告発のとき

劇場公開日:

告発のとき

解説

「クラッシュ」(05)のポール・ハギス監督・脚本によるサスペンスドラマ。イラクの最前線からアメリカに帰還したマイクは、その帰国直後に軍隊から脱走し、行方をくらます。マイクの父親の退役軍人ハンク(ジョーンズ)は、地元警察の女性捜査官(セロン)とともに息子の捜索を始めるが、真実を追い求めるにつれて、父親の知らない息子の素顔が明らかになっていく……。出演はトミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドンら。

2007年製作/121分/アメリカ
原題:In the Valley of Elah
配給:ムービーアイ
劇場公開日:2008年6月28日

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(C)2006 Elah Finance V.O.F.

映画レビュー

3.0真に告発されるべき罪としての「戦争」

2023年6月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

兵士の安全を守るためには、移動中にはハンビーを停めないことが絶対条件だったのかも知れません。
しかし、結局は、不意に道路に飛び出してきた子供がいても、ハンビーを停めてはならないという「不条理」が、マイクの心をねじ曲げてしまったことはには、疑いがないと思います。評論子は。
負傷した捕虜(敵兵)の傷に指を入れて抉(えぐ)るという虐待的な行為を平気でするようになり、ドク(ドクター=医者)というニックネームをもらうようになったり。

そういう心の傷は、マイクを殺害した、かつての戦友も同じことだったのでしょう。
よほどの怨恨関係でもない限り、42箇所…骨に残った傷痕から推測しても42箇所以上も刺して殺害というのも、平常な精神状態であったとは、言えないだろうと思います。

帰還兵は、そういう心の傷を、麻薬や、ストリップ・バーに出入りしたりすることでしか慰めることができない…。

「名作」といわれた『デイア・ハンター』でも、同じような背景が描かれていたと思います(同じく銃器を使うといっても、片方は健全なスポーツ・娯楽としての使用であり、もう片方は、まるで狂気としての使用である、その対照と矛盾)。

そういう「戦争」というものは、紛争解決の手段としても、もはや告発されるべき時期に達しているというのが製作意図だったのではないでしょうか。本作の。

主演のトミー・リー・ジョーンズの濃厚な演技とも相俟って、充分な佳作であったと思います。評論子は。

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talkie

3.0救いようがない

2023年6月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

退役軍人の父
母は父に従う
長男は戦士
次男は狂気→同じような狂気の仲間に殺される。

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ho

3.0改めて、シャーリーズ・セロンはいい女優だと思った

2021年2月28日
PCから投稿

「国旗を逆さまに掲揚するとそれは救難信号になる」らしい。
この映画の中ではつまり、「アメリカはもうどうにもならん、助けてくれ」ってことなんだろうね。

息子を信じた父に突きつけられた現実。
国を信じた国民に突きつけられた現実。
戦争に子供を奪われた母の現実。

戦争すべてが悪いことだと思うけど、何のために闘ってるのかわからない戦争が一番最悪。
悲しみが澱のように、厚く沈んでいる映画でした。

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UNEmi

3.0タイトルなし

2020年11月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI