「まずは自己紹介からね!」ジャスティス・リーグ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
まずは自己紹介からね!
DCエクステンデッド・ユニバース第5作。
"マン・オブ・スティール" 三部作第3部。
Blu-rayで鑑賞(吹替)。
原作コミックは未読です。
とてつもない情報量を、よくぞ2時間の映画にまとめ上げたなと、めちゃくちゃ感心させられました。
ザック・スナイダー監督から交代したジョス・ウェドン監督の手腕の賜物、と云うことでしょうか?
殆ど撮り直したそうなので、当初の構想とはかなり違っているとのことですが、詳細はよく分かりません。
それはさておき、アクアマン、フラッシュ、サイボーグの3人が本作で本格的に登場。つまり、彼らの紹介をしないと話が始まりません。多少は不充分なところがあるなぁ、とは思いましたが、概ねな部分ではちゃんと自己紹介出来ていたのではないかな、と…。細かい部分は、後に控えているであろうそれぞれの単独作で描かれるのでしょうか…?
個性的過ぎるヒーローの集まりがどうやってひとつにまとまっていくのか…?―ぶつかり合いながらも、お互いを理解していく展開は、観応えがありました。
それにしても、スーパーマン強過ぎじゃない?(笑)。
存在自体が神格化されていたし(死んだ者が生き返れば、それはもはや神だろ…)、彼がいれば「他のメンバーいらないのでは?」と云う想いが過ったのが残念でした。
全体的に広く浅く、上手にまとめ上げているとは言え、やはり2時間は短過ぎるのでは…。もっと欲しいなぁ、と…。正直物足りませんでした。せめて150分ぐらいあれば、キャラについてもっと掘り下げられたところもあったでしょうし、バトルシーンもふんだんに描けたのではないかなと思いました。
ですが、喜ばしい変化も。これまでのDCEU作品のようなダークな雰囲気は微塵も無く、MCUのような陽気な作風になりました。ジョス・ウェドン監督が関わったことが大いに影響したのかもしれませんねぇ…。やっぱり、ヒーロー映画は暗いより明るい方が楽しいなと感じました。
[余談]
ファンの間では、スナイダー・カットが存在していると専らの噂ですが、ワーナーは否定しているので真相や如何に…?
そちらのバージョンは、これまでのようにダークでシリアスな世界観且つ、3時間超えの上映時間になるとのこと…
「スーパーマンⅡ」の「冒険編」と「リチャード・ドナーCUT版」の違いぐらいの騒ぎになりそうですねぇ…
もしあるのなら、めちゃくちゃ観たい!
※修正(2022/06/21)