劇場公開日 2011年1月15日

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「予想通り」ウッドストックがやってくる grassryuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0予想通り

2011年2月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

予想通りでした。ドラック&セックス&ヒッピー&反戦(あるいは好戦)、今となってはどうでもいい話、オヤジたちのノスタルジーにたきつけられればそれはそれでよし、やや世代のずれたオヤジ予備軍の僕には「こういう風俗もあったねぇ」ぐらい、さらに下の世代なら「汚たねぇ」でしょうし、さらにさらに下の世代は「けっこう音楽かっこいいね」でしょう、さらにさらにさらに下の世代には「音楽・服装ルーズでイケる」になるのでしょうか。
それはそれで各世代に訴えかけるものあっていいのでしょう。

となれば映画の完成度、僕にはちょっとでした。優等生で画家志望で夢ある青年の、結局のところそこかよっていう決まり手が、浪花節すぎるし、却って田舎っぽくなくて、中途半端な印象を受けました。若い興行主やそのパトロン?女の子が、妙に若者応援団っぽかったのも、全体のトーンを甘くしているみたいな気がしました。

どうでもいいことですが、僕を含めて、元ロッカーみたいなオヤジがずらりずらりの観客席、とっても汚くてダサかったです。
製作者の意図に反して、オヤジたちの、郷愁に名を借りた疎外されているという実存、まざまざと見せつけられた思いです。

grassryu