崖の上のポニョのレビュー・感想・評価
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心動かされる手描き作画、無軌道なのに目が離せないピーキーな物語
個人的に宮崎駿監督作品のなかでもっとも好きな作品です。シンプルな線のキャラクターを手描きの作画にこだわって描くことで心動かされるシーンがたくさんあって、宗介とリサが乗る車に向かってポニョが海の向こうから駆けてくるシーンなど、見るたびなぜかウルッとしてしまいます。
「もののけ姫」以降、顕著になった一般的なストーリーテリングにしばられない無軌道にすら見える物語展開も極まっていて、ポニョと宗介のシンプルなボーイ・ミーツ・ガールの裏にはドロドロとしたダークファンタジーの要素も色濃くあるように感じます。
中毒性のある主題歌が強烈なインパクト残す
宮崎駿監督が「ハウルの動く城」以来4年ぶりに手掛けた新作。
海辺の町で暮らす宗介は、クラゲに乗って家出した魚の子ども・ポニョに出会う。すぐに仲良くなる彼らだったが、ポニョはかつて人間だった父・フジモトによって海に連れ戻されてしまう。ポニョは父の魔法を盗み、再び宗介のもとを目指す……。
アンデルセン童話「人魚姫」をモチーフに、人間になりたい魚と少年の交流を描いたファンタジーだが、「ポーニョポニョポニョ~」の主題歌が強烈なインパクトを残し、劇場を出ていた観客が一様に口ずさむさまは圧巻ですらあった(笑)
今作は絵と声が魅力。 ストーリーは怖いけど、コミカルに描いているの...
今作は絵と声が魅力。
ストーリーは怖いけど、コミカルに描いているので老若男女あたたかい氣持ちで視聴ができる。
主人公の男の子が母親を呼び捨てにする理由を考えると面白い。終盤、その母と海の女神との密約のようなシーンも詳細は明かされておらず、考察の余地がある。
続編がありそうな終わり方も氣になる。
つまらん!お前の言うことはつまらん!
全然駄目。苦手。つまらん。子供騙し。
あまりにも内容がない。映像が綺麗なだけで、メッセージ性も何もない。
かわいいと思われようと作られたシーンが多すぎ。わざとらしくて寒い。
魔女の宅急便くらいまでは良かったが、
以降は子供や低俗人種が対象になっている気がする。
よかった
何回目の視聴かはわからない
•あのおもちゃの船のデザインが結構好き!
•久しぶりに見て思ったけどポニョの父結構恐ろしい計画してたんだ!
•ラーメン美味しそう!その前の飲み物も!
自分、へそ曲がりなもので
テレビ放映されてから見たのだった。
だいぶ子供向けに振ったなあ、という印象。ポニョをかわいいとはすんなり思えなくて。なんかもういいかなあって。私には必要ない映画かなあって。波などの映像表現は見てて楽しかったけど。
公開当初観た時は内容はあまり理解できなかった気がした。 けど可愛い...
公開当初観た時は内容はあまり理解できなかった気がした。
けど可愛いので子供は好きかなって感じ。
これまでの宮崎駿にはない感じの作画で、映像は新鮮だった。
始めは理解できなかった内容も回数を重ねると、一途に宗介を想うポニョとポニョと一生懸命守ろうと頑張る宗介は微笑ましく、温かい気持ちになります。
ジブリファンのみなさん、ゴメンナサイ
初めての鑑賞
人間になりたい半魚人と
人間の男の子の物語
ストーリーは理解してるが
なにか・・・面白いと思わなかった
宮崎監督のメッセージも伝わってこなかった
それよりも
親の名前を呼び捨て
(母親が子供の前で父親を呼び捨てにしてるところを見ると、そういう教育方針なのだろう)
言葉遣いが乱暴
わがまま、自己主張が強い
こういうところが気になって仕方なかった
自分のような、汚いものをたくさん見てきた老人には伝わらない、何かがあるのだろう
大人が見ると謎が多いかも
話としては人魚姫モチーフなのですが、
一回見るだけでは理解できない設定が多々あります。
なので、気になりだすと止まりませんが、設定を一切気にしない、子供であれば楽しく幸せなお話と思えると思います。
多分本当は、ポニョ父の背景や、ポニョに対する気持ちの変化をもう少し丁寧な説明書があると大人も納得するでしょう。笑
?は、たくさん出ます。
ただ、作画がとても美しいですし、これだけ謎があっても上手くまとめ、観た後は「まぁ面白かったな!」と思わせるジブリはさすがだと思います。
人生の決断
宗介くん、たった5才なのに、何というたくましさ。認知、判断、行動の流れが素晴らしい。将来、どれだけ爽やか好青年になるかと想像すると、とっても楽しみ。たぶんアシタカみたいになるんでしょーね。ずっとポニョを守ろうとがんばってたのに、唯一、母が恋しいあまり泣いちゃった時だけ、普通の5歳児だった。逆に安心したよ。
けっこう厳しいレビューが多いけど、私はこの作品好きだけどなぁ。海の表情とか、ポニョの妹達とか、古代魚とか、ユニークでおもしろい。色彩もきれい。何より、幼い子供が全力でお互いを思いやる、その純粋さがまぶしい。さんざん手を変え品を変え、ボーイミーツガールをやってきて、最終的に幼児。それでええじゃないか。
日テレ金曜ロードショーにて。
この主題歌を歌ってる芦田愛菜ちゃんはあの頃が一番可愛かったな〜 ま...
この主題歌を歌ってる芦田愛菜ちゃんはあの頃が一番可愛かったな〜
まなちゃんだけ売れて両サイドのおじさん消えちゃったのが寂しい
内容はポニョポニョ
ポニョの成長物語
田舎の山の土地柄か車がミッション車。アニメーターのこだわりか。
時代背景も昔っぽくなく、ノートパソコンはあるが
ケータイは出てこない。ラジオ、アマチュア無線等
情報収集のツールがこの土地柄を表す。
ところどころにあるそうすけやポニョの
間が何を意識しているのか気になる。
そうすけが5歳ながら大人びている。
しめたとか。親を名前呼びしているのが
血の繋がっていない養子かと思ったが
そうではなく、それがあの世界では普通の価値観。
水の表現や色彩の豊かさが秀でている。
試練がそうすけが魚であるポニョを受け入れること
とあるが半魚人のときも人間のときも
ポニョをポニョとして受け入れていたので
それほどハラハラする流れではなかった。
嵐の中、リサとそうすけの前に現れたポニョを
見てすぐにポニョとわかったのだから。
どちらかというとリサの方がポニョを
受け入れられるかという話に持って行った方が
よかったような。
目まぐるしく動きまくるアリエッティって感じ
ポニョ、何度見てもかわいいなぁ〜!
ストーリーは、ジブリ版の人魚姫なんだね。
海の中で魚が泳いでいるシーン、ポニョが波の上を走るシーン…ジブリならではの壮大なアニメーション。見惚れますね!
ジブリ飯ーインスタントラーメンが食べたくなったわ!ハムと卵を乗っけてね!
崖の上のポニョ
最初宗介がポニョを見た時、「金魚だ」と言っていますが、あれは新種の人面魚ですね。自然で生きている生き物は拾って飼ったらいけませんね。海に返してやらなければいけません。それとカルキが入っている水道水でも生きられるというのが凄いですね。
ポニョの父フジモトは父親失格ですね。妹達と一緒にすれば妹達が水の膜の牢屋を壊し助けるのは分かりきった事です。そのせいで宗介の所に行くのに津波を起こし関係のない人たちを巻き込んでしまった。これはいけませんね。
宗介の家に入り込み、ご飯を食べる机に足を置くという、躾がなっていませんね。私だったら小突きますね。で、ハムが好きとは贅沢ですね。
宗介も津波でいろんな人を巻き込んだポニョを責めないといけません。引っ叩かないとダメでしょう。
それと年齢設定が低すぎます。5歳でこういうことが出来るはずがありません。せめて10歳ぐらいが良いのではと思います。
5歳の子が水没するという言葉を使うのも不自然です。
ここで重要なことは、トンネルに入るまでにポニョは魔法を使い切り、眠たくなってしまうということですね。そうしないとポニョはトンネルを嫌がり宗介が引っ張っても行かないと思いますので、魔法を全部赤ちゃんに使うことで眠たくなり力も出せませんので宗介の言う通りにトンネルに入って行くということでしょうか。試練に立ち向かって行く為にはポニョが眠たいのが好都合かもしれません。
いろいろな解説にもありますが、赤ちゃんに魔法使う事で初めて他人の為に魔法を使ったと思います。今までは自分のわがままだけで魔法を使っていましたので。
最後になりますが、ポニョの父のフジモトは決して悪者ではないと感じますね。
フジモトこそ地球を守っている人だと思いますね。
ポニョを外から出さない様に、外に出すと魔法で地球が破滅するかもしれないので、何とか隔離しようとしたのではと感じました。
ポニョポニョのプニョプニョがウジャウジャ!モヤモヤしてクルクルしてポニャポニャになりました🧠👼
人面魚のポニョと、5歳の少年である宗介との出会いにより引き起こされる大騒動を描いたファンタジー…というかホラー・アニメ。
監督/原作/脚本を担当したのは『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』で知られるアニメ界のレジェンド、宮崎駿。
ポニョの母親、グランマンマーレの声を演じたのは『世界の中心で、愛をさけぶ』『ザ・マジックアワー』の元タカラジェンヌ、天海祐希。
第32回 日本アカデミー賞において、最優秀アニメーション作品賞を受賞!
……………………?
なんやこれ一体?
恐ろしい手間暇をかけた、巨匠渾身のポルノ映画。
幼女や幼児、果ては老婆の顔面にまで液体を吹きかける、フェティシズムの塊。
そして、海から破滅を呼び寄せる押しかけ女房が襲来すると言うホラー映画。怖えーよ…😰
異常なまでの幼児愛と老婆愛がメーターをぶち破って噴出した、フェティシズムのカンブリア爆発💥
『千と千尋の神隠し』から顕著になった、物語の整合性を無視する、というか放棄する作劇方法はこの『ポニョ』で頂点に達した。
世界広しといえども、ここまで製作費を費やし、そして広く大衆に受け入れられたコンテンポラリー・アートは存在しないだろうし、今後も存在しないだろう。
作画的には見所はある。というか、見所しかない。徹底的に手書きに拘った作画は狂気性すら帯びている。
総作画枚数17万枚以上…。頭おかしいのと違うか?
レジェンドアニメーター、田中敦子さんが手がけたというクラゲがぷかぷかする海中シーン、ここ1カットで1600枚描いているらしい。怖えーよ…😰
これまでの宮崎作品に用いられてきた、まるで実在しているかのようなリアリティのある美術を今回は封印。
宮崎駿が姉と慕う絵本作家のレジェンド、中川李枝子さんの作品のような、ほんわかした世界観が描き出されている。
『崖の上のいやいやえん』というタイトル案も出ていたらしいし、完全に中川李枝子リスペクトの作品なのは間違い無い。
作品の舞台となる保育園「ひまわり園」と、それに隣接している老人ホーム「ひまわりの園」。
生の象徴たる幼児と死の象徴たる老人が隣合わせに存在しているという建築物は、そのまま本作のテーマを表しているようで意味深であるが、「虫眼とアニ眼」という宮崎駿×養老孟司の対談本に宮崎駿の理想とする街のイラストが載っている。
そこには「町のいちばんいい所に子供達のための保育園を!」「保育園と地つづきでホスピスを!」とある。「オレこういうとこで死にたい」とも記述されており、本作の舞台はまんま宮崎駿の願望がダダ漏れになった結果の産物であることがわかる。深い仕掛けとかは多分無い。
ちなみに、本当はもっと保育園が舞台になるはずだったが、制作の途中で本物の保育園をスタジオの隣に作っちゃったから、映画中で描くことへの興味を失ってしまったらしい。だから前半でしか「ひまわり園」は登場しないわけです。この辺りのエピソードからも、いかに本作が無茶苦茶な作られ方をしているかがわかる。
ポニョの本名がブリュンヒルデ、つまり戦死者を天界へと導く半神ヴァルキュリア、であることからもわかるように、本作が「死」の物語であることは明白。
新たなる生命の誕生には旧来の生命の死が必要不可欠であるという、『風の谷のナウシカ』の原作に顕著な宮崎駿的哲学が全開。
『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』を観た人なら、やっていること一緒やんけ!と思うだろう。
まぁ実際一緒なんだけど、単純に子供を楽しませるためのギミックであった洪水を、本作では滅びと誕生のメタファーとして描いている所は興味深い。
あれだけの洪水であれば、当然死者が沢山出ている筈だが、住民はみんな呑気にしている。
これを『パンダコパンダ』的な牧歌性の表れとみるには、本作で描かれている世界は不穏すぎる。
現世が生と死の入り混じった世界へと変貌してしまったからこそ、死という概念が存在しない牧歌的な世界が舞台であるように見えるという、暗喩的な構造を持っているのが『ポニョ』という映画内世界なのだと思う。
で、説明が無いのに何故か印象的なトンネル・シーン。このトンネルを抜けた先は明確な「死」の世界。
だからポニョはトンネルを抜けるのを怖がったわけだが、このトンネルを抜けて神であるグランマンマーレから認められることにより、生と死のカオスとなった世界を元通りに修復する、というのが『ポニョ』の物語。
こう書くと壮大な神話が展開しているのだが、そういうことを全く説明していないんだよ〜😅
もうこれは普通の物語を描くことに飽きてしまった老人の暴走に他ならないわけで、おいおい大丈夫かよジブリ、しっかりしてくれ。と公開当時に『ポニョ』を観たファンは思ったことだろう。
次回作『風立ちぬ』でも相変わらず暴走している宮崎駿翁だが、ポニョ的な全ての説明を放棄してアヘアヘする、という方向ではなくなったのは素直に嬉しい。
我々宮崎駿ファンは新作『君たちはどう生きるか(仮)』の公開を首を長くして待っているわけだが、散々待ってまた『ポニョ』みたいな映画を観させられたら…最悪だな😅
何気に嬉しかったのはエンドロール。
役職を無視して五十音順にスタッフを並べるという独特なスタッフロールだが、その中に千尋の声優だった柊瑠美さんの名前が。赤ちゃん抱いていたお母さん役ですね。
スタッフの名前の横にそれぞれイラストが描かれているのだが、柊さんの名前の横には千尋とカオナシが描かれている。
こういう何気ないファンサービスって素敵よね。
※ジブリ作品の北米版声優は異常なまでに豪華。本作もご多分に漏れない。
グランマンマーレをケイト・ブランシェット、宗介の父耕一をマット・デイモン、魔法使いフジモトをリーアム・ニーソン。
ハリウッド第一級のスターに、こんなわけわからない作品の吹き替えをさせてしまって、なんとなく忍びない気持ちになってしまう…😅
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