劇場公開日 2009年6月13日

真夏のオリオンのレビュー・感想・評価

全31件中、21~31件目を表示

4.5人格者なのよね。

2009年6月12日
鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

幸せ

倉本艦長が命の大切さを教えてくれる作品です。

それとイー77潜水艦と駆逐艦パーシバルとの戦いが
凄いです。

戦争映画なんだけど…アメリカよりでも日本よりでもない感じが良かった。

誰だって戦争なんてしたくないんだよね。

この時代の男性ってかなり魅力的だと思います。
今の男の子たちに見習ってもらいたいです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
レナカナママ

3.5現代からの視点

2009年6月11日
鑑賞方法:試写会

興奮

萌える

舞台あいさつで平岡祐太は言う『いままでとは違う、生きるために戦った戦争映画を観てほしい』『演技にも死が先にある演技ではなく、生きるための苦しみの演技を求められた』
映画はコンセプト通りの描き方に納得。舞台あいさつのよい見本。

新しい部分(2009年からの視点、楽譜、オリオン)+ 従来の部分(潜水艦VS駆逐艦、頭脳戦、手紙)。新しい部分がないと観に行く動機が希薄になり、従来の潜水艦戦争映画と同じ。現代の映像が入ってないと化粧をした北川景子の美しい姿も見られない。
しかしながら、現代でのシーンは淡白なので、想像力で補う必要あり。
米国駆逐艦船長の戦歴:米軍屈指の知将、玉木宏艦長の戦歴:海中の天才 も観る前に、記憶しておくと、日米史上最高の戦いを観戦気分、手に汗握る感激指数もアップ。
映画宣伝リーフレットを読んで行くべき。

最後に『日本よ、浮上せよ!』のメッセージに共感。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
yoshinodebo

3.5生きる為だけに許される事、絶対に許されない事。

2009年6月9日
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

興奮

この映画は戦争だというのに、清々しい。
だが、戦争を美化しないように、配慮もほどこされている。
親友の死、乗組員の死。
追い詰められた究極の局面では、
残酷にも乗組員の死体をおとりに使い、相手の目を欺く。
その際に、自分の一番大事にしていた楽譜も一緒に捨てる。
その楽譜には、
「オリオンよ、愛する人を導け、
帰り道を見失わないように。」
という、愛する人からの言葉が書かれていた。
この言葉が、いとおしい。

この映画の主人公、倉本艦長の志の高い生き方、信念にも感動を覚える。
それが、日本軍が作り出した人間魚雷に対する考え。
これは、爆弾をつんだ魚雷を人間が操縦して敵艦に突っ込んでいくという、
神風特攻隊の魚雷版である。
これを、倉本艦長は最後まで使わない。
「生きるために戦争するんだ、死ぬ為ではない」という言葉は重い。

正しい思想とともに、人間の尊厳を示してくれた、映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
カサキショー

5.0時代を超えた「オリオンよ、愛する人のために平和な地球となるよう導け!」と語り続けていく名作です!

2009年6月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 戦争物としては、意外に感動作で、試写会でも大きな拍手に包まれました。とかく海洋戦争ものは、艦隊同士の派手な戦闘を扱うものが多いのですが、本作は日本海軍の最後の防衛作戦で唯一生き残った潜水艦とその潜水艦に目をつけ、命令を無視してまで単艦で戦いを挑むアメリカ駆逐艦の1対1の攻防を描いた作品です。

 日本は5隻の潜水艦で、防衛ラインを敷いて、アメリカの補給ラインを担う燃料輸送船の襲撃を試みます。最後のしんがりを担うイ-77は、13隻もの敵艦轟沈の実績がありました。対する駆逐艦パーシバルも知将マイク艦長の指揮のもと、数々の日本海軍の潜水艦を轟沈してきた実績があり、今回の作戦でも日本海軍の防衛ラインを敷いた潜水艦隊5隻のうちすでに4隻は、沈めていたのです。
 そのうちの1隻のイ-81の有沢艦長と主人公であるイ-77倉本艦長とは、同期で親友の関係でした。倉本艦長の敵がとりたいという有沢と13隻もの僚艦を犠牲にされた潜水艦を絶対に沈めるとムキになるマイク艦長と有沢艦長が遭遇し、知力と気力の限りを尽くしたバトルを展開するのは、宿命ではなかったかと思います。
 その戦い方は、お互いの裏の裏を読みあうすごくスリリングなものでした。下手に動くと裏をかかれるので、イ-77はエンジンを切り息を潜めます。しかし、マイク艦長執念はすさまじく、イ-77がしびれを切らして浮上するところをじっと待ちます。互いギリギリの我慢比べの表情がすごく伝わってくるエピソードの数々でした。
 さらにイ-77は出撃以来魚雷を撃ち尽くして、泣いても笑ってもあと一本しかなく、艦の故障で魚雷攻撃のために一度浮上すると、二度と潜行できなくなっていました。まさに一発の勝負となる作戦は、舞の海でも驚くであろう「ネコだまし」のような想像つかない作戦。イ-77を空前絶後に追い込んだ展開は、クライマリーパニックとしても見所充分でした。

 そして、この物語の最大の魅力は、バトルだけでなく、ふたりの艦長に芽生える熱い友情にあります。互いが誇り高き軍人だけに、互いの作戦能力の高さを認め合い、尊敬すら感じていたのです。けれども戦闘しあっていた両艦の艦長の間にどんなきっかけで友情を感じさせるきっかけがあったのでしょうか。

 ヒントは、両艦の戦闘が終戦ギリギリのタイミングで行われていたこと。そして有沢艦長の妹で倉本艦長の妻となる志津子が作曲した『真夏のオリオン』という曲に添えられた志津子のメッセージがふたりを結びつける縁を作りました。

 志津子がお守りとともに倉本艦長に手渡した『真夏のオリオン』の楽譜は、数奇な運命のもとに敵艦マイク艦長のもとに渡ります。志津子のメッセージのなかで『オリオンよ、愛する人を導け』という一節は、敵味方を超えて、船乗りの心を捕らえる言葉となったのです。それは志津子の倉本に対する思いを、オリオンの輝きに託したものでした。
 マイク艦長が海上に浮上してなすすべも失ったイ-77にこの一節を信号として発信したとき、倉本艦長が胸を打たれる姿に感動しました。

 冬の星座の代名詞であるオリオン座が、真夏に海上から見えるのは夜明け前のほんのひとときだけ。真夏にオリオンを見つければ、それはこの上もない吉兆だと船乗りの間では語りつながれていたのです。
 前出のシーンの前振りとして、発進時に艦上で倉本艦長たちが見つめる真夏のオリオンが、ずっとクルーを見守っている映像も素敵でしたね。

 そして『真夏のオリオン』の楽譜は、マイク艦長の家族に受け継がれていき、マイク艦長の孫が、倉本艦長の孫に当たる倉本いずみ宛に手紙で送ったところから、冒頭のいずみが唯一のイ-77存命者・鈴木を訪ねるシーンに繋がります。

 『真夏のオリオン』の楽譜は、長い旅を経て、日本に戻ってきました。それは時代を超えて私たちを、「オリオンよ、愛する人のために平和な地球となるよう導け!」と語り続けていたような気になりました。

 玉木の最初かっこよすぎるトレンディ俳優のような出で立ちに違和感は感じました。けれども海軍ボーイとしてのスマートさと乗組員を家族の一員として、最後まで回天の玉砕出撃を許さなかったところや戦闘中でも構わず飯だぁという人間味に次第に共感していったのです。そんな艦内のエピソードの数々は、当時のイ-58号橋本艦長を取材した実話によるものなのだそうです。橋本艦長の人柄が玉木に乗り移って、観ているものの心をぐんぐん掴んでいく要因になったのだろうと思います。

 また、イ-77の艦内は、計器やパイプの一つまで細部に再現された巨大なスタジオセットによるもの。そして駆逐艦も第二次大戦中実際にアメリカ海軍活躍した保存艦でロケを行い、航行シーンでは現在でも現役で稼働している駆逐艦をメキシコ海軍の協力で撮影したものを使っています。本物でしか味わえないリアルさへのこだわりがいいですね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
流山の小地蔵

5.0ステキな映画です!!

2009年6月2日
鑑賞方法:試写会

泣ける

幸せ

戦争映画というと最初抵抗がありましたが、実際観てみると、そんな食わず嫌いが嘘のように、感動して泣いてしまいました。
女性にもぜひオススメな映画だと思います。

過酷な中での人と人とのつながりや、船員たちの温かさや、温かい表情、特に玉木宏さんの温かい笑顔に感動しました。
生きることに前向きになれる映画です。
みなさんもこの感動を映画館で味わってください。

自分でも友達を誘って何回も観に行きます。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
megu

5.0あんな表情を見た事がなかった

2009年5月31日
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

戦争を知らない玉木くんが最後に敵の艦長と対峙した時の表情が印象に残っています。戦争映画は嫌いです!玉木くんのおかげで久しぶりに見ました。終戦間近、限られた環境のなかで必死に戦った人達がいたことを再認識しました。
潜水艦のシーンでは、息苦しくなるような感じがして、爆雷を受けたときなどは身がすくみました。ポーンというソナーの音が怖かった。あの感覚は大きなスクリーンならではでしょうね。また、見に行きます。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
グラまま

5.0忘れられない映画に

2009年5月31日
鑑賞方法:試写会

泣ける

興奮

過酷な状況下、見えない敵を相手に冷静沈着に判断し「もったいないじゃないか」という言葉を何度も口にし、生きることをあきらめずに戦う倉本艦長。潜航する潜水艦の中、ともすると不安、恐怖、絶望に押しつぶされそうになる部下のモチベーションをさまざまな切り口で高め、未来を信じて率いていく艦長役を玉木宏さんが好演しています。良い考えが浮かばない時、まずは「飯を食おう」と言い、最年少水兵にハーモニカを吹かせて艦内の緊張を解き、命令口調ではない言葉づかいなのにおのずと部下が従い、全力を尽くそうとする的確な司令・・・人間味あふれ、凛とした精神を持った艦長がスクリーンの中にいました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
bombaysapphire

5.0人間の質

2009年5月27日
鑑賞方法:試写会

知的

倉本艦長の穏やかな優しさ、品格は憧れです。
人間とはこうでなくっちゃ。
戦争映画が苦手な女性にもお勧めです。
玉木宏氏はお茶目な役、ドジな役もかわいいですが、
この品格もとてもぴったりな人物です!!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ake

4.5今までの

2009年5月26日
鑑賞方法:試写会

泣ける

知的

戦争映画という常識を覆された映画。

戦時中、国のために命をかけて戦うのは
当たり前なはずなのに、
人の命の大切さ、人との絆が大事!
人間としての誇り、人間としてお互い尊重しあう
なにより「生きる」っていうことに重きをおいた映画でした。

そして今の世の中でも、
こういう倉本艦長みたいな人が上に立つ人だったら…
なんて見終わった後は、色々と考えさせられた作品でした。

後は、戦争映画が苦手な人が見ても、
そんなイヤな思いをしないで見れたので苦手な人にもオススメです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ちびナラ

5.0とにかく良いです

2009年5月26日
鑑賞方法:試写会

幸せ

戦争映画だと思って構えて観たんですが、いい方に期待を裏切られました。

見終わった後になぜか、(不謹慎かもしれませんが)爽やかな気持ちになれます。

とにかく艦長の倉本孝行(玉木宏)が素晴らしい人物なんです。こんな上司になら、死んでもついていきたいと思わせてくれます。

会社で“長”がつく役職についている方々には特に見て頂きたい作品です。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
tamapochi14

4.5これ系の映画が好き

2009年5月13日
鑑賞方法:試写会

悲しい

戦争映画なので、言い方は不謹慎かもしれませんが、潜水艦ものって好きです。
ローレライとか、出口のない海とか。

回天とか、考えさせられるテーマもありますが、真夏のオリオンは、少しロマンチックな感じで、生きてることの奇跡を教えてくれます。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ぷらねっと