勇者たちの戦場

劇場公開日:

解説

「五線譜のラブレター/DE-LOVELY」のアーウィン・ウィンクラー監督が、イラク戦争から帰還したアメリカ人兵士たちの苦悩を描いた戦争ドラマ。イラクで人道的任務に就いていた兵士たちが、帰国直前に反米勢力による襲撃を受けた。熾烈な戦いの末に1人が死亡し1人が重傷、残る面々も心に大きな傷を負う。その傷は故郷へ帰っても癒えることはなく……。出演はサミュエル・L・ジャクソン、「ステルス」のジェシカ・ビールほか。

2006年製作/107分/アメリカ
原題:Home of the Brave
配給:日活
劇場公開日:2008年1月5日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第64回 ゴールデングローブ賞(2007年)

ノミネート

最優秀主題歌賞
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(C)2006 HOME OF THE BRAVE PRODUCTIONS, INC.

映画レビュー

3.0エピソードが紋切型過ぎ

2021年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

2008年公開か。そのころに観てたら印象違ったかもしれない。個人的にこのテーマ(帰還兵のPTSDと後遺症)を扱った作品の中では高い評価とはならないかな。
これはイラクだけどベトナム戦争やアフガニスタンでも常に描かれてきたテーマ。

エピソードが紋切型過ぎて心に迫ってくるものがない。ただこれは先で言ったように後回しで見てしまっているからかもしれないが。

とくに、先生になる女性と50セントの帰国後エピソードはスベっている。医者と再度戦場に行く若者中心で内面を深堀とかでよさそうな気がする。このテーマでオムニバスにされてもね。。

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okaoka0820

4.0将来、日本でも

2020年1月10日
Androidアプリから投稿

アメリカので起きている事が四半世紀後に、日本でも起きると考えると恐ろしさを感じる映画!

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D51-1116

3.5勇者たちの戦場

2018年2月15日
iPhoneアプリから投稿

毎日20人の退役軍人がPTSDで自死しているのがアメリカ現状である。
えっ?と驚くか、知らなかったことにするかは自由だが、これはPKO活動や集団的自衛権の行使を宣言した日本のことでもある。

イラクから帰還した米兵達が周囲に馴染もうとしながらもどうしょうもない違和感に苛まされる恐怖体験。やり場のない思いを暴力に求め、あるいはアルコールや薬物にすがり犯罪に走る。人を殺した瞬間や仲間が殺された瞬間は、これからも見続けなければならない悪夢として襲いかかる。

政治家は若者を戦場に行かせるが若者はこれを断れない。
人は戦場に行ってはならない。戦争に勝者は居ないと改めて認識させられる深い映画だ。

監督:アーウィン・ウ

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ezu

4.5戦争の現実をとても丁寧に描いている。戦争の現実と一言で言ってもそこ...

2017年5月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

戦争の現実をとても丁寧に描いている。戦争の現実と一言で言ってもそこには様々な現実がある。現場で戦う兵士の現実。戦場を生き残り本国に帰還したものの生きるのをやめた者の現実。生き直そうとしたものの現実。

内戦状態のイラクを解放するという大義と、石油利権のための占領という欺瞞。政治的思惑は別にして、現場の兵士の思いと、戦争に反対する反戦主義者の思いは、どちらかが間違っているという話ではない。だからこそその衝突が見ていてつらい。

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supersilent
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