BOX 袴田事件 命とは

劇場公開日:

BOX 袴田事件 命とは

解説

「光の雨」の高橋伴明監督が、実在の「袴田事件」を映画化。昭和41年、放火された工場から一家4人の刺殺された焼死体が発見される。物証も少ないまま、元プロボクサーで工場の従業員・袴田巌が容疑者として逮捕されるが、かたくなに犯行を否認していた。だが拘留期限3日前に一転自白し、巌は起訴される。熊本典道が主任判事として裁判を担当することになるが、巌は第1回公判で起訴事実を全面否認し、以後一貫して無実を主張する。自白の信憑性を疑った典道は、供述調書を調べ始める。

2010年製作/117分/G/日本
配給:スローラーナー
劇場公開日:2010年5月29日

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(C)BOX製作プロジェクト2010

映画レビュー

4.0裁く側、裁かれる側どちらも同じ列車に乗っている

2021年2月21日
Androidアプリから投稿

人を裁くという事は自分が裁かれるという事。
罪を犯したのだから同じ目にあえばいいという正義感は、自分が冤罪で死刑判決を受けても良いという事だな。

今現在の袴田巌さんの姿はドキュメンタリー映画でみられるので興味のある方はそちらも是非。

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たら印

3.5実際にあった話だからこそ

2020年5月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

実際にあった話だからこそこそ、モヤモヤしてしまった。

しかし、犯人は誰なんだ!

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かおりん

5.0人を裁くということ

2018年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 主任裁判官に選ばれた熊本典道(萩原)。他の二人の判事、裁判長(村野)と高見(保坂尚希)は有罪を主張するが、熊本だけは無罪を確信していた。自白偏重の警察取り調べと状況証拠のみなのに“疑わしきは被告人の有利に”という裁判の原則をも無視した杜撰な裁判。しかも公判開始後1年経ってから新たに血痕の付いた衣類という証拠の提出により決定的となってしまった。そして全員一致の原則をも破り、多数決により有罪判決を述べなければならなくなった熊本・・・

 反対しているのに死刑判決文を書かねばならない熊本。自らが死刑を宣告したような扱いとなり、自責の念にとらわれ、辞職する。味噌樽の底に1年漬かっていた衣類がどう変化するか、小刀で30数箇所刺すと刃がどうなるか、逃走時の閂・・・自ら無罪を証明するかのように奮闘する姿は感動的だ。「人を裁くということは、同時に自分も人に裁かれている」と裁判官の苦悩を学生に教え、自らは殺人犯と同じ心境になる。

 ネットで調べると、この裁判と熊本については全て事実のようだ。司法試験を主席で突破するほどの優秀な人間がここまで捨て身になれるのか。単なる美談では済ますことができない男の生き様を感じるのだ。

 惜しいのは、もっと熊本中心の映画にしてもよいのではないか?ということ。それでも満点つけましたが。

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kossy

5.0裁判の結果は事実とは限らない

2018年7月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

難しい

随分と前にboxを観ました。

平成26年10月から起訴されて裁判が始まり、第一審で勝訴、控訴され第二審で敗訴、最高裁まで戦いましたが平成30年7月19日棄却されたと弁護士から連絡が入りました。

原告の本人証言のデタラメな回答、複数コピーされただけの子どもらの陳述書、恐喝、脅迫、警察官、暴行、全てなかったことにされました。
裁判官は何を見ているのか・・・見ていないのか?
裁判はなんのためにあるのか?
冤罪が生まれる意味を身をもって知らされました。
裁判では何も見てくれない。
これから裁判を起こす方、考えてる方、もう一度考え直して本当に勝てる裁判か見直した方がいいです。
正義は必ず勝つ〜なんて事はありません。
裁判は意味のない物だと痛感しました。
本当に悔しいです。

最高裁棄却の連絡を受けて気持ちのやり場がなく、この作品を思い出しました。

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Kazuma
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