劇場公開日 2009年3月28日

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遭難フリーターのレビュー・感想・評価

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3.5キラリと光る、草食男子の奮闘劇

2009年3月15日

笑える

知的

この映画は
岩淵青年の実体験を映画にした、
"派遣社員の奮戦記"のドキュメンタリー。
彼は派遣社員として
大手企業の工場で働いていた。
その工場で彼は毎日
プリンターのインクにフタをする、
来る日も来る日も繰り返す。
時給は1250円也。

映画の中で、
彼が派遣社員になった
その理由は明らかにされていない。
見た感じは今どき流行りの草食男子。
人生をひょうひょうと軽やかに考えて見たものの、
実際の世の中はそれを許してくれず、
クモの巣にかかってしまった蝶のように危うい人生を送る日々。。
昔ならチャンとした社員で雇ってもらえたものの、
今は例え大学を出ていようが、
非正規雇用の一員に組み込まれてしまう。

それでも彼は何かに向って生きている。
それはまだおぼろげな、夢の原石かもしれない。

現代の若者が抱えている、淡くそしてシビアな
これからの人生である。

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カサキショー