イーグル・アイ

劇場公開日:

イーグル・アイ

解説

スティーブン・スピルバーグ製作総指揮の下、「ディスタービア」の主演シャイア・ラブーフ&D・J・カルーソ監督が再タッグを組んだサスペンス・アクション大作。コピーショップで働く青年ジェリーと法律事務所に勤めるレイチェルの元に、謎の女アリアから突然電話が入る。次々と下される指令に訳もわからず従うハメになったジェリーとレイチェルは、やがて引き合わされ行動を共にするように。そんな彼らをFBIが執拗に追い……。

2008年製作/118分/アメリカ
原題:Eagle Eye
配給:角川映画、角川エンタテインメント
劇場公開日:2008年10月18日

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映画レビュー

3.5さすがスピルバーグ

2024年2月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

なかなか惹き付ける作品でした。
もう一度見たいかと言われると、ちょっと。

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ドン

5.0ハラハラドキドキ

2023年2月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

カーアクションシーンと監視カメラの追跡の連続で、疲れました。
一見あれ!

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jiemom

3.0謎の女の電話に振り回される

2022年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

国防省の人工知能が反乱を企てる。というお話です。
AIの暴走というありがちなネタですが、こういうの好きですよ(*´艸`*)

■お騒がせ俳優『シャイア・ラブーフ』主演
彼を見て一番に思い出すのが【トランスフォーマー】。
あの若手時代の輝いていた頃のシャイアさん主演作品。
突然大掛かりな陰謀に巻き込まれるコピー屋の店員ジェリーを演じています。
彼も今や35歳のパパですからね。そろそろ落ち着いて味のある演技を魅せてほしいですよね。

■謎の女に支持されていたのは彼だけではなかった!
主に男女2人が突如謎の女の指示を受け、強制的に行動を共にするのですが
他にも支持されている人がいて・・ぁぁーAIの仕業だったのか知ってから面白さが増しました。
ストーリーはテンポも良くそれなりに迫力のあるシーンもあり楽しめます。

■これ観たアメリカの国民は不安にならないだろうか?
あなたのプライバシーだだ洩れですよって言ってるようなもんですww
実際に政府はあなたのPCやらスマホで情報を抜き取っています。
興味がある方は合わせて【スノーデン】も観て頂きたい。

■恋愛要素は要らなかった気がするw
最後はお決まりのキス。吊り橋効果で惹かれあってしまったのか? 別にいらんw
終わりがあっさりしてますが、ハッピーエンドで良かったんじゃないかな(;^ω^)

ストーリーとか、まぁまぁ嫌いじゃないし、アクション凄いけど
全体的に薄暗いわ、カメラワークは酷くて見にくいなぁ
・・と残念なところもあり★3.0にしますw

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Leo★/R

2.5壊しすぎ

2022年7月31日
PCから投稿

youtube上にあったEBPMをテーマにした講演会で成田悠輔氏がこの映画をあげて「EBPMそのものを描いている」と述べていた。

EBPMを、ネットで検索すると、
『EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング。 証拠に基づく政策立案)とは、政策の企画をその場限りのエピソードに頼るのではなく、政策目的を明確化したうえで合理的根拠(エビデンス)に基づくものとすることです。』
(内閣府のページより)
──となっている。

わかりやすく言うと「データにもとづいて企画する」という意味。(だと思う。)
国家の政策立案に使われる言葉だが、おそらく、なんにでも応用できる。(無教養なので誤解があるかもしれません。)

企業のキャンペーンに使える。サイト運営に使える。勤怠シフト作成に使える。店舗の品揃えに使える。栄養士のレシピづくりにも、旅行計画にも、スポーツやゲームの戦略にも、犯罪防止や抑止にも、都市計画にも、テーマパークの導線にも・・・。なんでもつかえる。

まだ解りにくいなら、EBPMの対義語「経験や勘」と比較すると解像度があがる。
すなわち今まで経験や勘によって立案されていたことをデータにもとづいて立案する──それがEBPMである。

たとえば銀座かどこかの一等地に老舗の寿司屋があり、そこで年期のはいった職人が、寿司をにぎっている。そんな「経験と勘」にさえEBPMは対抗できる。
手の温度、すくったしゃりの量、にぎる力加減と回数、ひねりの角度・・・。寿司をにぎるデータを集計しそれにもとづいてひと月も訓練すれば高校生でもウン十年の職人と同等の技術を身につけられるだろう。
すなわちEBPMが言いたいのは曖昧な価値観は不要──ということでもある。

となるともはや言うまでもないがEBPMは経験と勘でつくられる日本映画の対極にある。そう、EBPMは映画製作にも使える。

河瀬直美の撮影時のエピソードに「なんとなく気分で撮り直す」というのがある。河瀬直美ならずとも、芸術家をきどる映画監督は、とくに根拠なしに撮り直しをしても、理由や動機を弁解するひつようがない。日本映画には“天才”や“鬼才”による曖昧な感覚がはびこっている。

「あ~いまのとこ、もうすこしぐっという感じにできないかなあ」
「ぐっという感じですか、はいわかりました」
「う~んいいけどね、もうすこしばっという感じもほしいなあ」
「ぐっという感じで、ばっという感じも、ですね、はいわかりました」
「う~んいいけどね、ばっとなったときに、がっという感じもほしいかな」
「ぐっとしてばっとなってがっとするんですね、はいわかりました」
・・・
──てな感じ。日本映画の撮影現場はEBPMの極北であろう。(憶測です。)

成田氏の講演はEBPMの実践にはデジタル化が前提になると述べ、さらに敷衍していくのだが、理屈を援用すると、犯罪予見するマイノリティ・リポート(2002)も、球団をデータ至上主義であやつるマネーボール(2011)もEBPMを描いた映画と言える。他にもEBPMなロジックをもった映画は多数みつかるだろう。

──

スピルバーグのDreamWorksが手がけた近未来サスペンス映画。がんらい諜報活動(テロ行為を突き止める)の目的で開発されたAIが暴走する話。

大味と壊しすぎで醒める。

映画の逃走シーンのあるあるだが、追われている者が、路上の構造物を倒して、進路妨害することが、よくある。ごみ箱とか看板とか自転車とか・・・。とくに途上国の雑踏で、屋台の商品を道にぶちまけるような描写は多い。
その際、破壊されたり倒されたりぶつかったりしたモノやひとは、ほとんど秒も映されずに進行していくが、じぶんはけっこう「おいおい」と思うタイプ。
周囲を巻き込んで壊したり倒したりしながら逃げる──の描写は、その映画中使用頻度に反して、かなり悪手だと個人的には思っている。

この映画イーグルアイは逃走中の傍若無人ぶりがきわだってひどかった。およそ主人公が走り去った後には、ぺんぺん草も生えない──ほどな破壊ぶりだった。アリア(AI)の暴走より、逃亡中の混乱のほうがよっぽど深刻である。

また、ざっくりした展開と揺れすぎのカメラ、プロダクトの大きさにも増して空隙のほうが大きかったと思う。

ところで、人工知能が発達した未来の設定でかならず反義語に立脚するのがヒューマニズムである。
本作の主人公ジェリー(シャイア・ラブーフ)には双子の兄がいる。兄はエリートだが、ジェリーはしがないアルバイトをやっている。ジェリーにはコンプレックスがあり父からも疎外されている。
AIから見たばあいも、兄弟は優秀な兄と劣等な弟として数値/データ化されており、映画は劣等生のジェリーが奮闘して国家の危機を救うという構造をしている。
つまり数値/データでは人をはかることはできない──とヒューマニズムを重んじる結論へ、この映画も帰結する。

じぶんはこのてのヒューマニズムに懐疑的だ。
どうでもいい余談として話すのだが、幼少期に劣等とレッテルされ、その枠組みで生きることは、もしかしたら幸せなのかもしれない──と大人になって思うことがある。

能力の低い人間は、そのことを自分も他人も、はやい段階でわかったほうがいい。それは他人に対してもさることながら、なにより自分にとって幸福にちがいない。とりわけ今のように情報過多な時代、無根拠なままじぶんの可能性を信じていると、ずるずると無駄な時間が費やされるだけだ。
能力が低いわたしは、もっとずっとはやい段階で、それ(じぶんの限界のようなこと)を知りたかったと、50をすぎた今つくづく思っている。

ちなみにこれは偶然、成田悠輔氏が言う「幸福なデータ奴隷」とおなじ論だが、わたしのはコンプレックスの産物にすぎない。

『データやエビデンスを活用することによって自己の存在理由や目的を発見し、最適化された行動を取ることで、人々は日常の小さな判断から解放され、真の幸福が訪れるという「幸福なデータ奴隷」論を提唱している。』
(ウィキペディア、成田悠輔より)

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津次郎
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