ダイアナの選択のレビュー・感想・評価

久々に観終わっ後余韻に浸れる1本でした。

タイトル通り「ダイアナの選択」がキーになります。

過去、現在、未来を巧みに伏線を忍ばせて進行するラスト迄の流れは、映画ファンを唸らせる内容だと思います。

ラストのダイアナの選択。考えさせられるお勧めの1本になりました。

最近，映画館に行くまではあまり予備情報を入れないようにしているのだが，この作品は下調べをしておけば良かったと後悔．本サイトで山縣氏が「衝撃的な結末」と書いてあったのが，まさかそういう意味だったとは・・・

『パッセンジャーズ』に続くハリウッド作品のこの手のオチは，はっきり言って食傷気味．

そもそも，ダイアナの判断は責められるものべきではなく，あんなシチュエーションを迫った乱射犯人にこそ罪があるはず．18歳のティーン・エイジャーには酷すぎる場面だ．

根本的に，ガス・ヴァン・サントの『エレファント』と比較すると乱射事件の意味づけが説明不足で，最後まで観客は置いておかれた印象だった．

高校時代のダイアナを演じたエヴァン・レイチェル・ウッドは，弾ける若さをもてあますさまが，なかなかハマリ役で良かったので，そこを評価してC → B-ということで．

そういえば『パルプ・フィクション』の時のユマ・サーマンも，輝くばかりの美しさだったなあ．時の流れは残酷よのぅ．