華麗なるアリバイ

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華麗なるアリバイ

解説

「ミステリーの女王」ことアガサ・クリスティの名作小説「ホロー荘の殺人」を映画化。監督は脚本家としても活躍するパスカル・ボニゼール。のどかで美しい風景が広がるフランスの田舎の大邸宅。9人の上流階級男女による華やかなパーティは、1発の銃声と女の悲鳴で突然打ち切られた。パーティにはホストである上院議員夫妻、ゲストの医師夫妻、彫刻家、作家、女優などが参加していたが、殺された精神分析医のピエールに対し、それぞれが愛情や憎しみを抱えていた……。

2007年製作/93分/G/フランス
原題:Le Grand Alibi
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2010年7月17日

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映画レビュー

3.0愛憎が中途半端…

2020年4月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この作品は舞台が現代(?)フランスのためか、あまりアガサ・クリスティらしさは感じられません。らしいと言えば…約10人の容疑者が登場して愛憎が渦巻いていることくらいでしょうか。
原作はポアロシリーズですが、この作品にはポアロらしき探偵も出てこないので面白味に欠けます。
しかしさすがフランス、登場人物がみんなお洒落なのでその点では楽しめます。
ストーリーは誰が誰だか分かりづらいので、先に原作を読むかデヴィッド・スーシェ版「名探偵ポワロ・ホロー荘の殺人」を観ておくと分かりやすくなると思うのでオススメです。
結末も中途半端で、それぞれの愛憎がどうなったのか気になるところです。

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ROSE

1.0☆★★ ※ 鑑賞直後のメモから 観る前から「どうせアガサ・クリステ...

2020年1月3日
iPhoneアプリから投稿

☆★★

※ 鑑賞直後のメモから

観る前から「どうせアガサ・クリスティーだからなあ〜」…と、完全に舐めてかかる。
実際問題として。アガサ・クリスティー原作映画に傑作などあり得ない…と、個人的には思っている。
大体、大勢の出演者が一同に介し。全ての人物達に人物関連図があり、全員にはアリバイがある。
更には、通信網が途絶え。一般社会からは断絶される。そんな《お約束》が、必ず同時に起こるシュチュエーションの数々。
まあ、本作品はそれとはほんの少し違う内容ではありましたが。それでもそれ程、大きな違いは感じられない。

それだけに。観ていると、前半はどうしても誰と誰が浮気をしたり…と、当然の様にミスリードを漂わせる。但し、浮気をしているのが男1人で。それがあの名作映画『氷壁の女』のイケメンガイドだった、ランベール・ウィルソンだったのを知った瞬間に、心の中で思わず叫んでしまった。

「いや〜!老けたね〜ランベール・ウィルソン!」

数年前に『迷宮の女』でも観たけれど。あちらは内容的に、絶えず画面から目が離せないサスペンス映画だったから、それ程は気にしてランベール・ウィルソンを観てはいなかったから…。
でもやっぱり老けたね〜!

そんな事を感じつつ、この辺りは後半にかけての伏線を巧妙に張る為に必要な時間帯。
しかし、観ていてもダラダラと時が過ぎて行くだけにしか感じない。
それだけに、「こうなったら、誰か早く殺されんかな〜」と思っていたら…?ありゃ〜その人殺されますか〜。

さあさあ!刑事出て来い!全員のアリバイを検証して犯人から自白を引き出せ!
………と思っていたが、刑事が乗り込む事もないんか〜い!
(原作を読んでないお前が悪い…って言う声が聞こえて来そうですが)

ここまで来ると、前半のダラダラを後半でピリッと締めてくれるのか?…を期待してはいたものの。残念ながらその思いも叶わずに、映画は最後までダラダラと進み。最後には「ん?あ…?えっ?」…と。実際には「んなアホな!」あるいは、「散々煽っておいてそんだけかい!」って意見が適切かなあ?

2010年7月25日 Bunkamura ル・シネマ1

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松井の天井直撃ホームラン

3.0人物相関図が必要

2019年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 パーティに集まった10人。人物相関図がさっぱり読み取れないままストーリーは進む。アガサ・クリスティ原作の映画といえば、ほとんどが序盤に人物紹介があったりしてわかりやすいのだが、この映画に関してはそれが皆無。ピエール(ウィルソン)が浮気者だということだけはよーくわかった(笑)知ってる俳優も彼ひとりだし・・・

 このタイトルにある“アリバイ”も普通の意味のアリバイとは違うし、怪しい人物を次々と登場させる手法に苦労した跡が見える。ラストの天窓から屋根に上るアクションシーンは盛り上がるけど、展開はつまらなすぎ!

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kossy

3.5謎解きも人間関係もあと少し足りない

2013年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

難しい

総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )

 冒頭で古い車に田舎の古い邸宅が出てきたりするものだから、落ち着いた雰囲気の撮影もあって現代劇とは思えないような感覚になった。このあたりはフランス映画らしい。登場人物が多いし関係も複雑なので、どういう設定になっているのか把握するのが少々大変だった。それもあって謎解きにしても愛憎劇にしてもやや中途半端な印象を受ける。原作本を読んでいればもっと細かく理解できていたのかもしれないが、人物の背景をもっと掘り下げていたほうがのめり込めたと思える。

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Cape God
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