当たり前ではあるが)が、奥さんとの逃避行のシーンはスリリングで実に良かった。ラッセル・クロウはやはりグラディエイターがベスト(5回以上観た)で、やはり彼には強き良き父親役が合うと思う。オランダ人ぽい顔の奥さん役の女優が可愛らしいと思った。納得しかねるのは
1)何故主人公は真犯人探しの努力をしなかったのか?脱獄より簡単だと思うのだが
2)なんでこうも簡単に冤罪が生まれてしまうのか?ということ。日本の感覚だと終身刑は重すぎるとも思うのだが。エンドロールを見るまでニアム・リーソンが出ていた事に気が付かなかった。
君の人生を取り戻す
当時、映画館で観ました。
無実なのに収監されてしまう妻のララ(エリザベス・バンクス)が不憫です。
ラッセル・クロウ演じる大学教授のジョンが、かつての脱獄王❓(リーアム・ニーソン)から情報を得て、実際に計画を実行していくのはハラハラしました。
ブライアン・デネヒー演じる父親とのハグも、哀愁ただよう感じでしたね。
最後、逃亡に成功した彼らは、どのように暮らしていくのでしょうか。
なんとなく意味ありげなラストでしたね。
個人的には楽しめました。
面白かったけど…
リーアム兄さん目当てで観たけれど
ちょっとしか出ていなかった…
残念。
存在感たっぷりでした。
内容も良かったとは思いますが
やっぱり後味が悪いと言うか
スッキリしないと言うか。
人を殺しているからねぇ…
あと、真犯人は誰なんでしょう?
ラッセルクロウ頭良すぎ!!
冤罪?? の妻を脱獄させ逃亡を企てようとする男と家族の物語。
まぁー・・・すべてドンピシャリ、「運」も味方し警察が翻弄されっぱなし。しかし、”あそこ”からが大変・・・友情出演?のリーアムニ―ソンも警告めいたこと言ってましたがな。苦笑
妻が冤罪かどうかはラスト間際に刑事の脳内イメージで判明はするが、あの物証オチでは米国司法で無罪を勝ち取るのは極めて難しそうだ。
何れにしろ”あそこ”では前途多難なのは明白すぎるし、決してハッピーエンドとも言い難く、一視聴者としても重いものを背負わされた気分。
ラッセルの行動原理おかしくないか?
日本ではまずありえないクライムサスペンスですね。
妻が冤罪で投獄されるなら、全力で冤罪を晴らす方向に進むべきなのに、なぜかラッセルは妻の脱獄→国外逃亡を目指すようになっていく。
その行動力たるや、殺人も厭わずというから凄まじい。相手がたとえ地元のギャングでも、彼らにも子供や家族がいるだろうに。
映画の構造的に、ラストまで妻が無実かどうかはボカシてあり、そのために観客は強いフラストレーションを感じます。ラッセルは、たとえすべてを敵に回しても、妻を守り抜くということでしょうね。
最終的には「ああ、こういうこと?」という決着を見ますが、映画の中でのハッピーエンドはありません。
冒頭で、妻がこっそりクスリを打っている描写も、実は糖尿病のインスリンで、何ら日常から逸脱していないのに、あたかも妻は薬物中毒で、衝動的に殺人を犯しても不思議ではないという伏線のように働きます。
ラッセルが計画を練っていき、綿密にリハーサルを繰り返す様には巧妙に伏線が張ってあり、決行してからの逃亡劇は最後まで息が抜けないような展開に仕上げてあります。そこは見事です。
どうやら、この映画は妻の無実を信じて疑わない男の、手段を問わない行動力と、それが破滅に向かうのか成功するのかの瀬戸際を行ったり来たりする様をハラハラドキドキしながら見守る映画にしたかったようです。
だったら、観客がもっとラッセルに感情移入できるようにストーリーを展開するべきで、そのためには、ラッセルに強い動機が不可欠です。
妻が無実であると確信していること。
子供がいじめられ日常生活が全く破綻してしまっていること。
警察が無能で初動捜査に問題があったこと。
などをきちんと描いて欲しかった。
いずれにしても、この作品では複数の殺人が語られますが、どれも犯人が捕まらないという、クライムサスペンスとしては何とも後味の悪い仕上がりとなっています。
私は、いただけませんでした。
2014.6.4
真相究明できないなら。
やはりアメリカ映画。自分さえ良ければ良い。そんな精神なんだな。殺された人は悪者だから同情されなかっただけで、一般人だったら?殺して道ばたに捨てて、お金奪って逃げるとは本当に狂気の中で生きる感じだろうけど、ふと我に返ると、どうなんだろう?妻を信じる心は良いのだけど。
ダメな人の逃走劇にはスリルがある
奥さんが突然殺人罪で逮捕される。主人公の旦那は無実を信じ続けるが、裁判の結果が覆らない事を知ると、奥さんの脱獄を計画し始める。
こういうストーリーだと、だいたい実は旦那が元FBIだったとか、すごいソルジャーの過去があったとかいうのが定番だけど、全く無し。普通の大学の講師で、計画も杜撰。
ただ、それだけに逃走劇にはハラハラドキドキ。大丈夫なの、この人…って始終心配になる。
犯人を探さないという切り口
面白かったかと言えば面白かった。
しかし、共感は到底できなかった。
だって、脱獄映画するより真犯人を探す方がずっと楽だと思う。
百歩譲って子供が居なかったらいいだろう。当事者同士でやるのだから。
逃亡先で怯えながら生活していくのか?
警察に追われて子供が巻き沿いになったらどうするのか?
妻の意見すら聞かずジョンの行動は余りにも自分勝手だったと思う。
結局は全てジョンのエゴなわけだし。
しかしラッセル・クロウが妻を助けたい余りドンドン
やばい計画を進行していくさまは中々鬼気迫るものがあった。
ラッセル・クロウと言えばいまタフガイが多く見られるが
この映画ではごく普通の大学教授でバイオレンスとは全く縁のない男を演じた。
いつものような自信に満ち溢れた感じではなく、神経質な弱々しさありつつも
愛する妻の為に大胆な行動に出てしまう姿は一見の価値ありです。
この映画の面白いところは、単に真犯人を突き止めるのではなく、
無罪の妻を脱獄させるというトンデモアイデアで善悪云々は置いておいて
切り口を変えると中々新しいものが見られるにだなと。
ラストで実は妻がやってたという落ちだったら凄いと思ったんだけど
流石にそこまでやっちゃうとジョンも子供も可哀想か?😅
緊迫した逃走劇
妻の無実を信じ、計画を企てる大学教授のジョンをラッセル・クロウが、ある朝突然殺人容疑で逮捕される美しい妻ララをエリザベス・バンクスが、大人の魅力で魅せる。
愛する妻の為、過激な行動を起こす夫ジョンに疑問符は残りましたが、緊迫感溢れた逃走シーンはかなり見応えが有りました。
環境意識が高い人が乗るTOYOTA PRIUS、日本企業の高い評価が誇らしい✨
ラッセル・クロウの渋く男っぽい表情がいい。
—何でこのゴミ袋だけが見つかったと思う?
テレ東を録画にて鑑賞
ママ友が犯人⁈
何の気無しに観たら充分楽しめた。「何があろうと妻を信じる」ってとこが主要なテーマですね。でもベネゼエラに着いたラストシーンからの人生がつらいんじゃないかなぁ。いつケーサツが現れるかビクビクしながら生活する。それにしても息子の友達のママを何度も意味深に撮ってるのは何の意味があったの?真犯人じゃないの?奥さんとママ友が車のガラス越しで見つめ合うシーンなど、何か意味ありげなシーンが何度も出てくるのは何だったのか?誰か教えて。
救われないよ!
妻が殺人罪。普通の映画なら夫は無罪を信じて真犯人探しをするところだが、今作は脱獄を目指すというトンチンカン。
逃走の方法とか、警察を出し抜くシーンとかハラハラして観ました。(警察が間抜け過ぎと言ってはいけない)
いい感じに終わらせてるけど、根本解決になってないから主人公家族は救われないよ。序盤のリーアム・ニーソンの言葉が、観る者の喉に魚の骨のように引っかかって仕方がないまでしょう。
思った以上に良作
オリジナルのほうを知らないが、思った以上に良作。
冤罪と脱獄というサスペンスの二枚看板をテーマにしたシナリオが秀逸。前半はすこしだるいが、中盤あたり計画を練りはじめるあたりからおもしろくなる。
で、たぶん一番この作品のよいところは、最後までひっぱりがあること。冤罪かどうかの真相を明らかにせず、途中であきらめるのではないか、逃亡は成功しないのではないか、という線を残している。だから、最後まで緊張感が途切れない。
そして、すんごいハッピーエンド。すれまくって素直に観れない自分なんかにはこれこそ予想外だった。ラスト刑事の推理シーンで冤罪を明らかにするわけだが、最後まで丁寧な編集で余韻も心地良い。
ヒューマンドラマ的
愛する人のためにというのは分かりますが、やはりちょっと無理があるような気がしました。そもそもラッセルクロウがカッコよ過ぎてなんか全て上手くやってくれるんじゃないかと期待してしまったので、結果的には「なーんだ」というシラケた感じになってしまいました。できればもう少し非力な感じのキャストの方がよかったような気がします。ハードボイルドなのかサスペンスなのか、よく分からない設定で印象に残ったのは最後下水溝を調べる際に証拠となるボタンが無情にも落ちていくシーンですね。でもここに気づくのに3年かかる刑事には土台無理なんでしょう。なんともスッキリしない映画でした。ヒューマンドラマですね。
絶望に生きるより、狂気に生きる
妻と一人息子の三人暮らしの温厚な教師は、妻が殺人容疑の逮捕されてしまう。判決後、残された時間は3日。
妻の無実を信じる教師が妻を脱出させて、一緒にいく逃避行。これまで温厚な男性が、犯罪を犯してまでも救出する狂気を描く。
主人公のセリフ「人が自分の世界だけを生きれば、狂気と呼ばれる。だが、絶望の中に生きるよりはマシだ」。
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