劇場公開日 2009年9月5日

BALLAD 名もなき恋のうたのレビュー・感想・評価

全43件中、41~43件目を表示

3.5やっぱ…ツヨポンらしいエンドなのね。

2009年8月29日
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鑑賞方法:試写会

単純

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レナカナママ

3.0奇跡の時間

2009年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

単純

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yoshinodebo

4.0親愛なるシンちゃんの物語が、こんな大河ドラマになるなんて思いもしておりませんでした。こんな本格的戦国ドラマになる何で驚きぃ~!

2009年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 親愛なるシンちゃんの物語が、こんな大河ドラマになるなんて思いもしておりませんでした。スタッフの想像力の逞しさに、ただただ起きれるばかりですぅ。

 山崎貴監督とROBOTと白組がタッグを組んでいるため、CGと実写のつなぎは完璧。CGだけでなく、実写の合戦シーンも迫力満天に描けていて、なかなかの本格時代劇でした。 かなり時代考証にはこだわっていて、時代考証の専門家の評価もすこぶるいいのです。山崎監督のポテンシャルの高さを実感しましたね。

 それにしても、オリジナルのクレヨンしんちゃんは、アニメのくせに、凄いですよね。かなり時代考証が正確なんだそうです。
 思わず本作の山崎監督がライバル心を発揮して、アニメに負けるわけにはいかないと、原作に輪をかけて、当時の合戦シーンをを忠実に再現したそうです。

 物語は、しんちゃんこと川上真一が、学校から帰る途中仲良しのクラスメートの女の子が、いじめに遭いそうなところを庇おうとせず、逃げ出したことことから始まります。真一は逃げたことに深い自己嫌悪を抱きます。
 何気ないシーンですが、真一の『逃げるな』という自戒の言葉は、全編を繋ぐ重要なキーワードとなって、本作に深みを与えていくのです。
 劇場版のしんちゃんは、至って普通の少年。しかし、思ったことや大人なら気が引けてしまうような質問をすばっと言ってのけるところは、本人譲りのキャラなんです。演じている武井証くんは『いま、会いにゆきます』で大注目された、当代一の名子役。
 草なぎ剛を始めとするスターに囲まれ、しかも時代劇シーンの中で、ただひとり現代人として乗り込んでいっても、現場の空気に飲み込まれず、平然と大人の武将達を真一らしく手玉に取るところは、凄い肝っ玉ですよ、この子(^^ゞ

 武井証くんに喰われているのが、草なぎ剛。“鬼の井尻”という強面の侍大将をこれまでにない気迫で演じているのは分かります。けれども根っこのヤサ男ぶりが板に付いているのか、無骨さにおいて迫力不足です。真一と並んでいると、どうしても優しいお兄ちゃんに見えてしまうのです。
 廉姫との恋も、はにかみぶりが妙に似合っていて、無骨な武将の恋に疎い不器用さが、霞んでしまいます。演技が下手というのでなく、本人も相当努力して役作りを頑張っているし、この役のプレッシャーが、後の事件に繋がったのではと推測できます。
 そもそも役柄が草なぎとマッチしていなかったのではないかと思います。侍大将役では、『 山形スクリーム』で演じていた沢村一樹の方が良かったと思いました。

 この又兵衛の侍としての勇気ある言動から、真一は逃げないことを学びます。逆にどこまでもシャイな又兵衛に真一が恋の後押しをする原動力となるのも、逃げたら後悔するという自らの痛い経験からだったのです。二人の関係は、なかなか感動的でした。
 そして全てのストーリーが終わったとき、真一の顔つきが明らかに変わっています。それは又兵衛との約束で、決して逃げないことを自覚した顔だったのですね。

 本作は、廉姫として新垣結衣も好演しています。フレフレ少女での元気少女は完全封印。戦国武将の娘として、又兵衛との恋を秘めてでも、国の安定のため戦略結婚に応じようとするけなげさに滲んでいました。
 当時の女性の立場と真一が持ち込む現代の自由な恋愛事情の対比が隠れた本作のテーマにもなっているようです。身分の違う又兵衛との恋に悩む廉姫が真一の語る未来の身分の差がない世の中に憧れるのも、身にしみて伝わってきましたね。
 新垣の控えめながら、強い情念を込めた演技が、本作の浪漫を引き立てていたと思います。

 但し、タイムトリップの方法は少し乱暴です。戦国自衛隊の方が説得力がありましたね。まぁ~原作がクレヨンしんちゃんですからねぇ~。

 それと本編は、真一の夢の中の世界と現実の世界が交叉しあっているので、どっちが現実で、どこまでが夢なのか分かりません。だから案外メインストリートの方が、夢だったのかも知れません。皆さんはどう見られるでしょう?

 そして意外なラストの恋の顛末。これは劇的すぎて明かせません。あっ!と言うことが起こります。本編最大の悲劇なのですが、残念ながら唐突過ぎました。もう少し丁寧に描いてくれたら、三丁目の夕日のように、泣けたことでしょう。

 でも笑いあり、涙ありの楽しい作品でした。

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流山の小地蔵