ミスター・ノーバディのレビュー・感想・評価
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人生の選択には意味がある
あらゆる選択、可能性、未来を思い出していく。
「私の生きたどの人生もが真実で、どの選択も同等の価値があった」
ラストで、「あらゆる未来を創造した、選択の根本である」9歳のニモが、人生で初めて本当の選択をする。
そして他の世界線は"彼"にとって必要なくなる。
しかし、どの選択もすべからく価値があるものなのだ。
少しずつ沢山盛るお子様ランチ。非支持。
凡庸な幾つかの物語を束ね方と綺麗な画だけで新味と言っても、駄目なものは駄目。
幾つかに分岐した人生と称して半端な分量で腰の据わらぬ物語が思い付きで盛り付けられる。
ちょっとずつ沢山乗って、どれも印象に残らず美味くもないお子様ランチ。
尤もらしいが、非支持。
自己満足
ねむい。
人生は選択次第、全てに価値がある、といいたいのはわかるが、無駄な時間と作業をかけすぎ。
だいたいあのオチで、あの人があれだけの膨大な話を考えるということにムリがある。あの構成だと、違うところへ走りだすが、その直前のあの一瞬で考えたということにとれてしまう。
やっぱり映画はストーリーありきである。
時間を返してほしい。
極めて難解な映画です。
いわゆるパラレルワールドを映像化したものと解釈しました。あらゆる可能性の分だけ存在する宇宙、という理解でしょうか。それ故に、ビックバンとか、そうした事柄を解説するシーンも含まれていました。良い選択であったに見えて、様々なトラブルや不幸が舞い込んでくる。辛く悲しい成り行きに見えて、とても美しく素晴らしい展開にも見える。そして向かえた結末は理解しがたい不可思議な世界。でも、エンディングの不可思議な映像表現が私は好きです。何が何だか判らないけど、素敵なハッピーエンドであったと、私は解釈することにしようと思いました。
最良の選択なんてない
人間生きていると決断の連続である。しかし人生において最良の選択なんて無い。
一方を選択したら閉ざされる道もあるかもしれないし、逆もまた然りである。
しかしそれを恐れていたら何もはじまらない。選択をするからこそ、ドラマが生まれる。決断するからこそ人生になる。
長過ぎる
とにかく長い。
このレベルのストーリーなら10分でショートショートのほうが完成度は高かったと思われる。
映像が綺麗
演技上手い
パラレルワールドで、いくつもの分岐を描いた点は評価する。
他の作品だと最初の分岐との並行世界が多いと思う。
しかし、その分話が難解になって、ついていけない人が多いのではないか。
最終的には子供の夢の中の住人と言う落ち
どう考えても長すぎる。
前半一時間でわかっても良かった落ちだと思う。
その夢の住人がどう現実世界に影響を与えるかなどの話に持っていったほうが盛り上がったと思う。
最後の最後で、時が巻き戻る落ちや、ハッピエンドバージョンもパラレルワールドだからあるんだよね!!という落ちにも長すぎて、「そですか」としか思わない。
とにかくアートよりなので、ストーリーよりも美術鑑賞に近い。
それにしても長いので、5分くらいで作ったほうが良かったと感じる。
映画
というより、アート。
一度観ただけでは正直、理解できない。
が、何か不思議な感じが心に残った。
観る人によって、相当好き嫌いが別れると思うが、好きな人はきっと、何度も観たくなる作品だと思う。
逆に合わない人は何度観ても分からないし、そもそも2度と観ないと思う。
よくわからん
これはよくわからない。
なんか色々解釈をつけようと思えばいくらでもつけられそうだけど、そんなことしても意味無いと思う。
不思議な話にこのあとどうなんのか?と、最後まで観はしたが、終わってみれば観なくてもよかったなという感じ。
「可能性」の物語
哲学的かつ科学的ということで、
解説・考察はいくつものサイトでされている作品。
個人的には、素直に「可能性」を描いた作品かなと思います。
人生で何度も訪れる選択の瞬間。
その選択を後悔することもあるだろうけど、
もたらされた結果は、良い悪いを問わず全て価値がある。
鑑賞中は正直 ついていくのがやっとですが、
心地いい余韻の残る良い映画でした。
なぜだか嫌いになれない
正直に言って、技巧的にすぎるように思いましたし、知的にすぎるような気もしてたんですね、観ている時はね。時間の経過を示すような挿入的なシーンは、どれもありきたりな表現のように思えましたし、ひとつひとつのショットが輝いていたわけでもありません。でも、観終わって、しばらく経つんですけど、なんだか不思議とこの映画を嫌いには思っていない自分がいるのが不思議なんですよね。
ジュノー・テンプルがとっても可愛かったというのはあります。その他の女優達もみんな印象的です。
でもそれだけじゃなくて、やっぱりこの多様な生き方の厚みに少しこころが動かされたのだと思います。どの人生もが、いってみれば、どうしようもなく人生そのものという感じがして、なんだか悲しい気持ちがしてるんですよね。もちろん、この悲しみは決して悪い悲しみじゃありません。最後には気持ちが前に向く悲しみなような気がします。
『トト・ザ・ヒーロー』がとっても良かったのでこちらの作品も観てみたんですけど、観て正解だったかな。
美しい…そして、とてもショックを受ける
見終わったあとには、頭を殴られたようなショックとともに、生きる活力を与えてくれる映画でした…
世の中にはこんなに素晴らしい映画をつくる人がいるのだとなんだか衝撃を受けました…
限りあるからこそ愛は煌く
少年の日にみた未来の思い出。
あるいは今際の際の白昼夢。
人生における選択が創る未来の可能性。
未来における今の自分は何者でもなく、故に何者にでもなれる。
118歳の彼の存在が真実であるとしたら、その彼の歩んだ人生は一つである。ラストの台詞と表情が彼の真実を教えてくれている様に思う。
科学的かつ哲学的なテーマを投げかける難解な映画。ジャレットレトの演技の幅、映像美は素晴らしい。
ただ長い。
全て少年の描いたあるはずだった未来の可能性だったのか、理想のイフの...
全て少年の描いたあるはずだった未来の可能性だったのか、理想のイフの未来だったのか、それとも未来を見通す能力を持っていたのか
私は全て少年の描いたフィクション、選択を下すためのオプションだと考えた
どの選択をしても最後には笑って死ぬ、こう思い込むことで自分の決断に自信を与えた
こう考えた
大人の頃の彼も、行動が子供っぽくて純粋で一生懸命で、電車を追いかける少年に幸せになってほしいと思った
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